カテゴリ:マンガあれこれ( 54 )

パーマンはなぜパーマンなのか?

 最近、うちのお客様で藤子不二雄にはまっている子どもさん(っていっても思春期まっただ中)がいらっしゃるので、同じようにマンガ棚に並んでいた「パーマン VOL.6」を引っぱり出して読んでみると、作中にパソコンが出てくるではないか!えー?

  うーん、パーマンは子どもの頃熱中して読んでいたわけで、その当時パソコンなんて無かったよなー?ていうことはこれって最近の作?と、奥付を見ると、昭和59年。ああ、この頃ならパソコンはあるな・・・。でもパーマンって60年代後半から70年代初めじゃなかったっけ?

 というわけで調べてみると、なんだ、パーマンって80年代にもう一度連載されてたんだね。というわけで旧作と新作があるわけだ。で、旧作のつもりで新作読んでたわけですな。

 なんか変なところは他にもあって、スーパーマンはバードマンになってたり。なんだバードマンって?というわけでやっぱ著作権の関係でスーパーマンはダメだってことみたい。ああ、スーパーマンていうのは、パーマンの隊長みたいな人(いつもは出てこないけど)。

 子どもの頃はパーマンのメットが欲しくて自分で作ったっけ。教材の地球儀をぶっ壊して半割りの球に目玉と耳つけて。風呂敷でマントにして、でも飛べなかったなー(笑)。

 副店長になんでパーマンはパーマンっていうか知ってる?って聞くと知らないと言うので、スーパーマンになりきれないからスーが無くてパーマンなんだって言ったら、ええっ!って大袈裟に驚きはしてもあんまり興味なさそうだったな(笑)。

 それでもパーマンはオバQ共々名作。おすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日の気になる一冊は、「Snow White」Gerhard Richter。WAKO WORKS OF ART。ドイツのアーティスト、ゲルハルト・リヒターのちいさな画集。リヒターの絵は大好き。絵っていってもフラットな絵の具って感じだけど(笑)。リヒターのでっかい絵が欲しいなー。もちろん買える金額じゃないけどね(笑)。

 今日流れているのも、ブライアン・イーノです。
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by yoshizo1961 | 2018-05-05 15:21 | マンガあれこれ | Comments(0)

りぼん・りぼん・りぼん

 まどそら堂のイチオシアイテムのひとつといえば、雑誌の「りぼん」。80年代中心ですが、70年代のものもあります。

 基本的にオトメチックの陸奥A子さん、田渕由美子さん、太刀掛秀子さんの作品が掲載されている号をストックしていますが、大御所お三方の掲載号の在庫も少なくなりつつあり、店頭には80年代中頃の号を中心に置いています。

 80年代中頃といえば、池野恋さんの「ときめきトゥナイト」とか、柊あおいさんの「星の瞳のシルエット」、水沢めぐみさんの「ポニーテール白書」、岡田あーみんさんの「お父さんは心配症」などが掲載されてますねー。他には樹原ちさとさんとか本田恵子さん、高橋由佳利さん、高田エミさん、浦川まさるさんなど。ギャグ系では赤座ひではるさんに、ところはつえさん、沢田とろさんなど。

 この時代にりぼんをむさぼり読んでいた世代だったら、上記の漫画家さんたちの作品が懐かしいでしょうねー。あたりまえか(笑)。

 1冊のページ数も400~500くらいでボリュームありますな。広告も日ペンの美子ちゃんとかいつもあって。裏表紙の広告はたいがいアクセサリーの通販だったりして、購入の申し込みが郵便はがき!今の若い世代には理解しがたいですかね(笑)。 お約束の付録も、この当時のものならヴィンテージものですし。当時の本を附録といっしょにそのまま保管してたらなーといつも思います。

 雑誌は、ま、ふつう廃品回収にまわってしまうので、こうして残っていることが、大袈裟に言えば奇跡でもあるわけで、そんななかでも今でも「りぼん」は輝いておりますよー。

 今日の国分寺は曇り。先ほどまで雨、その前に雪。本日は雪の日特典としてお買い上げのお客様にキョロちゃん人形プレゼント中。

 今日流れているのは、ピアノの曲です。
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by yoshizo1961 | 2018-02-02 15:00 | マンガあれこれ | Comments(2)

「鉄腕アトム」コンプリート

 最近AI流行りですな。

 あと何十年かしたら、世の中はAIのロボットとか当たり前になっているのでしょうか。ロボットといえば鉄腕アトム。お店にはサンコミックス版の「鉄腕アトム」21巻+別巻の22巻揃いが入荷しております。ききめになっている別巻もちゃんとありますので、アトムファンの方、いかがでしょうか。
 
 最近はそうでもないけど、アトムって周期的に話題になりますよね。時流に絡みやすいのでしょうかね。ていうか未来ってAIバリバリだと思うけど、アトムってAI特有の諸問題をクリアしているように見えます。人間並みの思考ができるAIは体が鋼鉄でも、人間といえるんじゃないか?とも思えたりします。

 子どもの頃はそんなにアトムに夢中ってわけでもなかったのは、あまりにも有名で手塚マンガの代表過ぎて、半官びいきな気分がいまいち熱中しなかった原因かなと。AI搭載だったのかよくわからないけど、ジャイアントロボみたいに命令してればその通りに動くほうが機械機械していてわかりやすかったんだけど、最後に命令に背いて、自分の意志で太陽に向かって飛んで行ったロボはやっぱAI入っていた人間だったんでしょうか。泣きそうな話だったけど、あの場面の為だけにずっとただの機械のフリをしていたのでしょうか。

 ブレードランナーみたいに区別がつかないレプリカントみたいなのが多くなっていつか100%生身の人間はいなくなるかも。しかもそんなに遠い話しじゃないかもね。そんなわけで、「鉄腕アトム」サンコミックス版、コンプリートしてます。

 今日の国分寺は雨。冷たい雨です・・・

 今日流れているのは、サキソフォンの曲ですが、夕方からハードロックを・・・
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by yoshizo1961 | 2017-10-15 15:00 | マンガあれこれ | Comments(0)

ミイラ先生

 夏休みに読んでみよう第4弾。楳図かずおの「ミイラ先生」。

 今回の本はコミックス。しかも楳図かずおのミイラ先生なんて、その辺探しても普通見当たらないアイテムなので、読みたい!ということでしたら、まどそら堂でお求めになってくださいませ(笑)。

 気軽に手に入る本をおすすめするのがいいんだけど、ま、夏ということだし、楳図かずおの中でも、夏の夜にふさわしいアイテムっていったらここら辺かなー、と。

 楳図かずおの怖い系の絵って、コマの中の黒ベタと、風が吹いている様の曲線が不気味なんですなー。楳図かずおの絵だと、ヒューとかゴーとかなんてことない擬音も怖い(笑)。普通の時はきれいな先生が、ヒュー、ゴーでしわくちゃの怖ーいミイラ先生に!ってかなりベタな怖さだけど、わわわー!と怖くなるところがいいです(ぜんぜん解説になってない)。

 暗闇にぎらぎらと光る二つの眼・・・怖いっす!それと後ろに短編がもう一つ載っていて、その作品、「ねこ目の少女」も怖ーい!ってただ怖ーいって言ってるだけですが(笑)。両方ともおすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、ピアノの曲です。
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by yoshizo1961 | 2017-08-05 14:10 | マンガあれこれ | Comments(0)

ドラえもん!

 ドラえもんかかいけつゾロリかってもんですな、子どもらが大好きな本と言えば。

 ゾロリの後ろに隠すようにドラえもんおいてあるんだけど、子どもらはすぐ見つけ出してしまうのですな、これが。今更ですが、なんでこんなに人気があるのか。というわけで、すこし落ち着いてドラえもん、読んでみました。

 冷静に(というか客観的に)読むと、ドラえもんの話って妄想の極地をやわらかくかわいく描いているというわけですかね。たとえば、のび太が、将来付き合う女の子がどれだけいるのか知りたいから、そんなことがわかるやつ出してくれと。するとドラえもんは「つきあった女の子カタログ~!」なんてのをびょよよーんと出してしまう(笑)。そんなもんあるわけないじゃん(笑)。

 もう何でもありで、どうにでもなるわけで、こんないい話ないよ。そこのところを子どもらは(大人も)了解済みで読んでいるわけだけれども、のび太がもっとエゴでセルフィッシュな要望を言って、ドラえもんもしょうがないな~とか言いながら出してくれちゃったりしたらどうなるかな・・・と。

 ま、そんな設定あるわけないし。のび太はいい子だし。でものび太が不良になり、おいドラえもん,さっさとあれ出せとかすごんで、ドラえもんもロボット三原則により人間には逆らえないので結局は出してしまうとなったら・・・などと考えてみると・・・いや、そんなこと考えなくてもいいか(笑)。

 しかし、のび太は未来でしずかちゃんと結婚していた!っていうのを知って、ヨカッタネ、のび太って言ってあげたくなった(笑)。まどそら堂にもドラえもん来ないかな(笑)。

 今日の国分寺は雨時々曇り。

 今日流れているのは、オ人形ダイナです。
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by yoshizo1961 | 2017-05-26 16:06 | マンガあれこれ | Comments(0)

リリカ!

 お久しぶりでございます。まだバタバタしておりますが、リアルタイムのブログ再開です。

 一週間ぶりの今日は、あのリリカの話。

 1976年、サンリオから創刊された「リリカ」。創刊号を含め、初めの頃の号が8冊入荷。

 もちろんとっくに廃刊になっているので、露出も少ない雑誌。リリカっていう名前がいいな。サンリオが気合いを入れて作った感がありありの雑誌。なんと全ページオールカラー!しかも左綴じで文字は横組み。これは英語版を作るためだったとか。

 分類としてはマンガ雑誌なんだろうと思うが(ていうかそうなんだけど)、スタンダードなマンガ雑誌というにはぶっ飛んでいるというか、少女系イラスト雑誌っていうか。ま、この時代の華やかさがふんだんに感じられる誌面になっている。

 だいたい執筆陣がすごかったりする。手塚治虫を筆頭に水野英子、山岸涼子、ちばてつや,長島慎二に樹村みのりなど。当時の売れっ子先生がズラーっと。他にも宇野亜喜良や高橋真琴のページまである!いま見ると凄いことになっているわけである(笑)。

 しかし時代の趨勢に合わなかったのか、予算がなくなったのかわからないが、79年、廃刊に。さいごの方は紙質も落ち、白黒ページになっていったもよう。それでもこういう雑誌を作ろうという気概というかマニアックさというか、よく作ったもんだという感じ。こういう熱情がいま薄くなっているような気がするし(熱情そのものがうとまれるのか?)、シャープでシンプルなものばっかりの文化だけではなんだかさびしいので、リリカみたいなはみ出したものが今あってもいい気がするのだった。

 リリカは5月の東京蚤の市に出品する予定です。

 今日の国分寺は晴れ。朝はClean国分寺に参加。南口駅前から国分寺跡までゴミ拾いしながら歩きました。朝の風はまだ冷たかったけど、いい天気だったので気持ちよかったです。国分寺跡には野良ネコちゃんがたくさんいて連れて帰りたくなりました(笑)。

 今日流れているのは、ボブ・ディランです。
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by yoshizo1961 | 2017-04-02 15:11 | マンガあれこれ | Comments(0)

『羽衣ミシン』がいい

 小玉ユキの『羽衣ミシン』を読む。

 『坂道のアポロン』以来、小玉ユキファンになったので、今回は『羽衣ミシン』を読んでみた。あの天の羽衣みたいな話だということはあらかじめわかっていたが、やっぱそのままだった(笑)。

 しかし、面白い!ていうか、かわいいね。それにしても小玉ユキは絵が上手い。表情を描き分けるのが上手いなあと思う。特徴的なのは“目”かな。光の部分が無くて黒ベタの目。平面的に見えるあの目がいい。ほっぺの斜線もかわいいのだ。

 『羽衣ミシン』の美羽ちゃんみたいな娘は、たまにいそうな気がする。うちのお店にもそんな感じの雰囲気をまとった娘さんがたまに来たりする。不思議ちゃんていうんですか?そんな感じの。今度そんな娘さんが来たら、あなたは白鳥ですか?って聞いてみようかね(笑)。

 惜しむらくは1巻だけで短いんだよね。ま、天女の羽衣系だから、シンプルに儚い系なので長々と引っ張れないけど。帰らなきゃいけないしなー。けれども面白かった。はかなくて泣けそうだけど。これまた紹介するにはタイムリーな時期をとっくに外していますが、小玉ユキの『羽衣ミシン』、おすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。暖かいのか寒いのか・・・

 今日流れているのは、ブライアン・イーノです。
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by yoshizo1961 | 2017-01-27 14:38 | マンガあれこれ | Comments(0)

坂道のアポロン

 年末にまとめて読んだマンガといえば、『坂道のアポロン』小玉ユキ。

 遅れている?そうですよ、遅れていて結構。早かろうが遅れていようが、いいもんはいいのですよ。『坂道のアポロン』はいい!のほうでした。

 ま、設定はよくあるパターンの学園青春ものですが、なんでか知らないけど、60年代後半の時代設定になっているわけで、当時の昭和の香りがあまりしてこない絵柄というか、今どきの学生さん風なので、そこにちょっと「?」な感じがありました。ま、ジャズとか絡めるとなるとこの時代なんでしょうかね。

 1巻から8巻完結で、9巻目がボーナストラック。8巻目までの間に盛り上がるところがたくさんあり、その中でもグガーンと迫る山がいくつかあるので、読み応え十分。ていうかそのへんはもうすでに言い尽くされているわけだと思うんですが、スミマセン、年末読んだばっかりなんで。

 たまに最近のマンガを読むと、いいもんはいいわけで、かといってなんでもかんでも読めるわけでもなく、今回はお客様推薦だったので読んでみたけれど、いいもんがいっぱいあるんでしょうね。そんなアンテナを伸ばしておかないといけないのは重々承知してはいても、なかなかね・・・。

 『坂道のアポロン』。まだ読んでないという方、どうですか。ほんとおススメですよ。まどそら堂に全巻揃ってますので(笑)。よろしく~!

 今日の国分寺は曇り。寒いです。夜は雪かな?

 今日流れているのは、キース・ジャレットです。
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by yoshizo1961 | 2017-01-08 13:42 | マンガあれこれ | Comments(0)

本日はアーカイブス『陸奥A子ふたたび』

 本日はアーカイブスです。


『陸奥A子ふたたび』 2013.10.6
 
 お店のマンガコーナーの棚は、いわゆるヴィンテージもの中心(さほど古いものではないが)で構成している。比率としては、少年マンガの方が多い。が、少女マンガも多少ながら置いている。その中でおすすめしたいのが、陸奥A子。

 70年代前半に少女マンガ雑誌「りぼん」でデビュー。それ以後、りぼんの看板作家にまで上りつめる。当時、同じく人気のあった田渕由美子と並んで、乙女チックの代表的作家であった。彼女の作品は、とにかく絵が可愛いかった。主人公の女の子がいつも、はにかみながら顔を赤く染め、乙女チックそのままであり、主人公の女の子が好きになる男の子は、いつも、背が高くほっそりとした感じの、やさしい好青年であった。

 当時の少女マンガの中で、特徴的であった点は、彼女の描く線にもあったような気がする。Gペンなど通常使われていたペンで描いた達者な線ではなく、(そうかどうかはわからないけれど)ロットリングなどのペンで描いた、均一な表情の線がたどたどしくもあり、それでいて身近で親近感のあるものだった。

 現在も、現役で執筆されておられるが、当時のような少女マンガはもう描かれないのだろうか。私は当時、リアルタイムで陸奥A子を愛読していた。70年代後半にはまだ貸本屋があり少年雑誌を借りに行くとき、姉に頼まれて「りぼん」もよく借りた。もったいないので、ついでに読んでいるうちに、はまってしまったのだ。

 マンガの棚を作るとき、少女マンガなら、陸奥A子と決めていたが、当時のりぼんコミックスが手元に無かったので、お店に陸奥A子求むの張り紙をしたら、お客様が持って来てくれた。やはり、当時のものは、当時のもので読みたい。今読めば、こそばゆくなる場面や表情も、また、新鮮。忘れかけていた多感な頃の気持ちを、ふたたび蘇らせてくれる。

 理想的な"彼女”は、陸奥A子のマンガに出てくる主人公の女の子であった様な気がする。そんなことを思っていた70年代後半は、かくも遠い昔。時代は過ぎても、陸奥A子の作品は色あせず、今も残っている。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、キース・リチャードです。
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by yoshizo1961 | 2016-12-02 17:03 | マンガあれこれ | Comments(0)

火の鳥・復活編

 ボブディランがノーベル文学賞をとった日の晩、手塚治虫の『火の鳥 復活編』を読む。

 だからといってどちらも何の関係もない。

 『火の鳥』は鳳凰編がいちばんなのだと以前言ったけれど、それは変わらず。この復活編はちょっとまわりくどい感じがする(ていうか長い)が、謂わんとするところは伝わってくる。

再生する話はいくらでもあるが、こういう設定だと最後の落ち着きどころはどうなるのかと思ったらまわりまわってそこに来たかという・・・。けどちょっと長い。コンパクトにすればもっと面白く感じるのに。

と、エラそうに言ったりして。手塚治虫の昔のマンガ本が欲しいなあ。こないだまんだらけに行ったときにじっくり昔の手塚本を眺めてきたけれど、なんという味わいなのか!って感じ。うちのお店の本棚にさりげなく並んでいたらいいのに・・・。

火の鳥がお店の前のアーケードをトコトコ歩いていたらいいね。羽根を1本お店の前に落としていってくれたら繁盛間違いなし!不老不死の古本屋に(笑)。な、妄想してます。

 今日の国分寺は晴れ。秋晴れですなー。

 今日流れているのは、ピンクフロイド。『対』です。
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by yoshizo1961 | 2016-10-15 14:42 | マンガあれこれ | Comments(0)