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カテゴリ:本あれこれ( 218 )

古い本たち

 うちのお店にある古い本たち。

 昭和なら戦前、明治、大正あたりの黒っぽい本。よっぽど探している本でもなければ手に取られることもなく、なんとなく古めかしさだけで存在しているかのような。

 古そうだから値段も高そう・・・って感じもするけど、ま、実際高いのもあるけどそんなでもないものもけっこうあるから、一度手に取ってその古さを感じてほしい。

 最近は、古い洋書をインテリアとかディスプレイ用で並べる人もいる。店内のディスプレイで使ったり。需要があるので、なんちゃって洋書なんかも売られたりしているし。ま、ディスプレイでもいいけど、ほんとに古い本ってそれでだけで味わいがあるのです。

 洋書じゃなくても日本の古い本も。紙質、インク、活字。みんな時間を経ていい感じになってる。旧仮名使いの古くさい言い回しもなんだか味わい深いのです。背を見ても擦り切れてしまって何の本なのかわからなくなっていたり、しっかりしていてもなんて書いてるのかわからないっていうものもあるけど、一度開いて中を見てみて。時間が溶けだす瞬間。

 今日の国分寺は晴れ。明日は定休日です。また水曜日に。

 今日流れているのは、サキソフォンの曲です。
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by yoshizo1961 | 2019-08-19 13:17 | 本あれこれ | Comments(0)

本日のおすすめ本①

 現在店内にある本の中で、おすすめ本を2冊ご紹介。

 まずは、「全景」大竹伸朗。これすごいですよ。大竹伸朗が世界を放浪していた時にその辺で拾ったものをベタベタとノートに貼りまくってペイントもしてるスクラップブックで、見開きで撮影した画像がどどーんと羅列されている本。ま、展覧会の図録だと思いますけど、ここまで作り込む本っていうのもすごい。ポスターとか付録もついていて、大判サイズの函仕様でなんと厚みが110cmもある!本としての迫力もさることながら、やはり大竹伸朗のアート炸裂のスクラップブックがたまらない。美術やってる人ならシンパシー感じると思うし、美術に関係なくてもこの本の美しさに酔いしれてほしい。現代美術系を志向している学生さんにおすすめ。ちょっと高価だけど、持っていたい本。

 続いて、「ツェツェの旅行絵本 Carnet:s de voyage」カトリーヌ・レヴィ&シゴレーヌ・プレボア。旅行の記録本なんだけど、わわ、これもスクラップブック!小ぶりのノートに旅の記録や思い出をこれもベタベタ貼りまくったスクラップブックを中心に展開している本。日本をはじめ、東南アジアからヨーロッパ、ロシアと旅で見つけた紙ものをノートに貼っているのは大竹伸朗と同じなんだけど、視点やとらえ方でこうも違うかというくらい、違う。
こちらは女子的視点で可愛かったりする。感情移入してページをめくれば、個性的な旅に誘ってくれます。お値段もお手頃です。

 どちらもお店で面陳で並べていますのですぐ見つけられます。売れてしまったらあしからず。どうぞ見に来てくださいー。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、ブライアン・イーノです。
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by yoshizo1961 | 2019-08-01 15:51 | 本あれこれ | Comments(0)

読書体験

 物心がついた頃から本を読みはじめ(といってもマンガ)、現在までいったい何冊の本を読んだであろうか。自分の読書履歴が雲の上あたりで保存されていて、最初に読んだ本から現在までの履歴を閲覧できたらいいのにと思う。

 はたして読書は身になっただろうか。いやいや、もちろん身にはなっていると思う。多少でも自分の感受性を育てる助けにはなっているはずだ。たいした感受性でもないけど、本を読んでいなかったらもっと視野が狭かっただろう(ていうか今も視野が狭い)。

 マンガで文字を覚えて、絵も描くようになった。小学校に上がった日に買ってもらったのは白帳だった。そんな子どもの頃にはこの歳になる自分なんて想像もしていなかったし(何十年後の自分を想像する子どもなんていないか)、いま古本屋になって本を売っているなんて夢にも思わなかった。

 本には助けられているわけだ。いつも。今日も買取で古い本がどっさり入ってきた。新しくてきれいな本のほうが売れるけど、古くてぼろぼろになった本も大事にしたい。歳をとった自分のようでもある。昨日はスマホやパソコンを見ている時間より読書時間のほうが長かった。いい傾向だ。

 なんだろう、ほんとに心の底からリラックスして読書してる自分を想像してる。そのとき読んでいいる本て何だろうか。マンガかな(笑)。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。

 今日流れているのは、リュートです。
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by yoshizo1961 | 2019-07-25 16:02 | 本あれこれ | Comments(0)

でる単は懐かしいか

 高校生の頃、受験のために一応勉強しようと思って買った参考書が「でる単」。当時の高校生はみなこのでる単でもって英単語を覚えた(んだと思う)。正式な名称は「試験にでる英単語」。青春出版社から出ていた参考書で新書サイズだった。単語がアルファベット順でなくて重要度(ていうか試験によく出る頻度)順になっていた。

 あの頃のでる単の表紙ってどんなのだったかなーと思い出していたんだけどあまりよく思い出せなくて検索してみたらなんとまだずーっと続いてる!もちろん当時の版そのままでなくて新しいので懐かしくない(笑)。

 たとえば小松左京の「日本沈没」とか、あの「ノストラダムスの大予言」とかも同じ新書タイプで探せばけっこう出てくるけど、あの頃のでる単はそんなに見ないっていうか無いかも。ということでまた検索してみたら、おお、あった!しかも当時の表紙!そんなに懐かしくないなー(笑)。あーあ、記憶ってなんでこんなもん?頭の中でもっとレトロな表紙を捏造してた(笑)。

 最初の単語って何だったかな?abandon?違ったっけ?これは他の参考書だったかな。そういえば中学生の頃持っていた参考書は5教科オールインワンだったんだけど、高校受験の時に勉強しようと思ってその参考書を開くんだけど、各教科の1ページ目だけはクリアしていて、そこだけはよく理解していて毎回そのページだけ開いて終わりだった(笑)。あとはコッキーポップを聴いたり、オールナイトニッポン聴いてるだけ(笑)。

 ま、中学も高校ももうちっとちゃんと勉強して早稲田か東大にでも入っていればもっとまともな生活してたかなー、と。ま、言ってもいいでしょ、そのくらいの冗談(笑)。さて、本でも拭きましょうかね。

 今日の国分寺は曇り時々雨。

 今日流れているのは、お侍さんです。
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by yoshizo1961 | 2019-07-11 15:33 | 本あれこれ | Comments(0)

古本まつりで勉強する

 先週の定休日に、予定していた案件が急遽キャンセルになり、それならばと国分寺から中央線に乗って新宿経由で池袋へ。西武でやっている三省堂書店古本まつりへ。

 久しぶりの池袋。高校時代からの友人が池袋で働いているので西武に行く前に顔を見に行ったが昼時だったからか不在のよう。その足で西武へ。三省堂書店の上の階でドドーンとやっていた古本まつり。初日だったので思いのほか混んではいたが、肩がぶつかるほどでもなく見たいところはゆっくり見ることができた。

 こういう古本市ってマニアなおじさん(まあ、自分もそうなんだろうけど)たちが、血走った目で棚をにらみつつ、へばりついた棚に誰かが横から割り込もうとするなら肩やカバンで突き倒し、無言で威圧するというそういう大人げない行動をよく目にするので、初日は特に怖い思いをするのだったが、そんな被害にも合わず無事なまま本を眺めることができた。よく角を突き合わせていがみ合っているオジサンたちがいるので気を付けて。譲り合うっていう気持ちがないみたいで、そういう人たちってたいがい無言で小突きあっているのでなんだか怖い(笑)。

 人の棚見てわが棚直せってことで、じっくり勉強。とはいえ東京蚤の市や3Days Bookstoreみたいな品ぞろえとは真逆ないわゆるオーソドックス系なのでそこはそこ、自分のお店にはない傾向とその違いについて本を見ながらじっくり考える。

 これはすごいなと思う棚もあり、またこれは違うなという棚もある。各古本屋さんの思いもよく伝わるところもあればそうでもないところもある。でも自分にはない何かもそこら中にあり、そんなところを見せつけられて勉強になった。やっぱ古本は奥が深いな、と。

 さて今日の国分寺は曇り。相変わらずの梅雨の日。先週はブログをお休みさせていただいたが、また相も変わらず書いていきますのでお付き合いください。なお、今日の気になる一冊のコーナーはしばらくお休みします(たまに復活すると思いますが)。
 追. 明日は定休日。また水曜日に。

 今日流れているのは、お侍さんのCDです。
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by yoshizo1961 | 2019-07-08 15:14 | 本あれこれ | Comments(0)

今週のみのお知らせ

 お知らせです。

 都合により今週のブログはお休みさせていただきます。

 今度の日曜日(7日)の新入荷情報より再開いたします。

 お店は通常営業しております。ブログだけお休みです。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 
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by yoshizo1961 | 2019-07-03 15:41 | 本あれこれ | Comments(0)

「山怪 参」読んでみた

 「山怪」の参を読む。

 山は侮ると怖い気がするので、これ系の不思議話にはリアリティーを感じるのだった。いわゆるお化けとかホラーの怖さとは違う、ちょっとだけ位相がずれた怖さ。

 普段の日常の中で、目の前を白い服を着た女の人がフラ~っと歩いていても、異様な感じはしても固まることもないけど、誰もいなさそうな奥深い山の中に突然白い服を着た女の人が無表情で立っていたら相当怖い。

 狐や狸が化かす話も同じような話が多くて、意外とありそうで不思議。山の中で迷う話はほぼ化かされてるんじゃないだろうか。つくり話とかウソじゃなく、ほんとかどうかわからないけど、こういうたぐいの話はほんとな気がする。

 人玉の話もよく出てくるけど、僕も子どもの頃実際に人玉をみたことがあるので、ほんとだと思う。むしろ不思議なのは昔は人玉も出たのに、現代では出ないのはなぜなのかっていうこと。雨がしとしと降っている晩とか遅く帰宅した道すがらで人玉がゆらーっと…なんて話はいまどき聞いたことないし。人玉も現代社会では出にくいのかな(笑)。

 夏にはもう少しだけど、夏の晩などに読むにはいいんじゃないかな?適度に涼しくなりそう(笑)。

 今日の国分寺は雨時々曇り。明日は定休日です。また水曜日に。お知らせ:本日は都合により17:00で閉店させていただきます。よろしくお願いいたします。

 今日の気になる一冊は、おなじく「山怪 参」田中康弘。以前にも書いたので2度目だが、本文の流れで。実際に山関係で取材したものをまとめているので、つくり話みたいな本ではない模様。さて、次の四が出るのはいつかな・・・。

 今日流れているのは、ピアノの曲です。
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by yoshizo1961 | 2019-07-01 12:54 | 本あれこれ | Comments(0)

たまにはオカルト系

 お店の奥のほうにオカルト系の本を集めた棚がある(とはいえ少しだけ)。オカルトっていうか、ま、オカルト系かな(笑)。ムーが好きだったので(今は読んでない)、そっち系の本はB級だろうがまがいものだろうが、好き。

 さて、YouTubeなどを観ると、月面の人工物とか火星のピラミッドとかそんな映像がバシバシあがっているけど、たとえばアポロの時代にすでに火星に有人飛行に行っていて、100日くらいかけて到達した火星の映像とかが映ってたりする。これは本物なのだろうか?もちろん本物ならとっくに騒ぎになっているだろうからやっぱ作り物なのだろう。

 しかししかし、作り物にしては上手くできてるなーと。宇宙船の窓から手ぶれしながら映っている火星の表面とか上手くできすぎだし、宇宙船本体の部分とかちゃんとできていて、こんなのフェイクで作るにしても素材がなければできないんじゃないか?キュリオシティとかが撮った映像を昔のフィルム風に合成してるのか?わざわざ宇宙船の映り込むパーツとか手作りでつくってるとか?そんなことしてどうするのかって話だしなー。

 そんなことどうでもいいんだけど、下手な本を読むより面白い・・・って本屋がそんなこと言ってどうするって。ま、とにかくムー系の話の最後は、謎・・・で終わりなのでその辺の曖昧さがいいなと。気が抜けていいんですな(癒されるわけではないけど)。

 そんなムー系の本、何も考えたくないとき、いや、何も考えられないときなどにおすすめです。

 今日の国分寺は曇り時々雨。

 今日の気になる一冊は、「人類の月面着陸は無かったろう論」副島隆彦。徳間書店。以前にも取り上げたかもしれないけど、もう一度。たしか紀伊国屋さんの物理とか宇宙のコーナーで見つけてひたすら立ち読みしたことを覚えている(紀伊国屋さん、すみません)。ほんと、月に行ってるのかなー?

 今日流れているのは、リュートです。
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by yoshizo1961 | 2019-06-29 14:52 | 本あれこれ | Comments(0)

読書欲求抱えて

 ここのところ胸に刺さるような本に出会っていないような・・・。ま、最近はそんなこと言えるほど本を読んでいないので詮無い話だが。ズシーンと来る物語を読みたいなぁ。ズシーンと。

 とはいえ今の自分の感受性はカラカラに乾いた土みたいで、水をやらないと草木も生えない感じ。サラサラの水がいいのか、泥水がいいのかわからないけど多少養分を含んだ水を頭から浴びせかけたい。カラカラで空気も薄いこの頭の中をみずみずしくうるおわせてくれる文学作品をドバドバと注いで、心も体もしんとして落ち着いた境地に行きたい。

 涙も枯れるほどドバドバ泣いてしまう本がいいわけでもなく、心の芯から震え立つようなそんな本との出会いを求めている。世の中にはそんな本もいっぱいあるはずだが、出会っていないだけなんだと思う。もちろん今までに読んだ本の中にはそんな本もたくさんあったわけで、感動を与えてくれた文学作品は数知れない。

 ただ今の自分には、感動原理すら超える作品に出会いたいという妙な願望があり、だからといってそれがどんなものなのかよくわからないというジレンマを内包していたりする。ケン・リュウや呉明益がイメージに近いけど・・・古典でも読んでみるか・・・。

 そんなわけで読みたい本を探す本屋のおやじでした。

 今日の国分寺は曇り。

 今日の気になる一冊は、「歩道橋の魔術師」呉明益。白水社。やっぱこの本はいいね。素敵すぎます。なんでかわからないけど既視感を感ずる作品。僕が知りたい境地を何となく示唆している本。

 今日流れているのは、ミッシェル・ポルナレフです。
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by yoshizo1961 | 2019-06-26 14:20 | 本あれこれ | Comments(0)

古本の値段2

 初めて古本屋に入った・・・という学生さんは結構多い。ま、そうだろうね。本屋さんっていったら普通新刊本屋に行き慣れているし、外観が本屋でも新刊本屋と何か違う(ていうか相当違う)この雰囲気に、ここは古本屋なのだとあらためて気づく人もいるくらいだから。

 古本屋であるという認識ができても、値段はどこをみればいいのかわからない・・・という人もいる。たいがいブックオフには行き慣れていて、裏に値段が貼られているというのがスタンダードだと思われているようで、本の最後のページの上の角に鉛筆で値段が書かれているか、または値段のスリップが挟まっているという古本の定番お約束までは知らないみたい。

 そしてその値段が本に記載されている定価よりも高い値段がついているという本も、ままあるということに驚くわけである。それが当時の定価と比べて相当高価な本だったりするとびっくりしてのけぞったりするわけである。

 先ほどから本を買うかそれともやはりメシ代にまわすかで友達に迷いを訴えながら悩む学生さんが。しばらく逡巡したあと、やっぱり買う!と決め、ていうかなぜそこでなのかわからないんだけど、これはいくらですか?と。値段を確認せずに買うかどうか悩んでいたのか?それとも本に表記されている定価が値段だと思っていたのか?なんだかその辺がよくわからないんだけど、裏表紙を開けて挟まれたスリップの値段を見せると、わわーっと後ずさりして、即座に本を棚に戻しまた来ますと言って出て行った(笑)。

 メシを一食抜いても買うべきだった・・・と思うほどいい本だったので、彼にとっても僕にとっても残念・・・な出来事でした。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日の気になる一冊は、一冊じゃなくて一枚。「ハートブレイクステーション」シンデレラ。ハードメロコアというのかよくわからないけど、ハードロックなバンドの一枚。タイトルにもなっているハートブレイクステーションが好き。お店ではうるさすぎるかなと思ったけどボリュームを落とせばそうでもないかな。シンデレラっていうバンド名がいいね・・・。

 今日流れているのはシンデレラです。
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by yoshizo1961 | 2019-06-13 15:06 | 本あれこれ | Comments(0)