カテゴリ:お店あれこれ( 505 )

秋の風が吹くこの場所で

 お客様が一人入って来られてしばらくして何気に出て行かれた。こうして今日も古本屋をしているけれど、この秋の風が吹くこの場所で、本を売りつつ生きる算段をする・・・。そんな日常。

 お客様の気にいる本が無かったのだろう。そんなことはいつものことだが、すべてのお客様が一冊以上必ず買ってくれるのなら古本屋はいい商売ということになるんだろうな、と。現実はそんなわけもなく、こうして外を見つめつつ。

 隣の補強工事に理不尽さを感じつつ,しかしそれを憂いてもどうにもならない世の中のどうしようもない理に辟易しながら、心頭を滅して帳場に座っている。言えば愚痴にしかならないということはよくわかってはいても、胸の奥に澱む呪詛めいたものが自分の心を歪めてしまうので、自分のこころの許容量の狭さ故だとは承知していても、モヤモヤ感は消えない。

 昨日の工事の仕方の暴挙に驚きつつ、安全面での対応ができないために昨日は急遽臨時休業したが、その後家に帰り、出直して出かけたさきの古本屋で本を爆買いし憂さをはらすという・・・。本に集中して気持ちもおさまってきたが、財布はすっからかん、売り上げはゼロ。

 再度気を取り直し副店長と西武球場へナイターを観に行き、サッカー好きなのに野球観戦で大声出して気を持ち直す。それでもまだ黒い雲が湧きおこるというていたらく。

 それでも今日はタイミングよく無心を実践する人からの電話があったりして、思わずこころが安らげたのでよかった。自分自身でどうにかできるよう無心な人になりたいが遠いなー、と思いつつ今日という日常に戻ってゆく。

 外の100均箱をしげしげと見て、手に取って抱えてくれたお客様がいらっしゃるので、あー、よかったと思ってまた見ると本を置いて帰ってゆく・・・これもまたいつもの日常。さて本の整理をしますかね。

 今日の国分寺は曇り&雨。

 今日の気になる一冊は、「太陽の帝国」J・G・バラード。国書刊行会。映画でも観たし、リアルタイムで読んだ。映画のサントラも持ってたな・・・。SFじゃないけどバラードらしいところもあるし。ってバラードだからあたりまえか。

あたりまえか 今日流れているのもリュートです。
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by yoshizo1961 | 2018-09-20 14:13 | お店あれこれ | Comments(0)

本日は臨時休業

 こんにちは。

 今日お店に来てみると、隣の店舗の補強工事が始まっており、お店の前に重機が入って作業をしております。ご迷惑をおかけしますが本日は臨時休業とさせていただきます。

 お店の前及び周辺にも保安員もいない状況なので安全面を考えやむなくの臨時休業です。申し訳ありません。

 店主
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by yoshizo1961 | 2018-09-19 13:36 | お店あれこれ | Comments(0)

本日はアーカイブス:「またしても自問自答する」

 本日はアーカイブスです。カテゴリは虎の穴あれこれ。2016年4月20日に書いたものです。


「またしても自問自答する」

 スギがおさまったかと思えば続いてヒノキ花粉が飛びまくって鼻腔はメタメタだけれども、分厚い服を着なきゃいけなかったくそ寒い冬もとうの昔に終わり、すぐさま花粉の春も終わり、いやもう終わったな、と思えば気も軽くなるかと思えば、そうでもなし。

 毎日毎日生きてゆくためにあれやこれやと考え動き、子どもの頃なら遊びが仕事だったので今と同じくあれやこれやとあったと思うが、それでもそんなに責任を持って遊んでいたわけではなく、どうでもいいことも大事なことも一晩寝ればリセットされるような毎日だったような気がするが、大人になってそれもいい歳になり、ほぼ最終コーナーまで見えるようになった今、一晩寝てもまったくリセットされない毎日が、つらいようでそれでいていつか成るようになるとほかしている自分。

 あーあ。と投げやりに嘆いていればどうにかなるならいくらでも嘆いてみせるが、そんなわけもなく、どうにもならないことはいつまでたってもどうにもならず。嘆くよりもその時間を動くしかないのであると、こうして書き連ねるなかでやっと気づくというていたらく。

 みんなそれぞれ悩みや問題を抱えていても、それでもはたから見れば普通な顔で生活しているように見えるわけである。なんでもかんでも上手くいって、問題なしリア充な人なんていないと思うが、人間を生きてゆくうえでどうにか乗り越える、または、ぶち破らないといけない壁が毎日毎日目の前に立ちはだかると、思考停止状態寸前まで崩壊しがちな脆弱精神になり、時として逃避しようとしてもいずれ対峙しなければならない現実からは避けられず、また、避ける気もないしとうそぶいて見せる自分の中の自分だけが頼りで、ま、何を言いたいかというと、とにかく目を見開いて倒れるまで前進!ということなんでしょうか・・・。

 弱気と強気が交錯してもつれあい、重ね合わせ状態。自分の中にある希望という生き物は死んでいるのか生きているのか。否、そのどちらでもなくどちらでもある。重ね合わせそのものが自分自身なら、生きているのか死んでいるのかはフタを開けて見て見ないことには確定せず、それでも生きている方に確定したいので、とにもかくにも動きを止めずどうにかなるまでバタバタしていようと。

 とても私的な自問自答の一日でした。

 今日の国分寺は雨。

 今日の気になる一冊はお休みします。

 今日流れているのは、リュートです。
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by yoshizo1961 | 2018-09-15 12:51 | お店あれこれ | Comments(0)

本日は副店長

お知らせ。

本日は副店長がお店番しております。

今日、明日のブログはお休みさせていただきます。

お店は開いてますー!

よろしくお願いいたします。
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by yoshizo1961 | 2018-09-13 09:52 | お店あれこれ | Comments(0)

夢と現

 最近見る夢は妙にリアルで。

 なのにほとんど覚えていない。漠然とした展開だけが記憶の周りを揺蕩っている。毎日の生活をなぞっているような展開だけは覚えていて、一日生活し、寝てまた同じような一日の生活が始まるような。登場人物も場の設定も現実と同じなので、一日が終わってまた夢の中で一日がはじまるので、毎日を2回繰り返しているような感覚。

 今朝も一昨日も。突拍子もないシュールな夢は鮮明に覚えていたりするけど、リアルとほぼ同じだとそんなに記憶されないのかな。似すぎた夢と現(うつつ)。


 などと思っていたら止まっていたCDが突然再生・・・こちらが夢なのかな・・・。ポルターガイスト現象?(笑)。こちら側が夢ならそれはそれでいいかな。現のほうがわけがわからない世界ではある気もするし。まだ幼児だった頃のあわいな世界に似て。夢と現のはざまのような今日この頃。

 さてさてどちらなのかわからないけど、現実に戻りつつ本を拭きふきしましょうかね。

 今日の国分寺は曇り。

 今日の気になる一冊は、「グリムどうわ きんのくつ」山本正彦。日本書房。自分もまだ生まれていない頃の児童書。学級文庫のシリーズ。このシリーズをたくさん集めてchibimadoで展示したい。すごいことになりそうだなー。この時代の児童書はすごくすてきです。まどそら堂の看板アイテムにしたいくらい。

 今日流れているのも小林武文「memimimamon」。
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by yoshizo1961 | 2018-09-06 14:16 | お店あれこれ | Comments(0)

秋に思うこと

 うーん、ちょっと前から片耳が急に耳鳴り・・・。どうしちゃったんだろう。風邪でもひいたか。

 とにもかくにも8月ももう終わり。31日ではないか!夏休みが終わってしまう。今日は金曜日だからまだ土、日2日間は学校休みか・・・。とはいえ今日日の学校は早めに新学期が始まるんだっけ?国分寺はもう始まってるもんな。

 ああ、学校行かなくていいからよかったー。子どもじゃないし。ていうか宿題とかしなくていいのはうれしいな。夏休みの宿題ほど嫌なものはなかったような・・・。ちゃんと早めにやっておけば楽勝だし、毎日キチキチやればいいだけだから、どうってことないはずなんだけど、それができれば悩むことないわなー。ま、そんな子どもの頃を回想していている場合じゃないんだけど、そう、月末はなんやかんやと出ていくばかりでそっちを考えれば、子どものままで夏休みの宿題で一喜一憂してた方がまだ楽かな、と。

 ま、そんな話をしていてどうするんだというわけで、明日から9月なので秋から冬のかけての予定などを確認しつつこじんまりとまとまらず、ガンガン行こうという感じですかね。ていうかどんな風なガンガンか自分でもわからないんですが(笑)。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り時々雨。

 今日の気になる一冊は、「死の蔵書」ジョン・ダニング。ハヤカワ文庫。アメリカにあっても古本屋は古本屋で、同じようなことに一喜一憂しているわけですな。もちろんこの小説はミステリで、ハードボイルドだったりするして、古本好き、ミステリ好きなら誰でもハマる作品というわけです。

 今日流れているのもリュートです。
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by yoshizo1961 | 2018-08-31 15:09 | お店あれこれ | Comments(0)

秋はもうすぐ

 もう夏も終わり。まだ暑さは残っているけれど、夏気分は抜けてきた。

 秋になったら寝苦しさからも解放され、蚊にも刺されずに穏やかに眠れるというもの。秋の風も空気も心地よくて、読書するにはもってこいの季節となりますな。

 クーラー入れなくてもいいし、暖房つけなくてもいいしで、電気代がグ―っと抑えられてうれしいし・・・。ホント、電気代って腹立つくらい高いもんね。電話代も。お店の固定電話って無いとまずいんですかね。そりゃあ、まあ無ければないで困りますか。携帯に全部かかって来るっていうのもね。

 ま、とにかく秋は何かとうれしい季節。お月さんを眺めながら古本屋を営む…意味が不明だけど秋と古本屋は相性が良さそう。栗羊羹でもいただきながら、古本売るわけですよ。お客様も秋の風情でね、いい季節になりましたねなんて言いながら、どこかで鈴虫が鳴いていたりするわけですよ。
秋風に乗って、夏には青かった葉が一枚ひらりと店先に落ちてきて、ああ、もう秋だね何て言いながら拾った葉はどこか哀しげな色合いで。

 まあ、お茶でも飲んでいきなさいと差し出すと、そうですか、ではいただきますと湯呑を受け取るお客様の手には、つい今しがた拾った葉の残り香が。帳場の前で秋の香りが広がって、私もお客様もいっとき目を閉じる。秋の夜の古本屋でのひととき。今宵は中秋の名月。・・・なんてね。

 それではまだ夏の名残りを楽しみながら、もうすぐ来る秋を楽しみに今日も働きましょうか。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。

 今日の気になる一冊は、「ドサ健ばくち地獄(上・下)」阿佐田哲也。角川文庫。バックヤードから出てきた懐かしドサ健。もうこれを読むと小さいことで悩むのが馬鹿馬鹿しくなってくる。もちろん救いもないので明るい明日は見えてこない。けれどもどん底だと思っていてもそのまた先にもまだまだ底はある気がして、負ではあるけど希望めいたものが感じられる。さすが阿佐田哲也。

 今日流れているのは、昨日と同じくリュートです。
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by yoshizo1961 | 2018-08-30 14:40 | お店あれこれ | Comments(0)

いらっしゃいませー

 「いらっしゃいませー」・・・と言うんだけど、言わない方がいい?

 このいらっしゃいませー問題は結構濃ゆい問題かなー、と。言う方はもう癖になっているので条件反射的に言うんだけど、言ってもらいたくないまたは気にしてないお客様もいらっしゃる。

 言う派と言わなくてもいいよ派と状況によって派にわかれるんだけど、うちは言う派。

 うちの場合、べつのおべんちゃらでもなく、まして大きな店のマニュアルみたいに同じ調子でいらっしゃいませーって言ってるわけでもないんだけど、やっぱこんな小さな店だとなにか声をかけないとばつが悪いし、間が持たないんだよね。

 レジ打ちしてるときなんかは言わないっていうか言えない時もあるけど。なにかそういうときは悪いなーって気がしたりする。この「いらっしゃいませー」問題は奥が深いのでちゃんと考えないと。

 後、帰り際にありがとうございましたーって言うけど、それはいいでしょ?ていうかそれもうるさかったりするのかな?はー、むずかしいもんですな・・・。

 今日の国分寺は曇り。

 今日の気になる一冊は、「人類の月面着陸は無かったろう論」副島隆彦。徳間書店。捏造なのかどうなのか。もうこの辺の話は大好きで(ていっても宇宙系が好きっていうこと)、YouTubeでもこういった関係のものを見るのが好き。月に行きたいし、着陸して歩いてみたい。早く行けるようにならないものか・・・。

 今日流れているのは、リュートです。
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by yoshizo1961 | 2018-08-29 14:41 | お店あれこれ | Comments(0)

ほの白く肺はちぢまり

 宮沢賢治の春と修羅の後半にでてくる一節。

 あたらしくそらに息つけば
 ほの白く肺はちぢまり
 (このからだそらのみじんにちらばれ)

 今日は調子がいまいちのため、また次回に。すみません。

 今日の気になる一冊もお休みします。

 今日流れているのは、昨日と同じくクリンぺライです。
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by yoshizo1961 | 2018-08-24 14:48 | お店あれこれ | Comments(0)

レトロ銭湯と木星

 昨日は定休日だったので、家でゆっくりした。

 どこか、たとえば本屋へ行こうかなと思ったりしたけど、休みくらいのんびりした方がいいと副店長も言うので近所でランチしたり図書館に行ったりして(ついでにモスで夏限定のいろいろ乗っかったシェイクを食べた)、のんびり過ごした。

 夕方になってそこそこ疲れもしたので家で休憩。そのまま晩飯になだれ込むか・・・というところで、ちょっと気合いを入れて近所の銭湯に行くことにした。

 家から2分くらいのところに岩風呂もついた銭湯があったんだけど、10年くらい前に廃業してなくなっていたので、川沿いをてけてけ北上したところにあるレトロ銭湯(昭和そのまま)に行くことに。家から15分くらいかな。このあたりを歩くこと自体久し振りで、ちょうど夕暮れ時の薄闇のなか、川沿いの道は気持ちよくて、やっぱでてきてよかったなと。

 銭湯は、ほんと昭和のまんま。どこか今風にリフォームしている箇所もなく、昔ながらの高い天井、レトロな体重計、動くのか不安なマッサージ椅子・・・。看板も年代物だし、なんだか独身時代通っていた銭湯よりも古くさい(笑)。

 いまだにこんなレトロなままで変わらず残っていてしかも現役で営業中というところが凄い。お湯も熱いし、富士山の絵も昭和そのものじゃないか!かなりペンキも剥げかかり、そろそろ描き直したい頃。とはいえそうそう描いてくれる職人さんもいないんだろうね。

 まだ薪をくべて沸かしているのかガスなのかわからないけど、煙突も健在だから薪なのかな。

 ひさしぶりにゆっくり熱い湯に肩まで浸かってお風呂を満喫。ばんだいの前で副店長と待ち合わせて、外に出た頃には夕闇の中。速攻でビールでも飲みたい気分だったが、道すがらの呑み屋を覗きながらの帰宅。

 川沿いを戻る時、見上げた夏の夜空におおきな月がぽっかり浮かび、その少し斜め下に輝く星。あれって、金星かな?って言いながらまた近くに輝く星を見ながら、この夏行ったプラネタリウムで教わった場所あたりだったので、きっと木星だなって。火星も赤く輝いていて、夏の夜空にため息をつきながら歩く。風がここちよくて、こんないい時間が過ごせてうれしい定休日となった。

 今日の国分寺は晴れ。また暑い。

 今日の気になる一冊は、「国境の南、太陽の西」村上春樹。講談社。村上春樹の何てことのない小説。なんて言ったら怒られるな。けれども読んだ時の感想はそんな感じだった。でもすべての著作が100%当たりなんてあるわけないよね・・・。ていうかいろいろ書いて作家なんだね。

 今日流れているのは、クリンぺライです。
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by yoshizo1961 | 2018-08-22 15:17 | お店あれこれ | Comments(0)