2018年 07月 09日 ( 1 )

新刊本と古本とその空間

 碧野圭さんの新作「駒子さんは出世なんてしたくなかった」を読了したためか、新作読書欲求が増大中で、何か面白いものでもないかしらと、駅ビルの大型書店へ。

 新刊の山が壮大に並ぶ風景が、この小さな古本屋の棚に慣れた目からするとあまりにも眩しい。そしてこの広大な空間に所狭しと並ぶ本の量。角っこのちいさなコーナーですらまどそら堂の何倍もの空間なのであるから、毎日右往左往して本の整理をしていてもここに比べればあるのかないのかってくらいの量だったんだなーとうなだれる。

 たとえ小さくとも世界は大きく広がっているのだと嘯くしかないが、やはり煌々としたシルバーホワイトな光源の下、汚れ一つないピカピカのカバーの群れの高貴な様に圧倒されて、裸電球の黄色い光の下、ヤケている本が並ぶ棚を思い浮かべれば、すこし心が沈む。

 別に空間の大きさがその質にかかわるのかといえばそうでもないけど、それでもスケールというのは大事で、ちょうどいい空間がいいよね。大きすぎず小さすぎず。ボディスケールで見ると、うちのお店はもう少し大きかったらなと。ちびまどくらい小さければそれはそれでいいんだけど。

 と、そんな無いものねだりをしても仕方ないのでいかに空間を広く感ずるようにレイアウトするかとか考えよう。または空間を圧倒するくらいの本の世界観を打ち出す。

 大きな本屋さんで棚から棚へ回遊しながらそんなことを考える。欲しい本がいっぱいある。読みたい本もいっぱい。そんな気持ち。そして一冊買って帰る。

 今日の国分寺は晴れ。明日は火曜日なので定休日です。また水曜日に。

 今日の気になる一冊は、「こけ その特徴と見分け方」井上浩。北隆館。苔がいっぱい載ってる本。子どもの頃、苔は大きくなると芝生になると近所の兄ちゃんに教えられて、せっせと苔をあつめて庭に敷き詰めていたことがある・・・。

 今日流れているのは、サキソフォンの曲です。
b0304265_16484641.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2018-07-09 16:48 | 本あれこれ | Comments(2)