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新入荷情報419

 本日は入荷情報です。よろしくお願いいたします。

【いろいろ】

「直島銭湯I湯」大竹伸朗/青幻舎/2013/3

FORLADIES BY LADIES 女性のエッセイ・アンソロジー」近代ナリコ編/ちくま文庫/2003/1

「昭和路地裏大博覧会」市橋芳則/河出書房新社/2001/初版

「少女まんが文庫カタログ 懐かし編」山本文子+ぱふ編集部編/雑草社/2004/初版

「日本昔ばなしアニメ絵本⑦ はなさかじいさん」長岡書店/2002年

「日本昔ばなしアニメ絵本⑥ いっすんぼうし」長岡書店/2001

「日本昔ばなしアニメ絵本② さるかにばなし」長岡書店/2002年

「日本昔ばなしアニメ絵本⑪ ぶんぶくちゃがま」長岡書店/2001

「日本昔ばなしアニメ絵本⑤ ももたろう」長岡書店/2016年

「日本昔ばなしアニメ絵本⑮ つるのおんがえし」長岡書店/2020年/62

「日本昔ばなしアニメ絵本① かちかち山」長岡書店/2013年

「日本昔ばなしアニメ絵本⑨ したきりすずめ」長岡書店/2012年

「日本昔ばなしアニメ絵本④ かぐやひめ」長岡書店/2021年/69

「日本昔ばなしアニメ絵本⑩ おむすびころりん」長岡書店/2013年

「世界名作アニメ絵本⑰ みつばちマーヤ」長岡書店/2019年/71

「世界名作アニメ絵本⑯ そんごくう」長岡書店/2016年

「世界名作アニメ絵本⑬ こびととくつや」長岡書店/2007年

「世界名作アニメ絵本⑨ あかずきんちゃん」長岡書店/2019年

「世界名作アニメ絵本⑥ おやゆびひめ」長岡書店/2001

「世界名作アニメ絵本③ ヘンゼルとグレーテル」長岡書店/1998年

「世界名作アニメ絵本② シンデレラ」長岡書店/2023/76

Disneyしらゆきひめと7にんのこびとたち」長岡書店/2019/8

「斜陽」太宰治/新潮社/昭和23/2

「武道は世界を駆けめぐる」岡本洋子/あいり出版/2019

「子供は天才スキーヤー」佐伯のり子/双葉社/昭和57/初版

「夕焼けの詩 プロフェショナル列伝」西岸良平/小学館/昭和51/2

「夕焼けの詩 レモンティーの見た夢」西岸良平/小学館/昭和51/3刷

「夕焼けの詩 三丁目の夕日」西岸良平/小学館/昭和54年/11刷

「夕焼けの詩 かくれんぼ」西岸良平/小学館/昭和52年/2

「夕焼けの詩 サーカスの夜」西岸良平/小学館/昭和51/初版

 今日の国分寺は曇り。


 今日流れているのは、ビル・エヴァンスです。

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# by yoshizo1961 | 2024-10-06 15:55 | 入荷情報 | Comments(0)

パクリ野郎は月曜日が嫌い?

 かつての友人が三人展を開くという。このところモヤモヤしたものが続くので、いっそのこと囚われている自分を解放するためにこれを書いてみることにした。

 その友人をP君と呼ぶことにする。かつての・・・という意味は今はまったく親交が無いということである。

 この話の発端はかれこれ30年くらい前にさかのぼる。ある日、P君が私のアトリエにやってきた。当時は家の近所にある7坪ほどの倉庫を借りて作業場にしていた。コンクリートブロックを積み上げて作った昔ながらの倉庫だった。同じ坪数の倉庫が長屋のように並び、ガス屋さんの資材置き場だったり、干ししいたけの問屋さんが入っていたり、大きな駐車場があるスレート葺の屋根の平屋の倉庫。出版物の撮影で使う小道具を作ったり、立体のイラストレーションを作ったりする仕事のかたわら、絵を描いたり立体物を作ったりして制作活動をしていたわけだ。

 その頃私は、千葉の岩井海岸に行った時に偶然出くわした、苔むして腐食したトタンで覆われた小屋に魅了され、その後帰ってきてから小屋の立体作品を作り始めた。当時、モームの「月と6ペンス」を読んだためか主人公の住む小屋のイメージも重なり、小屋という象徴性を自分なりに紡ごうとしていた。それから小屋を求めて秋川の山の方などを知り合いの車に乗せてもらって廻り、写真を撮ったりしていた。

 小屋の作品を作ったり、写真を撮って集めたりするかたわら、当時は形象を持ちつつ画面と同化するような、ペインタリティーだけれどもフラットな絵も描いていた。それは全く偶発的にできた形を基にしたものや、現実にあるもので象徴的なものをモチーフにしていたりと、あまりスタイルにとらわれず力任せで描いていた。P君が訪ねてきたときには、150号サイズの布に画面いっぱいに金魚を描いていた。金魚の身体の模様と画面の地が同化するような、金魚の形象は読み取れるけど、画面とフラットに同化しつつオールオーバーな印象を持ちながらも感情的なペインタリティーさに溢れている絵・・・と言ってもよくわからないかもしれないけどそんな絵だ。

 床に転がっている小屋の立体やら小屋の写真を見せたり、制作の経緯や今後の展開など話しつつ、ま、普通に制作談義などしていたわけだ。金魚は人が作為的に作った観賞魚だから、野の川に放たれたらすぐに弱って死んでしまうとか、美のために作られた生き物の象徴性とかそんな話なんかもして。

 そしてしばらくしてP君が展示を近所でするというので観に行くと、そこには小屋の模型が並んでいた。えっ?と思ったが、工作用紙で作ったような粗末なものだったので、やってみたかったのだろうなと思ってスルーした。その後、都美館のグループ展にも出品しているというので観に行くと、画面に金魚が浮かんでいた。何で?と訊くと、アトリエで自分が説明して話した言葉をそのまま自分の事のように話すのだった。・・・それって俺が言った話じゃんって言うと、あ、・・・そうだっけ?って。

 彼のいままでの作品の中にもあきらかなパクリが何点もあったので、そうした体質なんだろうと思ってはいたが、その後彼が小屋の絵を描いたりするたびに苦々しい気分になった。ここで誤解を生まないように説明すると、小屋の絵を描いたり、写真を撮って見せたりすることをとやかく言っているわけではない。小屋というモチーフは昔からあらゆる作家に取り上げられ、普通なモチーフである。誰がどう描こうが作ろうが自由である。

 私の苦々しさはそこではなく、多感な頃から一緒に美術を学んでいた者が、美術の本質に大いに関わるであろうオリジナリティーという意識を露ほどにも持ち合わせおらず、この歳になっても剽窃したコンセプトを下敷きに制作をしていることにある。何十年も描き続けていることには感服するが、意味が違う。

 先日テレビを観ていたら、数十年前のアメリカでの銃乱射事件について話していて、10代の犯人は、なぜそんなことをしたのかと問われると、月曜日が嫌いだから、と答えたそうだ。刑をつぐない出所した彼女にまた同じ質問をすると、自分は酒とドラックで何をしたか覚えていないし、本当にそんなことを言ったのか自分でも知りたいと答えていた。自分の事ではない・・・という立場をとらないと自分が立っていられないのだろうなと観ていて思ったが、どんな軽い気持ちであろうと、何十年も自分を欺くことはきつくないか。いや、欺いているという気すらないのか。

 最近思うのは、もうそんなに時間はないということだ。自分は特に。まだ何も残していない気がするから。本を売る今の仕事には満足している。周りにも人がいて幸せな状態だと思う。けれども美術という意味では途方に暮れてしまう。順調に制作を続けられていても、それが本当に自分の中から湧きだした表現欲求なのか自問してほしい。剽窃という意識が無いのだとしても、人の真似をすることがプロ級のアマチュア画家というそしりを受けることになる。誰もそんなことは言わないだろうが、自分が自分に訊いてみたらいい。

 シンプルに考えて行かないと立ちいかなくなってきたし、もう細々としたことに囚われてモヤモヤしているのは終わりにしたい。もう本当に時間が無いから。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れていたのは、キース・ジャレットです。
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# by yoshizo1961 | 2024-10-02 19:03 | 美術あれこれ | Comments(0)

新入荷情報418

本日は入荷情報です。よろしくお願いいたします。

【いろいろ】

「おもいでの中原淳一画集」芦原邦子編/講談社/昭和59/2

「九月姫とウグイス」岩波の子どもの本/岩波書店/昭和41/8

「少年少女の次郎物語」下村湖人原著/昭和35/5

「瞑想術入門」山田孝男・影山勲・奥成達共著//大陸書房昭和57/6

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」村上春樹/新潮社/1985/2//

「オールカラー版世界の童話27 ロビンソンのぼうけん」小学館昭和44/重版

「元気じゃないけど、悪くない」青山ゆみこ/ミシマ社/2024/初版

「何だか今日もダメみたい」竹中直人/筑摩書房/2024/初版

「狐笛のかなた」上橋菜穂子/理論社/2003/初版

「ギフト 西のはての年代記Ⅰ」ル=グウィン/谷垣暁美訳/河出書房新社/2006/初版

「魔女の血をひく娘」セリア・リーズ/亀井よし子訳/理論社/2002/初版

「魔女の血をひく娘・2」セリア・リーズ/亀井よし子訳/理論社/2003/初版

「オレンジガール」ヨースタイン・ゴルデル/猪苗代英徳訳/NHK出版/2004/6

「永遠の出口」森絵都/集英社/2003/5

「夜汽車・岩伍覚え書」宮尾登美子/ちくま文庫/1986/2

「カラーパープル」アリス・ウォーカー/柳沢由実子訳/集英社文庫/1999/34

「きいちのぬりえ BOOK2」蔦谷喜一/小学館/2003/初版

「パリの小さなアパルトマン」ジュウ・ドゥ・ポゥム/主婦の友社/2006/初版

「ある小さなスズメの記録」クレア・キップス/梨木香歩訳/文藝春秋/2011/4//

「変わったタイプ」トム・ハンクス/小川高義訳/新潮社/クレストブックス/2018/2

「きもの」井上愛子/カラーブックス/昭和41

「京の寺」岡部伊都子/カラーブックス/昭和41

「勲章」藤樫準二/カラーブックス/昭和55//重版

「美貌の皇后」亀井勝一郎/角川文庫/昭和41/初版

「写真 大和路」入江泰吉/教養文庫/昭和39/再版※国分寺書店・書店票あり

「茶人のことば」井口海仙/淡交社/平成12/4

「茶器と懐石」桑田忠親/講談社学術文庫/1995/15

「名物茶碗・花入伝来便覧」青木準子編著/主婦の友社/平成7/1

「鎌倉の散歩みち」富岡蛙草/山渓文庫25/昭和40/5

「図画辞典」野ばら社/1985/改訂版

 今日の国分寺は曇りのち雨。


 今日流れているのは、キース・ジャレットです。

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# by yoshizo1961 | 2024-09-29 17:50 | 入荷情報 | Comments(0)

新入荷情報417

 本日は入荷情報です。よろしくお願いいたします。

【いろいろ】

「たこのオクト」エブリン・ショーン:文/杉浦宏:訳/ラルフ・カーペンティア:絵/文化出版局/1992/4

「ねずみとおうさま」岩波書店/昭和42/13

「さかさ町」F・エマーソン・アンドリュース:作/ルイス・スロボドキン:絵/小宮由訳/岩波書店/2016/3

「モーションシルエット かげろうからうまれる物語」かじはらめぐみ/にいじまたつひこ/グラフィック社/2016/2

「夢野久作全集4 ドグラ・マグラ」三一書房版/1998/15

「ハリウッドのことをはなそう」植草甚一スクラップ・ブック4/晶文社/1976

「ティファニーで朝食を」トルーマン・カポーティ/村上春樹訳/2019/2

「少年百科」こどものための分冊百科字典/日米出版社/昭和24

「星の王子さま」サン=テグジュペリ/内藤濯訳/岩波書店/1992/53

「私の小寺巡礼」白洲正子/講談社文芸文庫/2000年・1

「かくれ里」白洲正子/講談社文芸文庫/1999年・16

「十一面観音巡礼」白洲正子/講談社文芸文庫/2000年・14

「お能 老木の花」白洲正子/講談社文芸文庫/2000年・11

「近江山河抄」白洲正子/講談社文芸文庫/2001年・10

「月の満ち欠け」佐藤正午/岩波書店/2022年・7

「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン/創元SF文庫/2011年・87

「十年ゴム消し」忌野清志郎/河出文庫/2009年・3

「賢者の贈りもの」O.ヘンリー/新潮文庫/平成29年・3

「パリのショーウインドウ、パリのショップインテリア」エクスナレッジ/2016年・初版

「パリの小さなアパルトマン」ジュウ・ドゥ・ポゥム/主婦の友社/2009年・7

「好きに食べたい」服部みれい/毎日新聞出版/2020

「アーモンド」ソン・ウォンピョン/祥伝社/令和4年・26

「あやとりかけとり」竹久夢/二ノーベル書房/昭和50/

「雑草」竹久夢二/ノーベル書房/昭和51/

「春のおくりもの」竹久夢二/ノーベル書房/昭和51/3

「塔上の奇術師」江戸川乱歩/ポプラ社/昭和47

「蜘蛛女のキス」プイグ/野谷文昭訳/集英社/1987/5

「女に」谷川俊太郎詩集/佐野洋子:絵/マガジンハウス/1992/11

 今日の国分寺は雨時々曇りです。


 今日流れているのは、ギターのアンビエントです。

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# by yoshizo1961 | 2024-09-22 12:23 | 入荷情報 | Comments(0)

新入荷情報416

 本日は入荷情報です。よろしくお願いいたします。

【いろいろ】

「駅弁の丸かじり」東海林さだお/文春文庫/1999/1

「ブタの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/2000年/1

「マツタケの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/2001年/1

「パンの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/2008年/1

「昼メシの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/2005年/1

「ダンゴの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/2001年/1

「スイカの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/2001年/1

「伊勢エビの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/1998/1

「鯛ヤキの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/1996/1

「トンカツの丸かじり」東海林さだお/文春文庫/1995年/1

「食後のライスは大盛りで」東海林さだお/文春文庫/1995年/3刷

「枯木灘」中上健次/河出書房新社/昭和52/初版/函帯付き

「ショート・ショートの広場①~⑨」星新一編/講談社文庫/1989/10

「ショート・ショートの広場⑩」阿刀田高編/講談社文庫//20001

「ガラスの動物園」テネシー・ウィリアムズ/小田島雄志訳/新潮文庫/昭和63

「欲望という名の電車」テネシー・ウィリアムズ/小田島雄志訳/新潮文庫/平成6/16

「草野球の神様」ビートたけし/新潮文庫/平成10

「あのひと新潮文庫平成」ビートたけし/新潮文庫/平成9/4

「顔面麻痺」ビートたけし/幻冬舎文庫/平成10年/4版

「コマネチ!―ビートたけし全記録―」北野武/新潮文庫/平成11

「佐竹君からの手紙」ビートたけし/幻冬舎文庫/平成10/初版

「やくざと芸能界」なべおさみ/講談社+α文庫/2016/2

「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス/小尾美佐訳/早川書房/昭和59/13

「十津川警部の怒り」西村京太郎/光文社文庫/1993/初版

「十津川警部の逆襲」西村京太郎/光文社文庫/1994/初版

「十津川警部の決断」西村京太郎/光文社文庫/1994/8

「消えたタンカー」西村京太郎/光文社文庫/1993/32

「採集と標本の図鑑」小学館学習図鑑シリーズ17昭和387

「きかんしゃ1414」フェルト鈴木武樹訳偕成社世界の幼年どうわ1973

「タルホ座流星群」稲垣足穂夢の王国2大和書房1973年初版

「だいじなとどけもの」E.H.ミナリック:ぶんモーリス・センダック:えまつおかきょうこ:やく福音館書店19746

 今日の国分寺は晴れ。


 今日流れているのは、Haruka Nakamuraです。

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# by yoshizo1961 | 2024-09-15 17:09 | 入荷情報 | Comments(0)