読める本とは

 読める本を並べないといけないな、と最近思うのだった。

 読める本って?文字通りの読める本。読めるというのは、読んで深みを感じる本、心からお勧めできる本、ああ、これはいい本だったと言ってもらえるような本。小説が主体になるけど、その周辺も含めて。

 定番の名作と言われるものから、まどそら堂イチオシの本など文庫から単行本迄。一通り揃えたい。ていうかそういった本があるのが古本屋なのではないかっていまさら思うわけで、いかにそういう本がうちには少なかったかということに気が付いたというか・・・。

 もちろんおすすめの本を並べてはいても、やはりどこかマニアックすぎたり、奇抜だったり、ビジュアル先行だったりと、本そのものの魅力に圧されていたかな、と。それはそれでポリシーであるのでいいんだけど、落ち着いて向き合えるブンガクそのものが少ないんじゃないかと。

 自分が読んでこなかった作家でも、作品でも、いいものは限りなくあるわけで、読まず嫌いではなく並べ嫌いなところを是正するべし…と思ったわけです。

 お客様にスタンダードな名作のリクエストをされて、ああ、おまちください、と自分でこれはどうかなと差し出した本はいずれも定番ではあってもやっぱマニアック気味であったりするので、そうか、そういう需要にも答えられる棚がひとつくらいないといけないなーと思った次第。

 近代、現代文学の日本、外国小説のスタンダードで、おすすめできる作品を。そんな棚が必要だった‥というお話でした。

 今日の国分寺は曇り時々雨。

 今日の気になる一冊は、「獄門島」横溝正史。角川文庫。夏の最後に横溝正史はいかがですか。お店にある版は昭和46年の初版本。そうです、白背です。白い背を見て、おお!と反応してくださるお客様が少ないのは残念ですが、それも時代でしょうか・・・。

 今日流れているのは、「memimiamon」小林武文です。
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by yoshizo1961 | 2018-09-01 15:27 | 本あれこれ | Comments(0)
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