秋はもうすぐ

 もう夏も終わり。まだ暑さは残っているけれど、夏気分は抜けてきた。

 秋になったら寝苦しさからも解放され、蚊にも刺されずに穏やかに眠れるというもの。秋の風も空気も心地よくて、読書するにはもってこいの季節となりますな。

 クーラー入れなくてもいいし、暖房つけなくてもいいしで、電気代がグ―っと抑えられてうれしいし・・・。ホント、電気代って腹立つくらい高いもんね。電話代も。お店の固定電話って無いとまずいんですかね。そりゃあ、まあ無ければないで困りますか。携帯に全部かかって来るっていうのもね。

 ま、とにかく秋は何かとうれしい季節。お月さんを眺めながら古本屋を営む…意味が不明だけど秋と古本屋は相性が良さそう。栗羊羹でもいただきながら、古本売るわけですよ。お客様も秋の風情でね、いい季節になりましたねなんて言いながら、どこかで鈴虫が鳴いていたりするわけですよ。
秋風に乗って、夏には青かった葉が一枚ひらりと店先に落ちてきて、ああ、もう秋だね何て言いながら拾った葉はどこか哀しげな色合いで。

 まあ、お茶でも飲んでいきなさいと差し出すと、そうですか、ではいただきますと湯呑を受け取るお客様の手には、つい今しがた拾った葉の残り香が。帳場の前で秋の香りが広がって、私もお客様もいっとき目を閉じる。秋の夜の古本屋でのひととき。今宵は中秋の名月。・・・なんてね。

 それではまだ夏の名残りを楽しみながら、もうすぐ来る秋を楽しみに今日も働きましょうか。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。

 今日の気になる一冊は、「ドサ健ばくち地獄(上・下)」阿佐田哲也。角川文庫。バックヤードから出てきた懐かしドサ健。もうこれを読むと小さいことで悩むのが馬鹿馬鹿しくなってくる。もちろん救いもないので明るい明日は見えてこない。けれどもどん底だと思っていてもそのまた先にもまだまだ底はある気がして、負ではあるけど希望めいたものが感じられる。さすが阿佐田哲也。

 今日流れているのは、昨日と同じくリュートです。
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by yoshizo1961 | 2018-08-30 14:40 | お店あれこれ | Comments(0)
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