梅雨まっただ中ですな。雨が降るのは梅雨だからなのか、または梅雨だから雨が降るのか?ていうのもどうでもいいですかね・・・。ま、とにかく梅雨なので雨ざーざーですな。
多少の湿気は本に必要ですが、この時期の過多な湿気は困りもんです。波打つほどではないにせよ、なんだか本が重たいというか、スカッとしてないというか。乾燥し過ぎて反りかえるほどの乾燥っていうのも普通ないですが、どちらかっていったら乾燥しててほしい。雨の湿気を含むと店内も古本的澱みっていうか、空気が重くなるので。
でも雨自体は好きです。傘をさすのは億劫ですが、雨粒が傘を打つ音や、しずくが落ちる様とかいつまでも聞いていたり見ていたりできる。雨音って悲しい記憶なんかもあるんだけど、抒情的だし哀切感があって絵になるし。だから「・・・ナントカレイン」だの「雨のナントカ・・・」だのっていう歌がたくさんあるわけですな。
あー、でもこの時期になると早々と蚊も出始めるので、玄関開けっ放しのうちのお店も蚊に刺され始めるわけです。ていうかすでに刺されてる・・・。
雨でも古本屋は開いているので、こんな雨の時期でもどうぞ足をお運び下さい。
今日の国分寺は雨。明日は火曜日ですのでお休みです。また水曜日に。
今日の気になる一冊は、「ペーター佐藤作品集 パステル・ワーク」クレオ。80年代初頭ってペーター佐藤のイラストが流行りました。たぶんトレスコかなんかで写真うつして描いてたんだと思うけど(違ってたらすみません)、パステルとゆるやかな輪郭線が相まっていい感じの人物イラストになってた。おしゃれっていうか。この作家の絵を見るとその時代が思い出されます。
今日流れているのも、ブライアン・イーノです。