わたしたちは自由だ

 ほろ酔い夜話第11夜、今回もつつがなく終了。

 みなさんの朗読はいつもと比べて長めだったので、時間的には押しまくりでしたが全員ステージに立ち(ていうか座り)、朗読もしくは語りをし、呑んで、そしてみんなで話しました。

 酒の話、ショート・ショート、落語、俳句、スウェーデン・警察ミステリー、暮らし、児童書、アーティスト、自作エッセイ、フランス詩、詩集、他に自分のことなど。みなさんメートルが上がるごとに盛り上がってくる(いまどきメートルが上がるっていうか?)。

 選んだ本とその内容はバラバラでも、みなさんに共通するのは本(またはその物語)への愛情と360度の好奇心。そしてなによりお互いが読んだものについて皆で話すことが楽しい。内容はもとより、その周辺から広がっていくこの展開が、ほろ酔い夜話の醍醐味ですな。

 後半はグッと場も温まり、前回参加したこのほろ酔い夜話について書いたエッセイでもって文芸雑誌のエッセイ大賞を受賞した小池くんが、そのエッセイを朗読。そして、その文章の清冽さと訥々としたその朗読とが絶妙に響き、みな静かに聞き入って厳かな雰囲気に。

 また、読む前に、生活に埋没しがちな子育て世代のアンニュイを吐露しつつ、そこから自由になりたい、いや自由になるべきと真摯なまなざしでもってその心情を表現した後に、フランスの詩人エリュアールをフランス語で朗々と読みあげたママ。国分寺の小さな古本屋の暗闇の中、脆弱な光の下で聞く朗読に目を閉じれば、パリの並木道やサンジェルマンのアパルトマンの屋根裏部屋が浮かんでくる。その絶妙な空気感の中で、微かに聞こえてくるパリッポリッという音。何だろうかと後ろを振り向くと副店長がこのフランス空間まっただ中で、柿の種をポリポリ食べて一人もぐもぐタイム・・・(笑)。

 ぼくは書く お前の名を・・・エリュアールの詩に心を打たれつつ、今宵のほろ酔い夜話も佳境。鈴木志郎康の詩も出て、最後に、朗読無しでも自分語りで自己表現した参加者さんたちもいい余韻を残してくれました。

 今回もほろ酔いというには呑み過ぎの方が数名散見されましたが(笑)、みなさん無事にお帰りになったでしょうか。後片付けもそこそこにして飛び乗った電車は最終ひとつ前。とにもかくにも今回も無事終了してホッとした楽しい夜となりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。次回は春過ぎに。またよろしくお願いいたします。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、サキソフォンの曲です。
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by yoshizo1961 | 2018-02-24 19:20 | ほろ酔い夜話 | Comments(2)
Commented by peko2nd at 2018-02-25 09:38
こんにちは。
「ほろ酔い夜話」というタイトルが素敵🍺🍷🍶
参加された皆さんが楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。いいなあ♡
国分寺再訪がなかなか実現しませんが、一度私もお仲間に入れてください。
飲み過ぎてご迷惑かけないようにしますm(_ _)m
Commented by yoshizo1961 at 2018-02-25 13:59
peko2ndさま コメントありがとうございます。いつかタイミングが合う時などにぜひご参加ください。みなさん呑んで読んで楽しんでおられますよ!
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