暑い!
なんだか無性に腹が減ってきたので、ついこの間、買ってしまったポテチの残っていた分をパリポリ食べてしまい、いま腹が重くなってしまった。
食べつけないものを食べるとめずらしさもあってがばがばと食べてしまい、たとえばポテチの油がこんなにも腹を重くするのかということに食べている時は気が付かず、後で後悔(後で後悔って変?)するのだった。
ま、ポテチ喰ったくらいで腹が重いなんてやわなことを言っている自分をどうにかした方がいいのかとも思うが、それでも自分にとって腹の重さはきつい事なのである。
自分の腹の中にいる大腸菌とかビヒズス菌とかが全員集合して俺という生物を生かすためにあれやこれやしているのかと思えばこの腹の重さもいずれ分解もしくは中和されて、ああ、どうやら落ち着いた状態まで連れて行ってくれるはずで、そうこう考えていたら割と腹のハリも消えてきた気がするし、胸辺りがムカつく感じが残ってるくらいで、どうにかなるかなという感じか。
腹が減れば何か食べなくてはいけない。若いお嬢さんふたり連れのお客様が、萩原朔太郎の本を見ながら何やら語っていたので耳をダンボにしているうちについつい会話にシャシャリ込み、アーティストは働くべからずなどという話にまで発展し、おれはいったいなんでこんな話をしているのだ?と思いつつ、この腹の重さがその一因であるとまた思いつつ。
時間を置いたために酸化したポテチ油のせいだという結論を得て、そんなもんはもう食べないぞと腹の中の菌たちに伝えるべく残って冷たくなったコーヒーをひとくちすする。菌たちはそれに答え、おお、そうしろそうしろと腹越しに言うのだった。そして、お客様は萩原朔太郎ではなく、谷崎潤一郎を買って行かれた。
今日の国分寺は晴れ。腰も痛い。
今日流れているのは、エンヤ。ベスト盤。