帰ってきて・・・。そう言われたら帰りますがな!ってそういう話じゃなくて・・・。
昨日の晩、そろそろ閉めようかなという時間帯にいらっしゃったお客様とSFの話になり、ジャック・フィニィの話から頭が錯綜してジャック・フィニィのタイムトラベルものとごっちゃになってしまったあの作品、なんだったっけなー、えーと、ほれ、あの、えーと、もう最近いつもこうで、何て言いながらそうだ、リチャード・マシスン!リチャードマシスンの「いつかどこかで」・・・じゃなかった『ある日どこかで』!!
てな会話をしていたわけですな。『ある日どこかで』は、リチャード・マシスンというアメリカの作家が書いたタイムトラベル恋愛小説。もう古典ですが、すごくいい話。1976年の世界幻想文学大賞の長編部門で大賞を受賞していて、創元から文庫本が出ていますな。
その『ある日どこかで』がいいですよーという話をしていたわけですが、自分で推薦してたらついあらすじまで話してしまって、それもジャック・フィニィの作品と混ざってしまったのですごいストーリーになって(笑)、あのお客様はきっと探して読むんだろうなーと思うけど、全然話が違っていてすみません・・・ていう。
ヒロインが主人公に向かって言う「帰ってきて・・・」というその言葉が胸に響く、SFなんだけど一級の恋愛小説なんでした。『ある日どこかで』、おすすめです。
今日の国分寺は曇り。朝の雨はひどかった・・・
今日流れているのはまたまたサキソフォンです・・・