フォトジャーナリズムについて考える

 フォトジャーナリズムについて・・・?いやー、そんな難しいことについて考えるわけないでしょ、このワタシが。

 実はあの有名なLIFE誌の『The Best of LIFE』が入荷しているので、値付けをしようと見ていたら、ぐぐーと引き込まれてしまい、写真、いや報道写真というものはいったいなぜここまで強烈なのかと考えてしまったというわけ。

 いつもはアート系の写真集を見てふんふんと言っていたけど、こうした報道写真というのはそんなにちゃんと見てなかったなーと。そうしてしみじみ見てみるとこれがまたすごいんだなあと思ってしまった。

 いや、20世紀は(21世紀もか)、戦争ばっかしてる気がするわけで、どうしてそういう状況下だとこんなことがあたりまえにできるんだろうと、首をかしげながらもその現実に打ち震える写真が多くて。平和がいちばん、そう思いますね。刀を振り下ろそうとする日本兵の腕はそこまで太くなく、目隠しされた捕虜の兵隊は今まさに自分の首がはねられるということを、そしてその瞬間を感じているのかすでに生気を失っている気がするし。こんなことが行われていいわけないのに、戦争時はそれがOKになるなんて。そしてそうした状況を伝え残す報道写真の強烈。うー・・・。

 収められている写真は戦争報道ばかりではなく、スポーツ、科学、フアッション、生活など多岐にわたるが、楽しい写真はホッとする。他に、楽しいものではないけど、一枚だけ妙に琴線に触れる写真があった。イギリスから独立したインドの人たちの移住の行進写真。広がる空に流れる雲、名も知らぬ大木が連なる道を痩せた牛車で荷物や子どもを乗せて進む人々。何故かわからないけど昔見たような、既視感にも似た感覚に襲われる。ひょっとして前世でここを歩いていたのかな・・・などと想像してしまう。

 古本屋でこの本を見つけて買って行くには相当腕が疲れる重さの本だが、だれか買っていってほしい。こういう本が必要なんだよね、世の中には。消費されるだけじゃなく、考えるという意味で、または感じるという意味で。『The Best of LIFE』、おすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、押尾コータローです。
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by yoshizo1961 | 2016-06-14 14:54 | 本あれこれ | Comments(0)
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