夏休みに読む本はこれだ!第二弾。「永遠の出口」と「鼓笛のかなた」。
子どもから大人まで、幅広くお勧めできる2冊。夏休みに読む本にはピッタリだと断言しても、言い過ぎではないと思うよ。両方とも読後感が素晴らしい。素晴らしいというか、満足するというか。
「永遠の出口」は、森絵都の作品。小学生から高校生までの少女の視点で描かれた日常。家族、姉、友達、学校の先生、初恋、卒業と、誰もが通過する自分と周りとの理解と対立。けれども読後はなぜかすがすがしい。児童文学を書いてきた作家が書いたエンターテイメントでもある。その筆力が、グイグイと読者を引き込んで読ませてしまう。青春まっただ中の人(年齢に関係なく)におすすめ。
もう一つは上橋菜穂子の「鼓笛のかなた」。こちらも児童文学だけれども、まあ、読めばわかる、と言ってしまおう。哀しいけどね、ある意味。けれどもこちらも読後はすがすがしい。日本のおとぎ話ティストのファンタジー。また読みたくなると思うよ。物語のベースは愛なのだよ。ほんと。
2冊とも夏休みの自由時間、風の通る部屋で冷たいラムネなどかたわらに置いて読書したら、たぶんその時間のことはずっと忘れないだろうね。この2冊の書影を見るたびに思い出すあの夏の日・・・いいじゃないですか、そういう記憶って。若ければ若いほど記憶に残るしね。いやいや、年取ってからでも残りますよ(忘れるのも早いけど)。
読んだら誰かに教えたくなる、そんなおすすめな2冊です。
今日の国分寺は曇り。夜には雨ですかね。台風だもんね・・・。おお、それと、今年はお盆休みします。8月14日(木)・15日(金)・16日(土)の3日間です。よろしくー!
今日流れているのはエディット・ピアフ。久し振りです。