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「世紀の曲がり角」で時間が止まる

 昨日はずっとイエスの「究極」を流していた。「究極」を流すと、お客様がたくさん来ていただけるというジンクスがあるので。

 通常よりたくさんのお客様が来て、たくさん買っていただいた日にたまたま「究極」が流れていたという経験を、ジンクスに見立てて勝手に思い込んでいるので、売上が下降線の波の時に「究極」をかけてみる。霊験あらたかなジンクスなので、そうそう使うわけにもいかない。いつも使うと、ちからが落ちてしまいそうだから。

 昨日も「究極」のおかげか、昼間からお客様がどしどしやってきた。たまにはこういう時もあるのです、的な人数が店内にひしめく。学生さん4人組が来店されて、熱心に棚を見やっている時に静かに流れ始めたのは、「究極」のなかでも大好きな「世紀の曲がり角」。

 スティーヴ・ハウのエレキ・ギターと、ジョン・アンダーソンのボーカルがこの小さな古本屋に降りそそぎ、時間の流れを止めてしまった・・・などとうっとりとしているのは店主のみで、学生さんたちは聴いている風でもなく、本についてあーだこーだと会話しているのであった。おーい、みんな、いま「世紀の曲がり角」かかってるよー!いいところだよー、と心の中で叫んでみても、70年代のプログレってことじたい興味なしかな?そうだわな、プログレって?って世代だもん。知ってるほうがめずらしいよね。

アルバムバージョンではなく、(友達のFくんから教えてもらった)ルネッサンスのヴォーカリスト、アニー・ハズラムが歌い、スティーヴ・ハウがアコギを弾いているバージョンも最高だ。皆さん、イエスの「世紀の曲がり角」聴いたことなかったらこれ読んだ後、ユーチューブで聴いてみてください。とってもいい感じですから(普通ここでクリックすれば聴けるようにしてあるんだろうけど、いまだにどうやったらいいのかわからない)。

 あれよあれよといつのまにか夕刻になって、お客様の波もひとごごちつきほっとした瞬間、すうーっと「世紀の曲がり角」のイントロが。・・・今度は本当に時間が止まる。10代から聴き続けてそれでも飽きないんだから、凄い曲だね。おなじ「究極」にはいっている「不思議なお話を」も名曲。やっぱブリティッシュですね、プログレは。

 今日の国分寺は曇り。雨降るって言ってたけど、なんとかもってる。明日は雨かな。明日は定休日なのでお休みします。また金曜日に。

 今日はおなじイエスでも「究極」ではなくて「危機」にしてみましたが、こちらはジンクスは出来そうもなく、お客様もちらほら・・・でした。

 昨日も書きましたが、そびえ立つビルの前で素っ裸で背中を向けているおっさんのアルバムジャケットのデザインはヒプノシスでした。・・・そんな感じですね。

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by yoshizo1961 | 2014-03-26 18:06 | ミュージックあれこれ | Comments(0)
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