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「りぼん」研究してみた

 「りぼん」1981・1月号~6月号/集英社がまとまって入荷したので、当時の連載状況や雰囲気などを研究してみることにした(研究はおおげさですが)。

 まず表紙絵。1月号/小田空・2月号/陸奥A子・3月号/高橋由佳里・4月号/小椋冬美・5月号/太刀掛秀子・6月号/池野恋。おとめちっく路線ですな。バランスもよい。

 この当時の連載は、通常の連載が5,6本とギャグ系(プチ・メルヘンという括り)。’81話題の5大連載(そう書いてある)は、「砂の城」一条ゆかり・「オッス!美里ちゃん」金子節子・「ほほえんで散歩道」佐藤真樹・「舞ちゃんノン・ストップ」池野恋・「空くんの手紙」小田空。プチ・メルヘンが「いじけ村のムースくん」沢田とろ・「アウトとセーフ」赤座ひではる・「キノコ・キノコ」みをまことの3本。連載ものは終わったり新連載が始まったりを繰り返すが、3月号から、陸奥A子のあの「こんぺい荘のフランソワ」が始まる!おとめちっくラブ・ロマン、となっている。6月号からは小椋冬美の「リップスティックグラフィティ」が。こちらはファッショナブル・学園コメディ、となっている。

 連載ものと同じくらいの比重で、読みきり作品が3,4本入る。2月号では太刀掛秀子の「子猫ちゃん迷い子」50ページ!そしておなじく太刀掛秀子で4・5月、二月をまたにかけて120ページ前後編歴史ロマン「青いオカリナ」も。他にも萩岩睦美の「ミッドナイトはりねずみ」や、高橋由佳里「やさしい訪問者」、新井裕子「悲しいほどお天気」など。

 そして最大の特徴である”ふろく"。古本屋をまわっても、りぼんについていたふろくを並べている店にはそうそうお目にかかれない(うちのお店にもありませんが、買取させていただきますよ!)。たとえば、陸奥A子のシークレット・レターとか、小椋冬美のラブ・テスター(色の変化で愛情度がわかるらしい)、太刀掛秀子のレインボー・フェアリー・レポート・パッドなど。けんしょうプレゼントも凄い!陸奥A子のスタジアムジャンパー50名!太刀掛秀子のショルダーバック100名!など。ああ、お店に並べてみたいもんだ(売れるのか?)。

 ここまでレポートしましたが、残念なことを発表しなければなりません。というのは、この1月号から6月号まですべての巻頭カラーページが切り取られているのでした・・・。コンディションがいまいちでも、おとめちっくが載っている「りぼん」ですから強気の価格でもいけますが、切り取りとなると・・・。

 というわけで低価格でご提供させていただきますので、あの当時の雰囲気を味わうだけでも、というお客様がいらっしゃったらどうぞ、よろしくー!(結局、宣伝になってました)

 今日の国分寺は、そぼふる雨。昨日と、えらい違い・・・。

 今日流れているのは70年代のロック集。イアン・ギランの「セカンド・サイト」から始まりビーチボーイズの「思い出のスマ浜」、エアロスミスの「ドリーム・オン」と続いていきます。
「りぼん」研究してみた_b0304265_16436.jpg

by yoshizo1961 | 2014-03-01 16:04 | マンガあれこれ | Comments(0)
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