古本屋で絵を売る

 古本屋さんを始める時、古本以外に、昭和レトロな雑貨や、明治・大正あたりのちょっとばかり古めの器、紙ものなども並べたいと思っていた。実際、並べてはいるが、いまひとつ気がまわらず、おろそかな品揃えになっている。こちらもてこ入れして、週末など店頭に並べて、骨董市風にしてみたいとも思っているので、乞うご期待!

 さてさて、レトロ雑貨系以外にも、どうしても並べたかったものは、美術作品。店のドア上のシャッター戸袋にはわかりやすく、絵、彫刻と表示しているが、インスタレーションでもコンセプチャルな作品でも。

 お店に来ていただいたお客様であれば、既にご承知の通り極セマな店内なので、どこにそんな展示スペースがあるのかと突っ込まれそうだけれど、まあそこはそこで、どうにか空いているほんのわずかなスペースに、手前味噌だが、自分の作品を並べている。が、並べているのは残念ながらコピー。原画がご所望とあれば、すっとんで持ってきますが(笑)。

 少しばかりエクスキューズさせていただくと、画像にある絵は、イラストレーションの原画のように見えるけれど、本作を想定したエスキース。実作としては、やたらでかくてテクスチャーバリバリの絵なのか彫刻なのかわからない、へんてこな作品にしようと思っている。

 もちろん自分の作品だけではなく、作家の作品も並べたいと思っている。実際近々、進行している企画もあるのでこちらも乞うご期待!

 今日の国分寺は降ったり止んだり。雨はきらいじゃないけれど、古本屋には、つらい・・・なぁ。

西荻のにわとり文庫さんに行く途中に、「雨と休日」という名の音楽のセレクトショップがあるけどお店の名前としては秀逸!
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と感心してしまったことがある。「雨と読書」・・・これもいいけど、出版社の季節もののコピーみたいか・・・「晴耕雨読」って自家製手描き栞の裏に書こうかと、思ったけどやめた。・・・ってなんの話だっけ。
 いま、雨は止んでいるね。明日も雨かなぁ・・・雨だと100円均一台を外に出せないので店の中が狭くなって困るんだよねぇ。只でさえ狭いのに、足の踏み場が・・・お客様にはご不便かけますが、どうぞ、よろしく。

 本日のBGMは押尾コータロー。雨によく合います。
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# by yoshizo1961 | 2013-10-01 17:03 | 美術あれこれ | Comments(0)

どうやって生きているのか

 住んでいるところの近所に住んでいる友人から、開店祝いでいただいた植物のつくりものを、ドアの横の手作り棚に置いてみた。つくりものではあるが、植物自体は本物なのでややこしい。吉祥寺にある、おしゃれでかわいい花屋さん(吉祥寺だったよね?間違ってたらゴメン)に特注で作ってもらったものだそう。そんなすばらしい作品なのに、ほんと申し訳ないことに、底面に付いていた木の皮の台座が取れてしまった・・・。ごめんなさい(近々直します)。

 不思議なことに、この植物は水をやらなくていいそうである(空気中の水分を吸収して生きているらしい)。人間も皮膚呼吸で腹いっぱいになったら?

 今日の国分寺は少し曇りぎみ。なんか腹減ってきた・・・

 本日のBGMはクラフトワーク。一日中聴いてると、やっぱ、ちょっとね・・
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# by yoshizo1961 | 2013-09-30 16:19 | お店あれこれ | Comments(0)

草間彌生は永遠

 現代美術の女王は、草間彌生で決まり。ちゃかして言っているのではなく、本当にそう思う。世界中で彼女ほどの美術家はそうはいない。傑出した彼女の作品は至って単純に見えるが、そこまでに至る道のりは相当のものだったに違いない。


 さて、ここに、現代美術を志す者が一人いたとする。彼、もしくは彼女が草間のようになりたいと思ったらどうすればいいか。

 その問いが、いつも頭の中にある。でも、答えも同じように頭の中にある。

 本当に美術を志す者は、その真剣さを行動で表現しなければならない。その本質である作品そのものは、自分の中でどうにか生み出さねばならないが、それを自分以外の他者に伝える為に、全力で走らなければならない。

 それが、あなたにはできますか?否、できていますか?そう訊かれて即答できるだろうか。

 草間はしばらく前に放映されたテレビ番組の中で、このような意味のことを言っていた。「わたしは、世界の草間になれるだろうか、世界の草間彌生に」と。ここまで評価されていても、本当の美術家には、終わりがない。


 今日の国分寺は晴れ。少し曇ったけれど。

本日のBGMは、70年代のロックが詰まったオムニバスの「The Golden Age of our school days」をメインに。Gillanの「Second Sight」がお店に鳴り響く!
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# by yoshizo1961 | 2013-09-29 18:42 | 美術あれこれ | Comments(0)

秋元文庫のある本屋

 かれこれ数十年前(アバウト!)、中学生だった私はやっと物心もつきはじめ、近代文学の有名な作品あたりから面白そうな小説を探して読むようになった。小学生の頃はもっぱら、江戸川乱歩の少年探偵団もの(ポプラ社の)を、学校の図書室から借りて読む程度だったので、キンダイブンガクなどという高尚な世界に触れた田舎の中学生としては、街の大きな本屋に繰り出して、わかったような顔で棚を徘徊しては満足していたものだ。
 私の生まれ育った街には、谷島屋という大きくて品揃えのよい本屋があり、日曜日になるとふらふらと遊びに行っては本を眺めていた。こづかいもさほど持っていなかったからほとんど買うことも無く、バス代ももったいないので、(今は無いが)馬糞通りという裏道を歩いて帰ることが多かった。その道すがらにも小さな本屋があり、その本屋にもよく立ち寄った。
 店の名前は忘れてしまったが、その本屋でいつも眼を引かれる棚があった。秋元文庫である。

 黄色の背表紙が連なって、ひときわ異彩を放っていたその文庫は、いわばライトノベルの元祖であった。近代文学とは程遠かったが、妙に引かれるものがあり、何冊か買った。SFでは眉村卓の「二十四時間の侵入者」とか、光瀬龍の「その列車を止めろ!」。YOUNGシリーズでは、「恋は緑の風の中」、「十五歳の絶唱」など。「十五歳の絶唱」は、中学生ながら、泣けた。

 大人になって、というか歳をとってから、懐かしさもあって秋元文庫を探すようになった。少し前までなら、新古書店の105円の棚にも、古書店の100均棚でもよく見かけたが最近はあまり見かけない。

 いま見ると、SFなら挿絵画家の依光隆の表紙絵が凄い!とかファニーシリーズの水森亜土のイラストが最高!とか見所満載なのだ。・・・が、うちのお店のお客さんの反応はいまひとつ。自分が好きだったから同世代には受けるだろうと思い込んでいたが、思い込みは、やはり思い込み。

 懐かしい思い出は思い出として。でも、当時読んでいた人にも、まったく知らない若い人にもお薦めしたい。黄色の背表紙を見かけたら、手に取ってみて。黄色はすぐ退色するから、日ヤケで薄くなった背表紙もあるけど、思い出は退色しないよ。


 今日も国分寺は秋晴れ。過ごし易い一日でした。明日は日曜日、お天気もよさそう。良い休日を。まどそら堂は営業しております。

本日のBGMは10CC.こちらも懐かしかったです。


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# by yoshizo1961 | 2013-09-28 19:57 | 本あれこれ

国分寺・殿ヶ谷戸庭園でボーっと

 今日はいい天気。
 国分寺駅南口を出てすぐ左側(小金井方面)、約50m程のところに、殿ヶ谷戸庭園がある。
お店に行く前にちょっと寄ってみることにした。元々は満鉄の副総裁江口定條氏の別邸であったところを、昭和4年に、三菱財閥の岩崎彦弥太氏が買いとり、本館、茶室などを追加整備。
昭和49年に東京都が買収するまで岩崎氏の別邸として利用された(パンフレットより抜粋)。
 まぁ、言ってみれば、昭和のはじめ頃このあたりは、のどかな別荘地だったわけである。
 
  玄関から中門をくぐり、少し進むと売札所がある。入場料150円(一般)を支払い、芝生を望む小道を進む。初めて訪れた人は、駅前でこんな静かな空間が広がっていることに驚くだろう。
よく手入れされた庭を愛でながら、萩のトンネル(細い小道の周りを囲む蔽いに、萩が取り巻いてトンネル状になっている)を抜け、くぼみに沿って下る。敷地の横に立つマンションの窓から、この景色が一望できるわけで、なんとも羨ましい。
 竹林が鬱蒼として、光が遮られ、しんとした静けさがあたりを包み込んでいる。竹林を抜けると大きな池が現れる。崖線の湧き水で作られており、大小の石の配置も、入り組んだくぼみのかたちに沿って立体的な表情を醸し、いい感じ。
 ここから池の上側にある茶室の「紅葉亭」まで急な勾配をかけ上がる。
紅葉亭から見下ろす景色はまさしく日本の庭園美。建物の脇には,ししおどしがありその音色が情景に色を添える。

 うーん、若い頃、暇なときはよくここに立ってボーっとしていたっけなぁ。いつまでも時間を忘れさせてくれる場所だ。相変わらずボーっとしていたら、おでこ数箇所、蚊に喰われた・・。

 ちなみにまどそら堂は、この殿ヶ谷戸庭園の前の通りを小金井方面に下って行き、大きな交差点に出たら、すぐ右に曲がった少し先にあります。
 庭園など散策した折には、是非、お寄りくださいませ。・・・って結局、宣伝かよっ!


 今日の国分寺は秋晴れ.過ごし易い一日です。

 本日のメインBGMはクラッシュ。でも飽きてきたので、夕方から別のに変えます。
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# by yoshizo1961 | 2013-09-27 17:49 | 国分寺あれこれ | Comments(0)