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ほんとうにおれが見えるのか

 ほんたうにおれが見えるのか・・・は宮沢賢治の『春と修羅』の一節だが、本当に俺が見えているのか?という疑問。

 というのも、二元論についての本を読んでいた時、知覚している像について考えていたら、知覚する時間についても考えてしまい、こんがらがってしまった。

 副店長と話をしていたとして、副店長は俺と言う知覚を得て俺と話をしているわけだけれども、副店長の網膜に、あるのかどうかも定かでない俺と言う実像の光の反射が届いて、やっとこさ副店長の脳に俺と言う知覚が現われるわけで、俺にぶつかった光子が副店長の網膜に届き、そこから電気信号で脳まで行くのに多少であっても有限の時間が必要になるわけだ。

 では今ここにいるであろう俺という実像に、副店長は今ここにいるという知覚の実感を得ていたとしても、それは過去の俺であって今ここの俺ではないわけだ。その意味においては、副店長は永遠に今ここの俺には会えないということか?

 おお。永遠に今の俺を見られないなんて。なんか哀しくない?みんな時間を共有しているようで、それはまったくすれ違っている!おーい!みんなー!俺は今ここダヨー!

 ほんたうにおれが見えるのか
 まばゆい気圏の海のそこに
(かなしみは青々ふかく)
Zypressenしづかにゆすれ
 鳥はまた青ぞらを截る
(まことのことばはここになく
 修羅のなみだはつちにふる)   宮沢賢治『春と修羅』から抜粋


 今日の国分寺は曇り。すっきりしません。

 今日流れているのは、ロッド・スチュアートのベスト盤。
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by yoshizo1961 | 2016-10-31 15:41 | 詩あれこれ | Comments(0)

棚をなんとか

 昨日は大騒ぎだったので何もできなかったけど、今日こそは本の整理を。 

 帳場から棚を見回す。玄関入って右側(帳場からは左側)の棚、最上段に面陳で並ぶ洋書絵本のラインナップをそろそろ変えてもいいかな、などと考える。

 その下、上から2段目の棚には翻訳文学と映画関係の本が並んでいるが、そっくりそのままチェンジしてもいいかな、とも考える。ていうか、大幅に本の入れ替えなどしたいなと。

 マジで動かせば一日どころでは終わらないので、何かの拍子にでもやれれば。例えば、東京蚤の市の搬入の時とか。いやいや、いまからちょっとでも始めよう。あー、もう少し空間が広ければなぁ・・・などど思ったりして。ちびまどの頃はこの半分、いやもっと小さな空間だったじゃないか。あの3坪空間でよく並べていたもんだ。それはそれでいい感じだったけどね。

 スタンダードな古本屋なら、店の真ん中にドドーンともう一本、棚を立てるんだろうけどうちの場合はそういう風にはしたくなかったので、とりあえず浮島のようなディスプレイ台を真ん中に置き、高さを感じさせないようにしている。これはこれでいいんだかそうでないのかよくわからないという・・・。無きゃ無いでスッキリするけど、本が置けない。

 ま、そんなこと言ってるヒマがあったら体を動かすのだよ。さてやりますか。

 今日の国分寺は曇り。寒いですなー

 今日流れているのは、ボサノバ関係です。
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by yoshizo1961 | 2016-10-30 15:03 | お店あれこれ | Comments(0)

ハロウィンな土曜日

 今日は土曜日、古本デー!と、毎週土曜日になると呟いていたが、今日はそれに加えてハロウィンだった。とはいえ自分のところだけのイベントではなく、国分寺南口を中心にしたハロウィンイベントで15店舗参加でにぎやかしかったわけです。

 200個くらい用意されたお菓子がほとんどなくなったのには驚き。ま、しかし子どもらはかわいいもんだった!お菓子くれないといたずらするぞー、って。この日のために相当気合い入れて仮装してきたんだね。

 しかしいちばんインパクトがあったのはゾンビメイクの3人家族。その顔で街歩いて大丈夫?と言いたいくらい怖かった(笑)。あれだけやれば楽しいだろうなーと。子どもはまだ小さくて何をしていたのかわからないだろうけど。自分は背高の帽子とオレンジのモールをマフラーみたいにしていただけだけども、なんとなく気分は出てたと思う(笑)。

 ボランティアのUさんが、子どもらの対応を一手に引き受けてくれたので、見ているだけでよかったから助かった。ハッピーハロウィン‼と笑顔で子どもらと楽しんでくれました。ありがとうございました。にぎやかすぎてお隣近所には迷惑だったかな・・・どうもすみません!

 ま、かわいい子どもらを見られてそれだけでいいイベントでした。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れていたのは、トオヤマタケオです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-29 17:07 | 国分寺あれこれ | Comments(0)

国分寺いまむかし

 僕が学生だった頃、国分寺駅にはまだ丸井や駅ビルはなく、駅構内に南北をつなげる一本橋のような通路があるだけだった。

 南口から北口に行くときは、この駅通路を定期で入って定期で出るか、遠回りをして殿ヶ谷戸立体をくぐって行くか、国立寄りの花沢橋を渡るしかなかった時代。

 南口の駅前にはもちろん、マルエツの入っているあのでかいビルなんてなかったし。あの辺は昭和な商店街だった。記憶が曖昧で、ガタガタの歩道と電柱しか覚えていない。それでも駅前の何て言う名前だったか忘れてしまっけど、中華料理屋が2軒あり、そのうちの1軒でよくレバニラ炒め定食とか、ラーメンライスを食べていたっけ。いまみずほ銀行の裏手にあるコンビニの場所にはこれまた昭和な居酒屋があった。

 ちょくちょく行っていたのはそうした居酒屋ではなく、ちょっとこじゃれた、当時で言うカフェバー。南口からテケテケと坂を下りてきて、レトロなマンション(当時でさえレトロな感じがした)の半地下にあったハーバーという店。

 ん?レトロなマンションの半地下?それってここじゃないか!(ってわざとらしいか・・・)。そう、当時このアンティークアヴェニューの中にあったハーバーという店にたまに来ていたのだった。いまでも記憶が定かではないのだけれど、周りの人の話だと、どうやらハーバーはこのまどそら堂が入っているここの店舗だったというのだが・・・・。

 記憶では一番端っこだったと思うんだけど・・・。ま、とにかく学生の頃からここに通っていたということは、やっぱ何かの縁があるんだろうな。そんなことを思いながら国分寺の古い写真集などを眺めております。

 今日の国分寺は雨。寒いですな。

 今日流れているのは、イエス。『CLOSE TO THE EDGE』です。
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by yoshizo1961 | 2016-10-28 13:41 | 国分寺あれこれ | Comments(0)

未整理本タワー

 買い取り本などが溜まって来ると、置き場所に困って、帳場近くのとりあえず空間のある所に一時的に置いてしまうのだが、これを放置プレイしてしまうといつのまにやらタワーと化し、そうなってしまうとなんだか触りたくなくなるので、さらにタワー化していくという悪循環。

 もちろん早々に片づけるつもりで置いているので、気にはしつつも気にしないようにするという歪んだ感覚のまま毎日タワーを築く。もうどうにもならないというところまで来てやっと片づけるという・・・。

 しかしこの未整理なタワーが気になってしょうがない系のお客様が、少なからずおられるという不思議。積み上げている本ににじり寄り、崩さないようにどうにかほじくり出したくてしょうがないという感じ。きれいに並んでいる棚を見ればいいものを、何故か乱雑なカオスにしか興味がないという・・・。

 ま、わからないわけでもないので何も言わないけど、値付けはもちろんクリーニングもしていないので、下の方からなんとかほじくり出して、これくださいと言われるとちょっと困ったりする(笑)。

 たしかにきれいな棚よりカオスな方が何かありそうな気がするもんね。山の中から掘り出し物的な感じってあるから。というわけでそういった需要もあり、帳場近くのタワーは存在するのでした(ただ片づけてないだけじゃん)。

 今日の国分寺は晴れ。暖かいのでいい感じですなー。毎日これくらいならいいのに。明日は木曜日なので定休日です。また金曜日に。

 今日流れているのは、ボサノバ系?そういうのを集めたCDです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-26 14:33 | 本あれこれ | Comments(0)

年の暮れにはほろ酔い夜話

 ほろ酔い夜話の季節ですな。熱燗でやるのがたまりません。そういえばもう日本酒が切れているかも。お店を退けて家に帰り飲む日本酒の一杯がたまらないわけですな。

 元々お酒は弱いのでそんなに飲めるわけではないんだけど、ずっと飲み続けているうちにそれなりにお酒の味覚というものがわかるようになってきた?

はてなマークは通ぶって言えるほどわかっているわけじゃないので。けれども最近家の近くにニューウェーブ系の酒屋さんができて、そこのご主人のおすすめがまったく大当たりということで、日本酒通ぶりたくなるわけだった。

辛口系よりまったりとした純米酒が最近のハマりパターン。うう、もう飲みたくなってきた。ぬる燗でもいけそうなくらいのまったりとしたやつ。とはいえ、お猪口2杯から3杯で十分なので酒飲みからすれば笑ってしまう程度なのであるが。

20代くらいまではお酒の匂いを嗅いだだけで吐きそうになってたのに・・・変わればかわるもんです。寒くなればなるほど日本酒が恋しくなりますな。11月の終わりか12月には今年最後のほろ酔い夜話、ありますよ。美味しい日本酒とともに、ほろ酔いですよ(ビールでも焼酎でもワインでも水でも)。近くなったら告知しますね。

 今日の国分寺は曇り時々雨。

 今日流れているのは、ビージーズ。といっても小さな恋のメロディのサントラです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-25 13:20 | ほろ酔い夜話 | Comments(0)

あのときの彼は

 ほんと人生はどう転ぶかわからない・・・いやそんな大げさな話ではないけれども。ありきたりな言い方だけど、明日のことなどわからないものなのだ。

 ちびまど時代の話。近所の大学の学生さんがよくお店にやって来て、しょげた表情で本を見つめていた。話を聞くと、就活がうまくいかないという。もう卒業だというのに就職先がみつからない。というより自分自身どうしたらいいかわからないと。

 また、本が好きなので本屋さんに勤めたいとも言う。もしこちらで募集していたら働かせてもらえないだろうか、とも。いやいや、うちは募集どころか続けていくだけでも必死状態なので・・・というと悲しそうに笑う。

 同じ頃、同学年の同じ大学の学生さんが溌溂とした表情でお店にやってきた。就職が内定したという。パリッとしたリクルートスーツをまとって、自信に満ち溢れている。まだ決まらない人も多いのに、よかったねというと、決まらないのは努力が足りないからだと持論を展開する。さっきの学生さんとは真逆。

 そして卒業前の年の暮れ、まだ就職が決まらない彼がお店にやって来て、同じようなことを言う。いっそのこと、就職というより旅に出てみたらと、沢木耕太郎の『深夜特急』を勧めると、それも無理そうかなという表情のまま帰って行った。その時買ってくれたのはつげ義春の『石を売る』が入っている本だった。それはいくらなんでもなぁ・・・とは思ったが。

 さてその後、国分寺マンションに移転してしばらくした頃、早々に就職が決まってよろこんでいた学生さんが久し振りにやって来た。疲れ切った表情で愚痴を言う。たしかにきついのだろうなぁ。そう簡単なことばかりじゃないよね。そんな話をして帰って行った。

 それから2年、あのしょげた表情だった学生さんがフラッとお店に入ってきた。顔を見てすぐわかったが、印象はまるで違っている。久し振りだねというと、覚えていないかと思っていたと。背筋がピンと伸びてしっかりとした意志すら感じる。どうしているの?と聞くと、あれから勉強して司書の資格を取り、いまは某大学の図書館で働いているという。

 そりゃすげー、よかったなあと言うと嬉しそうに笑う。本に関わる仕事に就きたくて、と。うちで働いてなくてよかったなあと言うと、いやー、とまた笑うのだった。ほんと、どうなるのかなんてわからないもんだ。背を丸めて五里霧中なオーラを出しまくっていた彼が、あんなにしっかりとしたお兄さんになっているんだから。うれしそうな表情でSF本を1冊買って帰って行った。

 なんだか感慨深い。おれもしっかりしなきゃと思ったよ。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、キース・ジャレットです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-24 14:51 | お店あれこれ | Comments(0)

今年の秋も東京蚤の市

 この秋の第10回東京蚤の市に出店します。出店させていただくようになってまだ3回目。まだまだ慣れません。

 なにしろ規模が大きいので、持っていく物量もそれなりになり、ささっと広げて・・・というわけにもいかず。わりとちゃんとレイアウトなど考えていかないと場が持たないという・・・。

 まわりの古書店さんたちのブースは、何故かいつもなんだかうまい具合に見えるので、うちもちゃんとせねばと。体力もいるし、頭も使う(うう、どっちもないじゃん)。もちろん、イメージはいくらでもできるので、こうしたいああしたいとは思うんだけど、実際にはそんなうまくいかないし。

 ただいつも詰め込み過ぎな傾向もあり、多少間引いてでもすっきりとしたレイアウトにしたいとは思う・・・けど、これがむずかしい。こういうセンスを持った人がまどそら堂にいればなあ・・・と、ま、僕と副店長ですから、ははは。

 当日は僕が出張って、国分寺のお店は副店長が開けています。国分寺の方ではブックタウンフェスの一箱古本市とアンティークアヴェニュー・フェスタがあるのでこちらはこちらで大変。両方ともうまくいくようがんばらなければ。

 この両イベントが無事終了すればひとごごちつける・・・はず。いや、どうかな(笑)。終わるまで休みなしです。それでも仕事ができるということだけでもありがたいというもんですな。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、グレン・グールドです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-23 13:23 | お店あれこれ | Comments(0)

電話ボックスの郷愁

 そういえばこの間お客様と、携帯電話が無かった頃の話で盛り上がった。

 ちょっと前まではそこかしこに公衆電話があり、10円玉を10枚くらい握りしめてかけてたんだよなあ(テレフォンカードが出回る前の話)と。アパートの近所の電話ボックス。

 今じゃ駅前くらいにしか見当たらない。あの電話だけがつながる手段だった。有線の電気信号が言葉だったのだから、今の携帯電話というのはテレパシーに近いかも。もっともっと小型化されて、耳飾りくらいになってそれで話していればもうテレパシーにしか見えないし。

 公衆電話の時代はそれはそれでゆるくてよかった気がする。時間があったというか、何事かにかける時間の取り方が今とは違って、きっと時間に色がついていたらあの頃の時間とはまったく違う色なんだろうなぁと。

 世の中の動き方がすっかり変わってもその変化を体験してきた世代であれば、あの電話ボックスの郷愁は感じられるはず。生まれたときから携帯電話があり、みんながスマホをいじっている子どもらの世代からしたら、どんなにゆるやかな世界に見えるのか。いや、不安になるのかな?

 スマホもパソコンもファックスもない、もちろんラインもフェイスブックもツイッターもない電話ボックスだけの世界でつながれば、人間関係はもっと密になる?いや、そうだった?それとも逆?僕はこのブログをどう書くのか?・・・紙の日記に戻るだけかな。

 今日の国分寺は曇り。雨は大丈夫かな・・・

 今日流れているのは、グレン・グールドのCD。たまにです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-22 13:47 | お店あれこれ | Comments(0)

木曜はちびまど

 昨日の定休日は、ちびまどでペンキ塗り。ちびまど

 朝はちょっとゆっくりして、コーヒーを。そのあとで味噌汁というなんだか雰囲気でないモーニングのあと、いそいそとちびまどへ。手前でこどもパンに寄ってパンを買い、その後ちびまどで養生作業などしていたらもうお腹が空いてランチへ。

 一応休日でもあるので、少しはお休み気分でお鷹の道まで足をのばす。ライトハウスでうどんを食べようということに。手前で「ことり」を覗いたら訪問中の看板が立ててあり、お留守。昨日は天気が良くて風もさわやか。少し暑いくらいがちょうどいい。テクテク湧き水の流れるお鷹の道をめざす。

 空気もかろやか、ひかりも慈愛に満ちて、もう秋のお散歩サイコー気分となり、気持ちよく歩く。ばっちりうどんもたいらげる。僕はきつねうどん、副店長は天ぷらの盛り合わせとうどん。おいしかったです。

 食後はお話などした後、楼門まで足をのばし、その後いちじくとか生落花生とか買い、テケテケ帰る。帰りは別の道を歩く。いい休日。

 ちびまどに戻り、ペンキ塗り再開。この作業が終わればほぼちびまど完成だ!とはいえまだまだ時間はかかる。焦らずしかし急いでと。ん?ゆっくりいそげ?

 そんな一日だったけどひさしぶりにゆっくりとした気分で過ごせました。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。

 今日流れているのは、パリ・ミュゼというフランス語のCDです。
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by yoshizo1961 | 2016-10-21 15:09 | お店あれこれ | Comments(0)