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曇天・月曜・静寂の井戸端会議

 こうも重たそうな曇天では歩いていても気圧がのしかかって両肩が痛む。荷物がまた重い。

 今日は月曜で、アンティーク・アヴェニューの各店はみなさんお休み。うちとお隣の若松さんのところは営業中。元あすなろ歯科さんのところは今日も工事中。たまに工事の音が鳴り響く程度で静かなもんです。

 それでも今日は、昼から出足よくお客様もいらっしゃるのでうれしいですな。ではここらでちょっと休憩してコーヒーでも淹れますかね。それにしても今週はこんな天気がずっと続きそうですっきりしません。カラッと秋晴れの日に、お客様もワンサカ、心もスッキリというわけにはいかないもんでしょうかね。

 そうそう、一箱古本市の参加希望者が10名超えました。まだ時間はありますから、ご検討ください。アーケード内で20店舗くらいはいけそうなのでまだ大丈夫です。やろうと思えば50店舗だってできるスペースはありますが、まずは15~20店舗くらいですかね。当日お店は副店長にまかせて僕も出店しようかなと思っています。それどころじゃなかったら控えますが、ま、ゆるくのんびりとやりましょう!店主さんの数がまとまってき次第、屋号など情報を発信する予定です。

 このもた~とした天気のせいか、読書が進みませんな。いま、まともに読んでいる本がない。オースン・スコット・カードの「ソングマスター」が途中で止まっており、雑誌は何冊か読み、マンガも何冊か読み、というところ。この季節こそ読書の秋ではないかと啓蒙しなければならないのに、読んでないなー・・・。みなさんはどうですか?

 今日の国分寺は曇り。晴れてほしいっす。

 今日流れているのは、「小さな恋のメロディー」のサントラ。ビージーズです。
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by yoshizo1961 | 2015-08-31 14:47 | お店あれこれ | Comments(0)

なんともない日曜日

 こんにちは。また日曜日がやってきましたが、残念な天気ですな。一週間が早い・・・歳のせいでしょうかね、そんな感じですわ。といっても、うちのお店は木曜定休ですから、日曜日が日曜日に感じなくなってきました(笑)。

 今朝は日曜気分だけでもと、コーヒーを淹れて、茂右衛門のスコーンとヨーグルトと、酢入りのトマトジュースで朝食。酢入りのトマトジュースだけ違和感ありますかね・・・。

 ま、日曜の朝だしのんびり感だけでも味わえればと、新聞など読みつつ、テレビも見つつでまったりしていると、テレビで山歩きの場面が。かなり高い山の峰を歩く登山者の映像。相当断崖絶壁の足元グラグラ、超細い一本道、よろけたらあの世行きという恐ろしげな山の峰。

 こりゃすごいね、どこ?とよく聞いていると八海山だと。ふーん、八海山・・・こわいねぇと言ったら横で見ていた副店長が、そりゃあそうだよ、だって八海山死の彷徨だよっ、と自信たっぷりな表情で言う。八甲田山だよ・・・

 ところでお店やる前だったら、日曜日は図書館行ったりブラブラしたりでのんびりしてたけど、いまは日曜日も土曜日も休みじゃないし、生活が変わったといえば変わったですな。皆さん、日曜日は、まったりしていますか?ヒマだなぁというあなた、いますぐまどそら堂に行って古本でもいかがですか?お安くしときますわよ♡

 ま、それでもしかし、今日なんかこの天気じゃねえ・・・。昼から酒飲んで寝ちゃうとかね。逆に疲れそうだけど。それとも走りますか!近所一周!・・・ま、そういうのもね。というわけで日曜日はまったりのんびりするのがいいですよ、ゆっくりしてください。あー、仕事ですけどね、僕は。

 今日の国分寺は曇り。雨も。雨のためちびまどはシャッターおろしてます、壁が濡れちゃうので。そういえばあとで、八海山は酒しか知らないもんねー、ははははは!と副店長が言ってました。

 今日流れているのは、クロノスカルテット。やっと小野リサの呪縛から解き放たれた・・・?
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by yoshizo1961 | 2015-08-30 14:36 | お店あれこれ | Comments(0)

宮沢賢治全集と週間少年ジャンプの会話2 福袋編

まずはこちら→宮沢賢治全集と少年ジャンプの会話

 賢治先生!起きてください!緊急事態です!

 ・・・・・・。

 目をさまして下さい!早くしないと取り返しがつかなくなりますから!

 ・・・う、うん?

 賢治先生―!

 うーん、なんじゃな、さっきから耳元でうるさいぞな・・・

 あ、起きられましたか!賢治先生、私です、少年ジャンプです!覚えていらっしゃいますか?

 あー、たしか・・・うん、そうじゃな、前の店舗で横に並んでいたマンガ雑誌さんじゃったな、覚えとるよ。移転の前には世話になったのう。

 あー、いえいえ、そんな。お久しぶりでございます。いや、それどころではありません。わたしたちがついに売りに出されるようなのでございます。ここの店主が何やら画策しているようで、福袋の体裁で売ろうとしているようなのです。

 福袋?なんじゃな、それは。

 あー、先生はご存じないですね、よく洋服なんかをまとめて一つの袋に入れて売る販売形態があるんです。正月に多いもんですから福袋ってことで、まあ、お祝い系とお得感の融合で結構売れるんですよ。
 
 ほお、そんなもんがあるんじゃな、そんなに売れるもんかのー?

 まあ、中身次第ですかね。その福袋にわたしたちマンガ雑誌とか賢治先生の全集とか同梱して文庫なんかも入れて売ろうとしているらしいんです。

 そうじゃな、あの店主も何か考えがあるとは思うが、それでどうなるのじゃな?

 賢治先生のご本は全集でしょう?福袋になったらみんなばらけて売られることになりますよ。私たちもそうですけど。

 な、なんじゃと!?ばらけるじゃと!わしらは全集じゃぞ、ばらけてどうする。詩集のわしと童話のわし、短歌・俳句のわしだってあるのじゃぞ!

 そうですよ、私たちはジャンプ、マガジン、サンデーそれぞれ1冊ずつ振り分けられそうなんです。賢治先生のところも1冊ずつということになりますよ・・・。

 うーん、こまったのう、どうする?

 それでお眠りになっておられるところを起こさせていただいたんです。先生、なんとかなりませんでしょうか。

 うーん、なんとかといってものう、わしからここの店主に言ってみてもいいが、あの店主、耳を貸すかのう?

 賢治先生なら聞くと思います。お願いします。

 わかった、言うだけ言ってみる。ちょっと待っちょれ。

(しばらくして)

 ああ、先生、どうでした?

 うーん、どうもこうも、あの店主、わしの声が聞こえないみたいじゃな。いくら大声で呼びかけても振り向きもしないんじゃ。まあ、よく考えれば聞こえるわけないわな、本じゃし。

 えー?そうなんですか、先生のお力でもだめですか。あの店主、先生のファンですから聞こえると思ったんですが。

 そうじゃな、そういうわけにもいかんかったのう、結局わしは本、あの店主は人間じゃから。

 そ、そうですか。だったらどうしましょう?このままでは・・・

 どうじゃな、こうなったら売られていこうじゃないか。わしらは売れてなんぼの古本じゃ。何をこわがってこの世が生きられるかって。

 はい、賢治先生がそうおっしゃるならわたくし不肖少年ジャンプといたしましてもついてまいります。この古本人生、冥府魔道を行く者なれば、いかなる古本蟻地獄といえども自らの意志で落ちてまいる所存・・・

 あー、もういいです、あんたの話は長くていかん。それよりその福袋とやらはいつ頃登場するのじゃな?

 小耳にはさんだ限りでは秋ごろとだけ・・・

 ふむ、秋・・・。もうすぐのことのようじゃな。ではそれなりの心構えをしておくとしよう。まとめて売られるのも人生じゃ。福袋とやらで良き余生を過ごしたい。ジャンプさん、あんたも心構えをしておきなさい。

 ははっ。

 ・・・というわけで、まどそら堂特製「古本福袋」、この秋にドドーンと登場の予定です。こうご期待!

 今日の国分寺は曇り。雨も少し。早くすっきりとした秋晴れが見たい!一箱古本市の参加希望者が増えてきました・・・

 今日流れているのは、またまた小野リサ。止まったら変えます。
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by yoshizo1961 | 2015-08-29 16:30 | 本あれこれ | Comments(0)

九月の雨

 もうすぐ9月。九月の雨、セプテンバー・レインですな。

 9月になって秋がきたら、栗ご飯をたべよう(そんなことをいうと、栗の皮むき担当になるよ)。栗もいいが、茄子のしぎ焼きとか・・・。そろそろ日本酒もおいしく感じられる気温になって、秋はいいですな。

 夏は暑すぎて、恒例のバーベキューもパスしたけど、このくらいの涼しさだったらいいね。河原で涼しいなーといいながらバーベキュー、というのもなんだか変ですが。たいてい、焼き肉の後で焼きそばだけど、たまにはこれはたまらんなぁという美味い食材で豪勢なバーベキューなどをやってみたいもんだ。たとえば、サザエとかアワビ、イセエビの鬼ガラ焼とか・・・。ま、酔っ払ってしまえば味もわからないからタイガーえびとかでもいいけど。アワビじゃなくてとこぶしですかね・・・。

 秋のピクニックもいいですな。ちょっとした標高の山すそをハイキングして、ピクニックランチですよ。ファンシーなバスケットにサンドイッチ、洋物のブランドのビールかワインなどをいただきながら・・・。ま、現実は肉屋のコロッケとか唐揚げ、おにぎりでポットにお茶ですかね。

 それより秋こそ温泉ですかね。伊豆あたりがいいいですが、たとえば松本あたりまで出て美ヶ原温泉郷などちょっと定番から少しはずしたあたりのひなびた温泉に浸かってゆっくり過ごすというのもいいんじゃないか・・・ま、現実は花小金井のおふろの王様でしょうかね。でもおふろの王様もいいですよ、なかなか(笑)。

 ま、秋っていっても、結局仕事ですかね・・・。

 今日の国分寺は曇り。まだ降ってませんね。今日も肩が痛いです。そうそう、どばた時代に教わっていた藤村先生がご来店!ありがとうございます!

 今日流れているのは、またまた小野リサ。ただ変えてないだけですか・・・
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by yoshizo1961 | 2015-08-28 16:30 | 国分寺あれこれ | Comments(0)

夕焼け小焼けの赤とんぼ

 夕焼けどころかずっと雨降ってるし。昨日は一箱古本市の告知のため更新しなかったので、パソコンがまたぶっ壊れたと思われた方すみません。一箱古本市店主さん募集の件は24日のブログをご確認ください。

 さてさて、急に寒くなって秋めいてきたのでそんな話を。  

 アキアカネといえば赤とんぼ。その赤とんぼが激減しているらしい。確かに群青のシオカラトンボはよく見かけるが、赤いあの赤とんぼを見ないかも・・・。

 といってもトンボが群れを成して飛ぶのはもう少し秋が深まってから。まだまだ夏の残滓を味わいつつ過ごす今日この頃。コーヒーをのみすぎていまいち胃がスッキリしない午後。

 子どもの頃、水たまりがそこかしこに残る爆弾池(表現が古いですかね)の跡地で、夕陽の赤に染まった頃合いになると、赤とんぼが群れを成して飛び交っていた。そこへいつも被っていた野球帽を投げ上げ、たまたま入ってしまった赤とんぼを捕まえては遊んでいた。

 たまに糸を体に縛りつけて、そのまま飛ばしたりしておもちゃにしていた。体のお腹廻りを縛るとつぶれそうなので脚の付け根辺りをまとめて縛ったりとかして、子どもというのは平気でそんなことをするのだった。今そんなことをする子どもがいたら、何てかわいそうなことをするんだと、おこられるのかな。ていうか、そんなことをして遊んでいる子どもを見たことがない。

 春から夏、そして秋のはじめまで虫と遭遇することが多い。年がら年中遭遇するのはゴキブリくらいだけど、夏の終わりには色々な虫と遭遇するね。蚊が血を吸えば、悩みもせず叩き潰すし、意識してないけど何匹もの蟻を踏みつぶしているに違いない。小さければ呵責を感ずることもないのに手のひらサイズになるとビビッてしまう。命は大きさではないから小さくともその命を絶つことにいくばくかの呵責を感ずるはずだが、人間は戦争の話では正論を言うし、その通りではあるけれど、家畜の肉を食らい、蚊をつぶすことには頓着しない。いやいや、エラそうなことを言いたいわけじゃなく、虫を見るとそんな無常を感ずると言うだけの話・・・。

 子どもの頃見たあの赤とんぼの群れを見てみたい・・・どこかの田舎ではそんな風景がまだあるのでしょうかね。

 今日の国分寺は雨。雨がきついのでちびまどはシャッターおろしたままです。アンティーク・アヴェニュー店は元気に営業中!明日は木曜日ですので定休日です。また金曜日に。そういえば、昨日の晩、いまは亡き美術評論家の東野芳明さんが夢に出てきて、君のかなめは美術だからこれをあげようと言って、赤銅色をした平べったいお城の置物をくれ、講義のあとで10冊ほど美術の本を買っていくよと言ってくれたのであった。東野さん、ありがとうございます!

 今日流れているのは、小野リサ。はまってきてしまった?
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by yoshizo1961 | 2015-08-26 13:16 | 国分寺あれこれ | Comments(0)

一箱古本市やります

 さてみなさん、ここ国分寺マンション・アンティーク・アヴェニューの地下アーケードを使って、一箱古本市をやります!日時は9月23日(水・祝日)午後12:00~17:00。屋根付きですから雨天決行です。いやー、一箱古本市はやりたかったのでうれしいです。

 今年のブックタウンフェス(11月)でも一箱古本市開催の計画中ですが、そのプレのまたプレくらいの規模ですかね。概ね10店主さんくらいが出てくれればと思いますが、それ以上になってもまたうれしいです。

 今回は同じくアンティーク・アヴェニューで長年営業されている”おばあさんの知恵袋”の三田村さんに頼って実現にこぎつけました。今回はまどそら堂とおばあさんの知恵袋共同企画となります。

 一箱古本市はその名の通り、各店主さんが段ボール箱一箱分の古本を販売するイベントです。その始まりはご存じ不忍ブックストリート。今回のアンティーク・アヴェニューでの一箱古本市も、不忍ブックストリートを参考にさせていただいています。

不忍ブックストリート

 さてさて、まだ一ヶ月ほどありますから、今日は告知という程度ですが、店主さん募集が始まったということだけでもよろしく。また募集の経過報告をします。その都度詳しくどんなイメージなのかも報告します。

 募集の内容は概ね下記の通りです。開催場所が、街中の各所に展開するスタンダードなかたちではなく、アンティーク・アヴェニューのアーケード内一か所での開催となります。

「国分寺マンション アンティーク・アヴェニュー 一箱古本市」

日時:9月23日(水・祝日)午後12:00~17:00(出店準備は午前11時より)
会場:国分寺マンション地下 アンティーク・アヴェニュー
   JR中央線・国分寺駅南口を出て左方向(新宿方面)へ徒歩2分
参加条件:個人・古書店ともに段ボール箱相当の一箱での販売。補充のためのストックを用意することは可能です。詳しくは申込時にご説明いたします。
募集店数:概ね10~15店舗(事前予約)
出店料:700円 
予約・問い合わせ:古書まどそら堂   TEL:042-312-2079
         おばあさんの知恵袋 TEL:042-324-2708
         両店舗に申込書があります。


 応募してくれる店主さんたちが増えてきた時点で店舗名など随時発表したいと思っております。どうぞどしどしご応募ください。といっても(そんなことはないと思いますが)会場のキャパを超える応募があった場合、その時点で締め切りとなるかもしれません。

 そういうわけで、どうぞよろしくー!

 今日の国分寺は曇り。まだ雨は降っていないね。

 今日流れているのは、押尾コータローですが、自分の耳の周りだけで流れています。
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by yoshizo1961 | 2015-08-24 16:28 | お店あれこれ | Comments(0)

田中一村のさざ波

 田中一村の画集が売れてしまった・・・うれしいことではありますが。

 田中一村の絵画に本質が見えた気がして好きなもんですから、手元にいつもあるのが普通な気がして、それでも売らないわけにもいかず・・・。

 一村のたとえばアダンの実とか、海辺の傍らに咲く草木の絵の背景で静かに波打つ海がはてしなく好き。あの、波音が聞こえてきそうな波打ち際。さざめく波をひたすら描き続ける一村の姿が目に浮かぶ。

 描くというその本質が、あの波打ち際に感じられる、と言ったら主観的すぎるか。描きたいという気持ちがどれだけ強いかがあの波に感じられて、それは普通絵を描きたいという欲求は描いている人には当然あるわけだけれども、その欲求の数値が常人とはケタが違うというところか。

 ちょっとは上手く描けると思っている画家さんとかとはちょっと違う。越えてるからね。相当上手く描ける画家さんより相当上手く、けれどもしかし対象にせまる熱情は子どもと同じで一筋だ。ここまで褒め上げてどうするのってくらいの力量を持った画家なのである。

 田中一村の絵を見る機会があったら、背景のさざ波を見てくださいね。

 今日の国分寺は曇り。雨もポツポツ。

 今日ながれているのは、昨日と同じく小野リサ。・・・です。
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by yoshizo1961 | 2015-08-23 15:56 | 美術あれこれ | Comments(0)

夏のセミファイナル

 夏が終りに近づくと、あれだけうっとうしかったセミの鳴き声でさえ愛おしい気がしてくる。

 夕闇が近づく頃になると、この世の最後とばかりに鳴き散らし、羽をばたつかせあちらこちらにぶつかって地面に落ちてゆくセミたち。歩いていると、そこらへんに仰向けになって昇天しているセミに出くわす。副店長は、セミファイナルと呼んでいるらしいが、仰向けで動かないセミを足でつついてみると、突然スイッチの入ったおもちゃみたいにジジジと鳴いて闇雲に飛んでゆく。

 土の下で数年過ごしていたとはいえ、太陽の光を浴びて鳴き続け、わずか一週間で死んでゆく。どうしても人の人生と重ね合わせて考えてしまう向きには恰好の生き方に見えるかもしれない。そんなマンガもありましたですな。

 どうせ一週間の命なら、鳴き続けられるだけ鳴いて、羽が擦り切れてボロボロになったからだのまま、夜鷹の星のように天上まで飛び続け、一転急降下して地面に激突するまでの間に、一週間の間見続けた夢を最初から思い出して、脳天をアスファルトにぶつけた瞬間に、ああ、そうだ、おれはもう死ぬんだ、それでも鳴き続けた一週間ではあっても幸せだった、と思うのだろうか。

 幼虫であった頃のやわらかい脂肪を包んだ薄い皮膚と、蛹になり体の表面が硬化して殻と化す皮膚と。いつか脱ぎ捨てる皮膚に一生の負が塗りこめられていて、脱皮さえしてしまえば、新しい羽とリカバリーされた体でもって飛び続けることができる・・・一週間だけの命だけれども。

 でもしかしセミは腕時計もしていないし、一週間という時間の概念はもとより土の中での時間との比較などということもしないと思われるから、でもしかし生まれてこのかたの息づかいの記憶はあるはずで、たとえ短い命であっても、おれの一生は幸せだった、と思うかもしれない。

 そんなことを思いながらエレベーターを待つ足元に、アブラゼミが一匹仰向けになって死んでいる。いや、死んでいるのかは足でつついてみなければわからない。ほぼ死にかけていても、電池をはずしてまたはめるとほんの少し動き出す目覚まし時計のように、このセミも一瞬動きだすのかもしれない。

 夏が終わりに近づいて、セミたちもここぞとばかりに泣いていますな・・・

 今日の国分寺は晴れ。午前中に西部古書会館に行って来ました。

 今日流れているのは、小野リサ。たまにはね・・・
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by yoshizo1961 | 2015-08-22 16:48 | 国分寺あれこれ | Comments(0)

古本屋巡りの休日

 昨日は定休日で、お店の方も落ち着いてきたし、パソコンの調子も回復したし、とりあえず休みましょうということだったが、ちびまどで個展をしてくれた矢櫃徳三さんが国立で個展を開いているというので行ってきた。

 作品についてはまたいずれ落ち着いて考えてみるとして、それが大変なことにその日は朝からお腹の調子が悪く(しょっちゅうですが)、個展をしているギャラリーまでたどり着く途中でまずい感じになり、あー、こりゃ無理ということでちょうど目の前にあったうちの母校の一橋大学(うそ)に飛び込み、守衛さんに事情を言って学内の公衆トイレをお借りした。

 事なきを得て、落ち着いて周りを見渡せば、そこは国立博物館並みのレンガ造りの瀟洒な建物が立ち並び、こんなとこで勉強しているのか!と驚く。歴史的な建造物をひとしきり眺めながら、そういえばさっきのトイレの落書きでは、あのトイレで用を足すと一橋に受かると書いてあったので、自分も受かるかも知れないわけですなとひとりごちて、いっときの学生気分を味わう。

 今日はここから中央線の古本屋詣ででもしようかなということで、国立から荻窪まで移動する。駅前の蕎麦屋で温かいかけそばをすすったあと、ささまでじっくり本を眺める。うちのお店など足元にも及ばないそのふくよかな古本たちが、人の店の本なのに愛おしくなるという妙な感覚を覚えながら数冊を物色。探していた本を見つけて喜ぶ。

 中野にでてブロードウェー。一直線でまんだらけの海馬へ。古ツアに出ていた付録の特集をみたかったが、すでにほとんど売れてしまって終わっていたのであった。海馬の棚を回遊して、これも欲しい、あれも欲しいなどと舌なめずりをしながら歩く。この本たちをそのまままどそら堂に持って帰りたい・・・などと妄想しつつも数冊だけ購入。

 下に降りてうつつに向かう。が、シャッターが下りている(残念!)。その下り方が微妙で、いるんだけど取り込み中で閉めているのか、ちょっと出かけて中途半端に閉めて行ったのかわからないという・・・。

 西荻に出る力がすでになくなってしまい、最近できた古本案内処に寄って帰宅。次回はちからをたくわえてまわりましょう。ということで休日の一日でした。

 今日の国分寺は曇り。まだ降ってない。

 今日流れているのは、レディオヘッド。「OK COMPUTER」です。
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by yoshizo1961 | 2015-08-21 13:42 | お店あれこれ | Comments(0)

おぼろな月が頭の上に

 半欠けのおぼろな月が頭の上に浮かんでいる。生ぬるい風が吹く自転車道を歩いて帰る。夜も1時をまわって人っ子ひとりいない。月明かりと街灯のオレンジ色。

 そもそも帰りが遅くなって、しかも電車を一駅乗り過ごし、そして上り電車ももう終わっているとなれば、タクシーで帰るか、歩いて帰るかのどちらかしかない。こんな田舎の駅のこんな時間にタクシーなんて1台もいないし、歩くのは必然。

 しかし若いときならいざしらず、この歳になってもあいかわらず小心者で、ひとりで夜道を歩くのがコワイから、弁当箱の箸入れを小さな警棒に見立てて左手でしかっと握りながら歩く。幅がそれほど無い自転車道は、両脇の植え込みが雑草その他でモシャモシャで、背の高さまで暗がりと化しているから、のそっと誰かが出てきても急に対応できないな、だったら一応この箸入れで威嚇して、投げつけて逃げる算段だなと、あたまの中でシュミレーションして歩く。

 それでもだあれもいない自転車道からいくらかでも人の気配がする大通りに出ようとして、大通りと交錯している川っぷちに出る。大通りまでの数百メートルを、これまたモシャモシャ草の生える植え込みが不気味に揺れている。不気味ながら大通りまであと少しだし、だれもいないから大丈夫と思っていたら、川の暗がりからグオーという不気味な鳴き声が。

 なつかしい食用ガエルの雄叫びを聞きながら、天を見上げるとますますおぼろになった半欠けの月がこちらを見ている。ああ、こんな状況であっても夏の夜はいつもの夏の夜で、すこしうれしくなる。ただただ歩く夏の夜。

 先日の(といってももう数週間前)ほろ酔い夜話の晩の話。印象深い月夜の晩だったので今年の夏の思い出に書き留めておいた。もう夏も終わりだね。朝晩の風が変わってきたし。

 それにしてもパソコン治っちゃったみたい♡これは夢?

 今日の国分寺は晴れ。それでもセミは鳴いています。明日は木曜日なのでお休みします。また金曜日に。

 今日流れているのは、シタールのCD。なぜかインドです・・・
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by yoshizo1961 | 2015-08-19 13:30 | お店あれこれ | Comments(0)