カテゴリ:本あれこれ( 139 )

映画パンフの喜び

 最近、映画のパンフがよく出るようになったんだけど、何故?

 たしかにむかし観た懐かしの映画のパンフが、安めの値段であったら買ってしまうかも。あと有名な作品で観たことないけど観てみたいやつとか。好きな監督のとかもね。

 こないだ亡くなった鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」や「陽炎座」のパンフ欲しいなー。ツィゴイネルワイゼンなんてお店にあったら売りたくないなー(笑)。あとあんまり出てこないけど、ガメラとか大映系の特撮ものとか。「妖怪百物語」とかね。

 「シンプル・シモン」を観て以来、映画を観ていないので、なんとなく映画充足度が下がりっぱなし。映画はやっぱ少しでも観てないと、体の中の何かがしぼんできてしまうというか、観ると膨らむというか(おんなじことか)。やっぱ映画は生活に必要なアイテムであると言えそう。

 そんなわけで最近行けない映画館。そこを補完するために映画のパンフでも眺めてみようかと言いつつ、お店にあるパンフを引っぱり出してチェックしだしたら、パッケージした袋から出してみたりして、またパッケージし直さないといけないのに、そんなことしてる時間あるのかよーと自分で自分に言っている金曜日なのでした。

 今日の国分寺は晴れ。今日は学芸大の卒業式。

 今日流れているのは、サキソフォンの曲です。
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by yoshizo1961 | 2017-03-17 14:38 | 本あれこれ | Comments(0)

読書の春

 いい天気ですな。

 今日はそんなに眠くならないな・・・。いい傾向。
 
 そろそろ読まないといけない本が数冊、積読状態。集中して読みますかね。最近、自分の好きなジャンルに偏らず、いろいろ読んでみよう精神が芽生えつつあるので、いままで興味が持てなかった、ていうか避けていたジャンルにも挑戦中。経済本とかね。

 みなさん、いまどんな本を読んでいますか?面白い本はありますか?もう、これがいちばん!とか、この作家にハマってる!とかあるといいですね。もうすぐ村上春樹の新作が出ますね。来週ですかね。『騎士団長殺し』だっけ?村上春樹の本で「・・・殺し」なんて言葉が入るタイトルっていうのはどうなんでしょう?ねらってるんですかね?

 今回の新作はちゃんと読んでみようかなと。いやいや、今までも読んでますけど・・・近作は読んでないか(笑)。なんとなく『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』系なんじゃないかと推測しているので、読んでみたいなと。

 他にはそうですなー、アート系とか古代系とかの硬そうなところを読んでみたい欲求が最近あるのでそのあたりを。ああ、読書の秋ですな!ああ、春か・・・。

 今日の国分寺は晴れ。花粉来てます・・・

 今日もエラ・フィッツジェラルドです。
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by yoshizo1961 | 2017-02-17 14:18 | 本あれこれ | Comments(0)

昭和なレシピ

『家庭の基本献立集・冬』栄養と料理新年号付録(昭和36年)、あります。

 縦12,5㎝×横18㎝×厚み0,8cm。こじんまりとした判型ながら、内容は濃いですな。なんといっても昭和36年版ですよ、この付録。56年前!

 料理写真のカラーページの色合いが、もうレトロそのもの。絵の具で調色するのも難しそうな微妙な色合いなんで、なんとも魅かれてしまうのです。料理自体はあまり美味しそうに見えないんだけれど(笑)。

 でもビーフステーキの付け合わせは今も昔もクレソンといんげん。作り方も同じ。ま、あたりまえですか?ん?豚肉とタラの煮しめ?肉と魚の混合ですか・・・。いろいろありますなー。ポトフとかクリームコーン煮とかおしゃれ系のレシピもあるし。昭和のど真ん中あたりと今のレシピの違いは、やっぱ、さつま汁とか釜めしとか天ぷらとかいわゆる昭和の定番が中心で、ハンバーグとか鶏のから揚げとかはないね。しかし、親子うどんというレシピがあるけど、当時はそんなうどんが定番だったのだろうか・・・。

 でもいい感じの料理本。付録だけれどもかわいいし。そして昭和レシピはそのまんま現代に於けるヘルシーメニューそのものなのであった。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。もう花粉飛んでる?明日は定休日です。また水曜日に。

 今日流れているのは、リー・オスカーです(ハーモニカの人)。
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by yoshizo1961 | 2017-02-06 14:52 | 本あれこれ | Comments(0)

丕緒の鳥を読む

 小野不由美の『丕緒の鳥』を読む。

 小野不由美の十二国記シリーズ中の短編。十二国記を読んだことがある方なら、その世界にすぐ入っていけるが、まったく読んだことがないとすると、この『丕緒の鳥』は理解しにくいかも。

 それでも読み進められるのは、十二国記全般に共通する言葉の特異性のおかげ?読めばわかるけれど、とにかく難しい漢字がいっぱい出てくるわけである。難しいというかどう読むのか?という漢字がページ全体にちりばめられているので、読んでいながらビジュアル的に取り込まれていくわけである。

 最初は読みにくいけれども、慣れてくるとその文字の抑揚というか、無骨な漢字の障害物を乗り越えながら読み進む感じで、いつしかそれそのものが本質に思えてくるような不思議な物言いというか。

 もちろんストーリーは素晴らしく、そこに震えるわけなんだけども、その手段である言葉が美しいのである。カズオ・イシグロのように上品で美しい文章・・・という意味ではなく、言葉の外見が美しい。ひらがなと漢字の関係がビジュアルとして美しく感じられるという意味。

 なんだかわからないかもしれないけれど、他の作家さんでは京極夏彦もそうだけど、字面に色彩を感じるというか・・・、そんな感じなのでした。

 今日の国分寺は曇り時々雨。夜は本格的に降りますか?

 今日流れているのは、キース・ジャレットです。
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by yoshizo1961 | 2017-02-05 15:23 | 本あれこれ | Comments(0)

落ち葉の押し葉

 いま、特集棚で村上春樹本を並べているが、初期の頃の作品である『ダンス・ダンス・ダンス』の本の中から、10枚前後の押し花ならぬ”押し葉”が出てきた。

 『ダンス・ダンス・ダンス』は買取した記憶がないので、たぶん自分で買って読んだ本だと思う。ということは、この押し葉も自分でしたんだろうか・・・ほんと、記憶がない(笑)。でも自分でした気もしてくる(笑)ので、自分がしたのかもしれない。

 記憶がないからリアルタイムで読んだ頃にしたとしたら、この押し葉も28年ものということになる。いい感じで圧縮というかプレスされており、スッとした形といい、深い色合いといい、熟成されたウィスキーのようでいい感じなので売ることにした(笑)。

 特に謂れを掲示してないのでただ単なる落ち葉を売っているかのようだが、気に留めてくれたら、ササ―ッと寄って行っていやー実はこうこうでこうなんですよーと説明するけれども、まだ一枚(一葉?)も売れていない(笑)。

 以前、道に舞っているきれいめな落ち葉を拾って売ってみようかなと書いたことがあるが、ほんとに売ってみると売れないものだという・・・。あたりまえ?ま、そうですかね(笑)。

 それでもいい感じの押し葉なので、いいなと思った方、いかがですか。栞代わりにもなりますよ。

 今日の国分寺は晴れ。お知らせ:お隣のお隣、元ガラクタヤさんが入っていたところに新しいお店がもうすぐオープンします。こうご期待!

 今日流れているのは、ジム・クロウチです。
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by yoshizo1961 | 2017-02-03 14:54 | 本あれこれ | Comments(0)

戸梶圭太の『なぎら☆ツイスター』読んでみた

 戸梶圭太の『なぎら☆ツイスター』を読んでみた。

 ノワールもの?くらいの感覚で読み始めるが、もちろん噂通りの戸梶節炸裂の仁義なき戦いなのであった。

 エログロのグロはまだオーケーな俺だが(なんとなく戸梶的になってる)、エロのほうはちょっといらないかも。煽情的というよりなんか苦しい・・・。グロい表現はまだね・・・。お話の展開も、これでもかー的つきまわしでちょっと疲れるんだけど、そんなこと言ってもついつい続きを読みたくなって、文庫版600ページ読み切った。

 那木良という架空の過疎の町で起こるやくざな戦い。読んでてやさぐれてくるかといえばそういう世界でもなくて(ま、戸梶的気分にはなってくるが)、でも気持ち悪いとこ飛ばしてもやっぱドツボ的退廃感にどっぷり、それでも展開が早いので停滞することなく読み進められるエンターティンメントな小説。

 でも何か残るかと言えばそうでもない・・・なんというか時間つぶしに場末の映画館にフラッと入って観たいわけじゃないけど観るともなしに観ていたら、どんどん引き込まれて居眠りもせず最後まで観てしまった・・・って感じ?エンドロールまでじっくり観て映画館を出てからあれは何だったんだろうって感じかな。

 香港映画のノワールものに感化されて育ったので(笑)、こうした話は割と好きなほう。戸梶圭太、また他の読んでみようかな。

 今日の国分寺は晴れ。寒いですなー、ほんと。

 今日流れているのは、クロノス・カルテットです。
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by yoshizo1961 | 2017-01-25 13:45 | 本あれこれ | Comments(0)

ハッピーエンドなのだよ!

 はっぴいえんどではなくて、ハッピーエンドの話。

 先日『坂道のアポロン』を読んで、いいよーと言っていたら、まずは副店長が読み始めてしまい、売り物に手をつけないでください!状態になっていますが、5巻目くらいまで読んでこの後どうなるかなんて話をしていたら、つい、まー、ハッピーエンドだからと言ってしまったわけである。

 どういう展開になるにせよ、自分はラストがどうなるかなんて聞いてしまったら面白くないじゃんというタイプなので、つい口を滑らせてしまってから、少しがっかりするかなーと。でもハッピーエンドかー、とも。ハッピーエンドっていいじゃないか!と。

 最悪な終わり方というか、もうどうしてこんな悲劇で終わっちゃうのとか、救いようのないラストとか、わざと重くしちゃってとか、なぞかけ風とかいろいろあるけど、それらに比べて”ハッピーエンド“っていいですよね!なんたってハッピーに終わるんですから。ほのぼのして重いもんもなしで。

 そう単純に捉えたら、ハッピーエンドっていう言葉がうれしくなって、ハッピーエンドについて考えてみようと思ったわけ。ま、ちゃんと考えているわけでもないんだけど(笑)、けっこうひねくれて捉えるタイプでもあるので、普通にハッピーエンドな話には飽き足りず、もっとズシーンとしろよ的な読み方・見方をしてきた自分にとっては、手放しにハッピーエンドを受け入れない部分があったと。

 ようするにそれって、言葉通りにひねくれているわけで、普通にハッピーエンドでもいいじゃないかと言える余裕が無いってことなんじゃないだろうかと。ストレートなハッピーエンド、もう絶対ハッピーエンドで終わるっていう確信のもとに書かれているハッピーエンドものってのも、それはそれでいいかなと。

 ま、なんにせよ、ハッピーエンドという言葉になにやら啓示を受けて、すこしウキウキした気分になりました。というわけで、『坂道のアポロン』はハッピーエンドです。

 今日の国分寺は晴れ。明日は雪か?

 今日流れているのは、越後義朗の「NATURAL SONIC」です。
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by yoshizo1961 | 2017-01-18 14:26 | 本あれこれ | Comments(0)

今日はアーカイブス5

 今日はアーカイブスです。ジャン・ジュネの全集1、入荷してます(泥棒日記所収)。

【ジャン・ジュネの「泥棒日記」】 2015・3・18

  読もうとしたけれど、途中で放棄。そんな放棄本というか、途中下車本(また読むかもしれない?)は数知れない。そもそも面白くないとか、つまらない本だったらそこでお終いだけど、最後まで読めそうもないけど、なんとなく気になって置いたままの本もある。

 ジャン・ジュネの「泥棒日記」。学生の頃、読んでみた。途中でやめた。つまらないわけではなく、かっこつけて読んでるフリをしたかっただけかもしれない。内容はフランスの作家、ジャン・ジュネの自伝めいた小説。ジャン・ジュネは生い立ちから人生の半ばまで、どん底放浪生活していた人で、監獄に入って小説を書いていた作家。学生の頃、何かで耳にして読み始めたが、その時代背景や異国の文化の中での心理描写になじめず、途中で放棄した。だから全然どんな小説なのかわからない(あらすじは知ってるけど)。

 しかし、お店の棚には置いてあるからお客様に尋ねられれば、なにがしかの事を言わねばならずちょっと困る。今までに文庫本が何度か売れて、そのたびに補充している。買っていかれるのは若い人ばかり。何か、魅かれるんだよね、この本。

 作家名のジャン・ジュネに魅かれるのか、タイトルの「泥棒日記」に魅かれるのか。知的スノッブのためなのか・・・。もちろんその時代背景や、文化・慣習を理解して読み込めば、奥深い小説であると思うよ。サルトルの「存在と無」の影響もあるそうだし。気になるけどいまはまだ食指が動きそうもない。もし、買ってくれて最後まで読んだら、感想を教えてほしい・・・と置いてある棚に貼っておこうかな。というわけで、ジャン・ジュネ「泥棒日記」、読んでないけどおすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。寒いですねー。明日は定休日です。また水曜日に!

 今日流れているのは、クロノス・カルテットです。
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by yoshizo1961 | 2017-01-16 13:08 | 本あれこれ | Comments(0)

『歩道橋の魔術師』がすばらしい

 台湾の作家、呉明益の『歩道橋の魔術師』(白水社/天野健太郎訳)を読了。原題は『天橋上的魔術師』。

 台湾からのお客様で、まどそら堂でトークイベントをしてくださった素素さんのおすすめ本なのであった。おすすめ通り、心に染み入る小説だった。

 大まかな筋は、中華商場という住居と商業施設がいっしょになった建物を舞台にして、そこで暮らす子供たちが大人になってから当時のエピソードを回想するという話で、商場の各棟をつなぐ歩道橋で商売をしている魔術師を絡めて話が進む。

 魔術師は、「本当」とは何かを教えてくれるけれども、子どもには理解できないし、大人になってもよくわからないことなのだ。けれども魔術師の言うこととそのマジックは「本当」だったりするので読んでいると不思議な気分になる。

 小説の構成自体もクールだ。短編の連作というスタイルで、各編に魔術師が登場する。ただ魔術師は主人公であったり、ほんの少し触れられるだけだったり、狂言回しであったりする。けれども小説の核となっている。その核は小説の本質と同義で、そして「本当」とは何かについての示唆を残す。文章もクール。翻訳がいいのかもしれない。どことなく村上春樹を感じさせなくもない。

 魔術師が操る黒い小人のマジックを僕もどこかで見たことがある。都心の繁華街の道端だったか、あるいは香港だったかはっきりしないが、実際に踊る紙の黒い小人。たしかにマジックだったけれど、その残像が重なって、小説がリアルになった。

 もし、もしだが、小説が書けるならこんな話が書けたらいいなと思う。いい小説だった。おすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。寒いですな。

 今日流れているのは、おおたか静流です。
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by yoshizo1961 | 2016-12-25 14:08 | 本あれこれ | Comments(0)

『素人料理 年中惣菜の仕方 全』がすごい

 明治26年発行の料理レシピ本が入荷。『素人料理 年中惣菜の仕方 全』。

 なんだかすごい。2㎝はある厚みで、右端を紐綴じしてある。木版のカラー挿絵付き。シミや破れはあるけど状態はけっこうしっかりしている。内容はと言えば、ごく普通のレシピ集。様々な料理を箇条書きで説明するのみ。シンプルだけどわかりやすい。

 汁類、煮物類、浸物類、和え物類、灸物類、生酢類、鍋物類、天麩羅類、漬物類、飯類各春夏秋冬に分けて解説している。

 たとえば汁類の夏の部【泥鰌じる】では、

 牛蒡をささがきにして暫く水に浸し置き。而して後ち味噌汁の中に入れて煮て。其牛蒡の煮えたる頃に泥鰌を入れる也。吸口に靑山椒を入る。但し泥鰌は骨抜し。味噌は通常の赤味噌にてよし。若し客に出すには岡崎味噌を用う。靑山椒は一椀に二粒づつ入る。

という具合。文字は活版、すべての漢字にルビがふってある。岡崎味噌というのは、この本の発行元が名古屋なので名古屋の近くの岡崎の味噌なんだと思う(たぶん)。

 柚子味噌とか昆布寿司とかアワビのとろろとか何だかどうすればよいのかわかりにくいものにはイラストが入っていてかわいい。

 ここに載っているレシピで料理したら美味そうだ。でも説明が簡単すぎてわからなかったりして。明治26年っていったらだいたい120年前くらいか?すげー!120年前の料理を食べてみたいですな。

 今日の国分寺は晴れ。メチャクチャ寒い。

 今日流れているのはサキソフォンです。
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by yoshizo1961 | 2016-12-16 13:12 | 本あれこれ | Comments(0)