カテゴリ:本あれこれ( 144 )

本の値段

 本の値段について考えた日。

 古本の場合、あらかじめの定価とは違う値段がついている。ま、それはあたりまえとして。

 ではいかに値段がつけられているのか。新古書本(リサイクル本)の場合、たいがい定価の半額前後。最近出版された本ならもう少し上乗せされているか。状態が悪かったり古ければ100円から200円。

 ではそれが相場かといえばそうでもない。絶版本ならもっとする。絶版でなくても特定の作家や、プレミアのつく本はいくらでもあるので、そういう本は高めの値段がついている。

 アマゾンや「日本の古本屋」で検索して出てきた値段が相場かといえばこれもまた違う。そりゃ常識相場としてはそんなに外れていないけど、まったくここの値段が基準かといえばそんなこともない。

 基本的には値段はかく古本屋が独自につけるものなので、その古本屋によって同じ本でも高い安いの差はかなりあるわけである。お客様によっては、ネットで検索した値段を基準にされる方もいらっしゃるが、お店ではネット価格を参考にはするが、そこに準拠した値段をつけるわけではないので値段の幅はあってしかるべきなのである。

 お店によって得意分野または扱わない分野などで値段の差がかなり出てくることもあるし、看板のつもりで高めの設定になっているものもあれば、赤字覚悟の本もある。要はそのお店の値段の付け方でその本に対する思いも見ることができるというもの。

 この間、うちにある高額な本を買うかどうするか悩んで、結局買ってくださったお客様がいたが、その本はそのお客様が子供の頃に持っていた本と同じものだったらしく、懐かしさと懐具合との関係でしばし逡巡されていたが、結局買っていただけたのであった。そのお客様は自分の記憶や子どもの頃の時間を買い戻すために大枚をはたいたのであって、その本のレア度がどうの古書価がどうのはまったく関係ないのだった。ネット検索での値段に固執する方も多いけど、こうした値段の折り合いが、妙にしみじみとして、本の値段というものについてあらためて考えたというわけであった。

 今日の国分寺は晴れ。筋肉痛で脇腹が・・・

 今日流れているのは、マイク・オールドフィールドです。
b0304265_15315145.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-04-28 15:31 | 本あれこれ | Comments(0)

吉田拓郎「気ままな絵日記」

 拓郎本が数冊入荷。

 拓本ではなくて拓郎本です(笑)。あの吉田拓郎。

 僕らより少し上の世代からは絶大な人気を誇る吉田拓郎ですが、デビューして成り上がった頃に、今で言うならバッシングですかね、なぜか批判の嵐状態の時があり、そうした情勢についてうるさいよ的発言を本の中で繰り返しているのが拓郎らしいかなと。

 人気が出過ぎて、フォークシンガーのくせにお金持ちになって堕落しやがったな、という歪んだ批判というのもなんだなーと思いますが、フォークシンガーは貧乏で三畳一間にでも住んで、社会に対してぶつくさ言って反抗していないといけない的な先入観というのもなんだけども、やっぱ吉田拓郎の才能に嫉妬してしまうんでしょうかね、ていうかそんな批判なんてサラッと受け流せばいいのに、真剣に受け答えてしまうところが拓郎らしいというか。

 反骨心の塊みたいな人はこの世代に腐るほどいるけど、拓郎は実力と才能を兼ね備えて運も同時に持っていた人なんだよねたぶん。そしてやっぱり、拓郎の歌は今でも大好きです。

 今日の国分寺は晴れときどき曇り。

 今日流れているのは、サクソフォンの曲です。
b0304265_14412764.jpg



 
[PR]
by yoshizo1961 | 2017-04-26 18:35 | 本あれこれ | Comments(0)

吉田拓郎「気ままな絵日記」

 拓郎本が数冊入荷。

 拓本ではなくて拓郎本です(笑)。あの吉田拓郎。

 僕らより少し上の世代からは絶大な人気を誇る吉田拓郎ですが、デビューして成り上がった頃に、今で言うならバッシングですかね、なぜか批判の嵐状態の時があり、そうした情勢についてうるさいよ的発言を本の中で繰り返しているのが拓郎らしいかなと。

 人気が出過ぎて、フォークシンガーのくせにお金持ちになって堕落しやがったな、という歪んだ批判というのもなんだなーと思いますが、フォークシンガーは貧乏で三畳一間にでも住んで、社会に対してぶつくさ言って反抗していないといけない的な先入観というのもなんだけども、やっぱ吉田拓郎の才能に嫉妬してしまうんでしょうかね、ていうかそんな批判なんてサラッと受け流せばいいのに、真剣に受け答えてしまうところが拓郎らしいというか。

 反骨心の塊みたいな人はこの世代に腐るほどいるけど、拓郎は実力と才能を兼ね備えて運も同時に持っていた人なんだよねたぶん。そしてやっぱり、拓郎の歌は今でも大好きです。

 今日の国分寺は晴れときどき曇り。

 今日流れているのは、サクソフォンの曲です。


 
[PR]
by yoshizo1961 | 2017-04-26 18:34 | 本あれこれ | Comments(0)

いったい何を読んだらいいのか

 わたしはいま何を読んだらよいのか。

 さてさて、毎日毎日僕らは鉄板の・・・ではなくて、毎日毎日古本に囲まれて暮らしていると、視界に本がない時間の方が少なくなり、本だらけで食傷気味な気分に陥るときがままあるわけである。

 これは本の好き嫌い関係なしに、たとえばお米ばかり食べているとたまにはラーメンが食べたくなるといった(ちょっと違うか・・・)、ま、いわゆる職業病的なもので、たまにそんな気分になるわけである。

 本が周りに無いと、欠乏症的症状が出るくせに、あればあるでこんなことを言ったりするので、ほんと人間は勝手な生き物(ていうか自分が、だろ・・・)なのである。そういうわけでいま、わたしは何を読んだらいいのか思案中なのである。

 読みたい本がない!のである。本を売っている人間がこんなことを言っていいのかわからないが、いま、わたしにはこれぞという読書欲を駆り立てられる本が見つけられない・・・。おお、そんなことが!・・・・・・と、おおげさな物言いで言ってみたけれども、ほんとなんかいい本ないですかね?

 そりゃあ、いっぱいいい本はあるし、読みだせばのめり込むんだけど。余裕が無いのかな?時間の問題じゃないんだよね。時間が無くても歩きながらでも読むときは読むし。おれの心を揺さぶる本はどこにある?さあ、でてこい!読んでやるぞ!なんて・・・。

 さっき西村賢太をパラパラっと読んでみたけど、西村賢太は大好きなんだけど、読んでるとやさぐれてくるんだよね。そう言ってたまに再読したりするけど、もっとさわやかな気分になれるのはないのか?うーん。

 うちは児童書だらけだからマッチ売りの少女かなんか読んでみるかな・・・って気分でもないしなー。そう言って店内をウロウロ。うーん、そうか・・・やっぱ商品には手を出すな的感覚があるのか(笑)、自分の店の本は・・・。とか何とか言っておきながら、そういえば今朝来る前に図書館に寄って本を借りてきたんだった(笑)。それ読めよ、って感じですかね(笑)。

 今日の国分寺は晴れ。

 今日流れているのは、アズテック・カメラです。
b0304265_16332415.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-04-12 16:33 | 本あれこれ | Comments(0)

ZINEコーナーあります

 まどそら堂入口入ってすぐの右側の棚の上段と2段目が、地域雑誌とジンのコーナーになっている。

 上段の地域雑誌はおなじみの「き・まま」。はけ(国分寺崖線のことです)周辺の地域誌で、暮らしや、面白そうな場の紹介、さまざまな視点の特集満載で、はけ周辺に住んでおられる方にとって、身近な話題と情報に触れられる絶好の雑誌。最新号の6号にはまどそら堂も載っている(うれしい)。

 2段目のジンコーナーでは、西国の地域雑誌でクルミド出版の「そういえばさぁ」をはじめ、一箱古本市界隈でおなじみの「イモヅル」1号・2号、かなりプロな「1/f エフブンノイチ」、女子系インタビュー誌「Colors」、オノツバサさんの作品集2点と画家の玉川宗則さんの作品集と缶バッチ、西田陽子さんの版画カレンダー、同人誌の「無文芸」など。

 ジンていうのは、個人で作るミニコミ誌みたいなもので、いわゆる商業誌と比べて予算も規模も小さいところでできているけど、内容自体は各自気合いが入っているのでフィーリングが合えば(フィーリングって死語ですかね?)、ハマってしまうわけですな。

 さまざまな表現を見ていると、自分でもなにか作りたくなってくるね。旧店舗時代に「まどそら堂通信」っていうペラで葉書きサイズのお知らせペーパーを作ったことがあったけど、Vol.1で終わった(笑)。もうちっとましなVol.2を作ってみるかな・・・。

 古本でこれぞというのが見つからない時は、入り口そばのこのコーナーで、よさげな雑誌などを探してみてください。きっといいものありますよー。

 今日の国分寺は晴れ。明日は定休日です。また水曜日に。

 今日流れているのは、エリック・クラプトンです。
b0304265_15314487.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-04-03 15:31 | 本あれこれ | Comments(0)

映画パンフの喜び

 最近、映画のパンフがよく出るようになったんだけど、何故?

 たしかにむかし観た懐かしの映画のパンフが、安めの値段であったら買ってしまうかも。あと有名な作品で観たことないけど観てみたいやつとか。好きな監督のとかもね。

 こないだ亡くなった鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」や「陽炎座」のパンフ欲しいなー。ツィゴイネルワイゼンなんてお店にあったら売りたくないなー(笑)。あとあんまり出てこないけど、ガメラとか大映系の特撮ものとか。「妖怪百物語」とかね。

 「シンプル・シモン」を観て以来、映画を観ていないので、なんとなく映画充足度が下がりっぱなし。映画はやっぱ少しでも観てないと、体の中の何かがしぼんできてしまうというか、観ると膨らむというか(おんなじことか)。やっぱ映画は生活に必要なアイテムであると言えそう。

 そんなわけで最近行けない映画館。そこを補完するために映画のパンフでも眺めてみようかと言いつつ、お店にあるパンフを引っぱり出してチェックしだしたら、パッケージした袋から出してみたりして、またパッケージし直さないといけないのに、そんなことしてる時間あるのかよーと自分で自分に言っている金曜日なのでした。

 今日の国分寺は晴れ。今日は学芸大の卒業式。

 今日流れているのは、サキソフォンの曲です。
b0304265_1438886.jpg


 
[PR]
by yoshizo1961 | 2017-03-17 14:38 | 本あれこれ | Comments(0)

読書の春

 いい天気ですな。

 今日はそんなに眠くならないな・・・。いい傾向。
 
 そろそろ読まないといけない本が数冊、積読状態。集中して読みますかね。最近、自分の好きなジャンルに偏らず、いろいろ読んでみよう精神が芽生えつつあるので、いままで興味が持てなかった、ていうか避けていたジャンルにも挑戦中。経済本とかね。

 みなさん、いまどんな本を読んでいますか?面白い本はありますか?もう、これがいちばん!とか、この作家にハマってる!とかあるといいですね。もうすぐ村上春樹の新作が出ますね。来週ですかね。『騎士団長殺し』だっけ?村上春樹の本で「・・・殺し」なんて言葉が入るタイトルっていうのはどうなんでしょう?ねらってるんですかね?

 今回の新作はちゃんと読んでみようかなと。いやいや、今までも読んでますけど・・・近作は読んでないか(笑)。なんとなく『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』系なんじゃないかと推測しているので、読んでみたいなと。

 他にはそうですなー、アート系とか古代系とかの硬そうなところを読んでみたい欲求が最近あるのでそのあたりを。ああ、読書の秋ですな!ああ、春か・・・。

 今日の国分寺は晴れ。花粉来てます・・・

 今日もエラ・フィッツジェラルドです。
b0304265_14185093.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-02-17 14:18 | 本あれこれ | Comments(0)

昭和なレシピ

『家庭の基本献立集・冬』栄養と料理新年号付録(昭和36年)、あります。

 縦12,5㎝×横18㎝×厚み0,8cm。こじんまりとした判型ながら、内容は濃いですな。なんといっても昭和36年版ですよ、この付録。56年前!

 料理写真のカラーページの色合いが、もうレトロそのもの。絵の具で調色するのも難しそうな微妙な色合いなんで、なんとも魅かれてしまうのです。料理自体はあまり美味しそうに見えないんだけれど(笑)。

 でもビーフステーキの付け合わせは今も昔もクレソンといんげん。作り方も同じ。ま、あたりまえですか?ん?豚肉とタラの煮しめ?肉と魚の混合ですか・・・。いろいろありますなー。ポトフとかクリームコーン煮とかおしゃれ系のレシピもあるし。昭和のど真ん中あたりと今のレシピの違いは、やっぱ、さつま汁とか釜めしとか天ぷらとかいわゆる昭和の定番が中心で、ハンバーグとか鶏のから揚げとかはないね。しかし、親子うどんというレシピがあるけど、当時はそんなうどんが定番だったのだろうか・・・。

 でもいい感じの料理本。付録だけれどもかわいいし。そして昭和レシピはそのまんま現代に於けるヘルシーメニューそのものなのであった。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。もう花粉飛んでる?明日は定休日です。また水曜日に。

 今日流れているのは、リー・オスカーです(ハーモニカの人)。
b0304265_1451564.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-02-06 14:52 | 本あれこれ | Comments(0)

丕緒の鳥を読む

 小野不由美の『丕緒の鳥』を読む。

 小野不由美の十二国記シリーズ中の短編。十二国記を読んだことがある方なら、その世界にすぐ入っていけるが、まったく読んだことがないとすると、この『丕緒の鳥』は理解しにくいかも。

 それでも読み進められるのは、十二国記全般に共通する言葉の特異性のおかげ?読めばわかるけれど、とにかく難しい漢字がいっぱい出てくるわけである。難しいというかどう読むのか?という漢字がページ全体にちりばめられているので、読んでいながらビジュアル的に取り込まれていくわけである。

 最初は読みにくいけれども、慣れてくるとその文字の抑揚というか、無骨な漢字の障害物を乗り越えながら読み進む感じで、いつしかそれそのものが本質に思えてくるような不思議な物言いというか。

 もちろんストーリーは素晴らしく、そこに震えるわけなんだけども、その手段である言葉が美しいのである。カズオ・イシグロのように上品で美しい文章・・・という意味ではなく、言葉の外見が美しい。ひらがなと漢字の関係がビジュアルとして美しく感じられるという意味。

 なんだかわからないかもしれないけれど、他の作家さんでは京極夏彦もそうだけど、字面に色彩を感じるというか・・・、そんな感じなのでした。

 今日の国分寺は曇り時々雨。夜は本格的に降りますか?

 今日流れているのは、キース・ジャレットです。
b0304265_15232474.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-02-05 15:23 | 本あれこれ | Comments(0)

落ち葉の押し葉

 いま、特集棚で村上春樹本を並べているが、初期の頃の作品である『ダンス・ダンス・ダンス』の本の中から、10枚前後の押し花ならぬ”押し葉”が出てきた。

 『ダンス・ダンス・ダンス』は買取した記憶がないので、たぶん自分で買って読んだ本だと思う。ということは、この押し葉も自分でしたんだろうか・・・ほんと、記憶がない(笑)。でも自分でした気もしてくる(笑)ので、自分がしたのかもしれない。

 記憶がないからリアルタイムで読んだ頃にしたとしたら、この押し葉も28年ものということになる。いい感じで圧縮というかプレスされており、スッとした形といい、深い色合いといい、熟成されたウィスキーのようでいい感じなので売ることにした(笑)。

 特に謂れを掲示してないのでただ単なる落ち葉を売っているかのようだが、気に留めてくれたら、ササ―ッと寄って行っていやー実はこうこうでこうなんですよーと説明するけれども、まだ一枚(一葉?)も売れていない(笑)。

 以前、道に舞っているきれいめな落ち葉を拾って売ってみようかなと書いたことがあるが、ほんとに売ってみると売れないものだという・・・。あたりまえ?ま、そうですかね(笑)。

 それでもいい感じの押し葉なので、いいなと思った方、いかがですか。栞代わりにもなりますよ。

 今日の国分寺は晴れ。お知らせ:お隣のお隣、元ガラクタヤさんが入っていたところに新しいお店がもうすぐオープンします。こうご期待!

 今日流れているのは、ジム・クロウチです。
b0304265_1454144.jpg

[PR]
by yoshizo1961 | 2017-02-03 14:54 | 本あれこれ | Comments(0)