カテゴリ:本あれこれ( 159 )

秋元文庫を持って行こう

 今週末に始まる「真夏の東京蚤の市」に、懐かしの秋元文庫をまとめて持って行こうかなと。

 秋元文庫は蚤の市で売れるのか?たぶん無理(笑)。でも夏だし(関係ないかw)、懐かしがってくれるかも・・・って思ったけど、若年層にはアピールしないよな~。昭和の高度経済成長期世代にしかわかってもらえないだろうし。その世代がたくさん来るとも思えないし・・・。と、マイナス思考になりつつも、何故か信念をもって秋元文庫を並べてみたい気もするので、やっぱ持って行こう。

 SF畑からすれば、眉村卓とか光瀬龍のSFジュブナイルなど、依光隆などリアル看板系の挿画でおなじみのシリーズ(「つくられた明日」とか「その列車を止めろ!」など)が思い出されるが、秋元文庫の真骨頂は、神保史郎とか赤松光夫、みつはしちかこなどの青春もの(「恋のMG発売中」とか「ハートでアタック」とか「静かに自習せよ―マリコ―」など)なのである。ファニーシリーズと呼ばれる作品群で、ま、当時の青春系ライトノベル。

 今読めばそれこそ時代感があって違う意味で面白いかもしれないが、昭和当時のリアルタイム読者(中高生)にとってみれば、心躍り、ワクワクドキドキものだったわけで、ていうか大人からすれば子どもっぽ過ぎてつまらなかっただろうなー的ストーリーだと思うけど、ま、それでもみんな結構読んでたんだよね。

 秋元文庫を懐かしがってくれる世代は来ないと思うけど、若い人たちにすすめてみようかな?ま、無理かな(笑)。

 今日の国分寺は曇り時々雨。明日は火曜日ですのでお休みです。けれども蚤の市準備のため、お店で作業してます。

 今日流れているのは、ブライアン・イーノです。
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by yoshizo1961 | 2017-08-14 13:49 | 本あれこれ | Comments(0)

古い本の魅力

 古い本の魅力って何?・・・というところについて考えてみた。

 あくまでも私見の範囲を越えない考察ではありますが、僕が感じてしまうところは、あの経年劣化の美しさと褪めて落ち着いた色合いと手触り、そして古ぼけた匂いと共にその本が経てきた時間を想像してしまうところかな。想像というより、その本に感応してしまうということかも。

 古い本にはその本独特の何か、というか宿っているような何かを感じてしまうことがたまにあるんだけど、いまだかつて、いやな感じの本には出会っていない。うちの本棚の最上段とか本箱の洋書とかの中にもそんな宿っていそうな本が数冊あるけど、みんないい感じというか、ゆったりと時間を過ごしてきて、何も言わないんだけど存在感を醸し出しているというか。うちの本たちを守ってくれているような気もするし、やっぱそんな古い本っていい感じなのです。

 自分の中で、古いものに感ずる愛着とは別に、知と理が詰まった「本」というものに特別な何かを抱いているのかも。言葉というのは情報という面だけでなく、それそのものを言い表すものであるし、そんな言葉の集積である本が時間を経て、なおかつ凄みを増すということがあるんだろうなと。

 古い、いい本に出合うとうれしくなります。だから古本屋になったのかな・・・。

 今日の国分寺は晴れ時々曇り。

 今日もブライアン・イーノです。
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by yoshizo1961 | 2017-08-12 13:33 | 本あれこれ | Comments(0)

洋書絵本です

 洋書絵本がまとまって入荷したので、クリーニングとビニールがけをしつつ、それぞれの本をじっくり眺めていると、やっぱこうした洋書の絵本にはどこか独特な味わいがあるもんだと感じてしまうのだった。

 英語中心(フランス語やドイツ語の絵本も混ざっている)の絵本であるから、すんなり読めるわけでもない(ていうかほとんど読めないw)。なのに大体は理解できるところが絵本のいいところ。それに言葉がわからないからこそ想像も膨らむというもの。

 しかししかし洋書絵本はそんな意味ではなく、その佇まいがいいというところがいちばんの魅力かな。古いものは色が褪めて味わい深くなっているし、擦り切れたり、角っこが丸くなってたり、そんなところも優しくなっている感じで、飾っておくだけでもいいですな。

 読めずとも味わえるちょっと古めの洋書絵本。お部屋に一冊いかがですか。おすすめですよ。

 今日の国分寺は曇り。雨はまだ。今日からお盆休みですか?世の中お休みモードなんですな。

 今日流れているのも、ブライアン・イーノです。
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by yoshizo1961 | 2017-08-11 14:14 | 本あれこれ | Comments(2)

パラレルワールド的読書

 夏の読書・おすすめシリーズ第3弾は、物理本!「パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ」ミチオ・カク著 斉藤隆央訳。

 タイトルはSFチックだけれど、現代物理真正面の本。ブラックホールやタイムマシン、もう一つの宇宙、多次元空間と聞けば、やっぱSFかと思うけれど、いやいや大真面目にそれらの興味津々なるテーマをぐいぐいと掘り下げてくれています。

 宇宙や多次元とかタイムトラベルなんかの話ってなんでこんなに魅かれるのか(自分だけ?)ってくらいに好きなんだけど、この本はそんな話をちゃんと物理として検証してくれているわけです。ま、物理としてなんて言い方は変かな?量子論やM理論、もちろんひも理論における可能性についての検証が素人にもわかりやすく書かれているので夏の読書にピッタリ(夏でなくてもいいけどね)。

 著者のミチオ・カクさんはニューヨーク市立大学理論物理学教授。超ひも理論の権威でもある。この間NHKのサイエンス番組に出ていたので、知っている方も多いのでは。「パラレルワールド」、物理好き、そして物理嫌いの方にもおすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。また暑くなってきた?

 今日流れているのは、原田真二。ベスト盤です。
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by yoshizo1961 | 2017-08-04 14:05 | 本あれこれ | Comments(0)

泥の河

 夏休みに読んでみよう第2弾。宮本輝の「泥の河」。

 戦争の傷跡を残す大阪で、河の畔に住む少年と廓舟(くるわぶね)に暮らす姉弟との短い交友を描く太宰治賞受賞作(文庫・説明より)。

 悲惨だとかみじめだとかそんなことを越えて胸に響く小説。だから若い人にこそ読んでほしい。多感であればあるほど、この小説の背骨を感じることができるはず。こんな時代があったんだなーという感想では終われない、深みと澱にどっぷりつかってしまう名作。宮本輝さんの作品では「流転の海」シリーズが大好きだけど、やっぱこの「泥の河」が原点ですかね。

 白黒画面を想像して読んでほしい。人はこんなに悲しいし、でもそれはあたりまえなのかもしれない。読んだ後でテレビとか見られないよ、たぶん。日常に戻りにくい読後感。そして余韻に浸りつつ眠ってほしい。この小説についてはこれまでも何度か触れているけど、何度読んでも力のある小説ってのもあるもんだと思います。「泥の河」、おすすめです。

 今日の国分寺は曇り。午前中、雨。

 今日流れているのは、フランク・ポールです。
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by yoshizo1961 | 2017-08-02 13:58 | 本あれこれ | Comments(0)

星を継ぐもの

 夏はSF。となれば、定番のSFをご紹介。その第一弾としてホーガンの「星を継ぐもの」。

 イギリスのSF作家、J・P・ホーガンさん。処女作の「星を継ぐもの」が大ヒット。以降、続編もヒットし、押しも押されぬ大作家に。ま、いわゆるスタンダードなSFとしては超有名な作品。

内容をかいつまんで言うと・・・月面調査隊が深紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、五万年以上も前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが・・・・・・。(文庫・冒頭のあらすじより)

 とまあ、こんな感じで、ええっー?という展開がどかどかと続き、ええっー?という筋がどどーっと流れるわけですよ。もーいわゆるSFの醍醐味が満載で面白いわけです。

 もちろんほぼ古典になりつつある作品ですから、今どきのSFにどっぷりつかっているとあまりにも素直過ぎる感じもしないでもないけど、センスオブワンダーという見地から言って、やっぱこれはSFなのだなーと思うわけです。

 堅苦しくないし、夏の夜のSF三昧の始まりにふさわしい作品。ここからはじめてSFの夏を楽しもう―!「星を継ぐもの」、おすすめです。

 今日の国分寺は曇り。

 今日流れているのはサクソフォンの曲です。
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by yoshizo1961 | 2017-07-29 13:35 | 本あれこれ | Comments(0)

夏休みは読書に最適

 小学生、中学生、高校生と、多感な子どもらがウキウキする季節はなんといっても夏。もちろん夏休みがあるからだ。こんなに長く学校に行かなくてもいい季節なんて他にないもんね。

 遊んでばっかりでも気が引けるので少しは勉強などして・・・とはいえ勉強なんてしたくない・・・そんな学生さん!こんなときこそ読書です。

 先日読書が好きな高校生女子さんが、この夏に読む本を数冊買って行ってくれたんだけど、近代文学あり、現代の人気作家ありのいい感じの本選びだったみたい。空いた時間にページを開けば、その世界にどっぷりハマって、暑さも忘れます。

 近代文学を読んでみるのもいいかもね。漱石とか、芥川とか。武者小路実篤とか。太宰は一年中人気だけど、自分のお気に入りの近代作家を探してみたらどうでしょうかね。もちろん現代作家でもいいですよ。

 夏だからというわけではないですが、SFもいいんじゃないですか?多感な時期に読むSFって年取っても記憶の底にずーっと残っているもんですよ。ホラー系も。

 ま、ジャンルはともかく、何を読んだらいいか迷っているなら気軽に相談してください。大人になっても心に残る本をご紹介しますよー。

 今日の国分寺は曇り。

 今日流れているのは、昨日と同じくキース・ジャレットです。
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by yoshizo1961 | 2017-07-27 14:36 | 本あれこれ | Comments(0)

映画パンフあります

 最近、映画を観ていないので、ちょっと寂しい。やっぱ映画を観たりする時間が日常の中で普通にあるのが理想。

 ブルーレイのハードディスクがぶっ壊れたのでテレビ番組を録画することもできなかったが(ああ、そういえばつい最近買い換えたw)、やっぱどうせなら大きなスクリーンでいい映画を観たいもんだ。

 でもお店をやっているとそんな時間ってとりにくいのですよ、ほんと。ま、うまいこと時間を作って夜の部に行くパターンですが。それもロードショーじゃなくてミニシアターで。

 そんなことを考えていたら、映画のパンフレットがドドーンと入荷。80年代中心の映画パンフですが、この頃の方がよく映画観てたなーと。これも観た、あれも観たなどと状態チェックなどしながら見ていると、当時の記憶がよみがえってくるもんですな。

 映画に行きたいけどなかなか行けない・・・ぼくと同じお悩みをお持ちのみなさま、昔の映画ですが、パンフの中だけでも映画の雰囲気に浸ってはいかがでしょう。たくさんありますのでどうぞご利用ください。どうぞよろしくー。

 今日の国分寺は晴れ。梅雨明けしてうれしい。なんか今年は梅雨って感じが薄かったけど。

 今日流れているのは、ピアノの曲です。
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by yoshizo1961 | 2017-07-20 15:35 | 本あれこれ | Comments(0)

碧野圭『書店ガール6』読了

 碧野圭さんの書店ガールシリーズの最新刊、『書店ガール6』が発売された。

 近所の駅ビルの新刊書店に数日通いつめ、いつ並ぶのか待っていたけど、店員さんに聞いてもいまひとつはっきりしないので、家の近所の本屋さんに行ってみたらありました!さっそく購入し、すぐさま読み始めましたよ。

 ま、それよりみなさん、この最新刊には色々な仕掛けが施されています。といってもどこかをこすればいい匂いがするとか何かが飛び出すとかじゃなくて。

 昨年の国分寺ブックタウンフェスティバルで、本の紹介コピーを書いて応募し、選ばれた上位の入賞者の氏名が作品中で使用されるという大特典企画がありました。その公約通り、ドドーンと載っているじゃありませんか、当選のみなさん。よかったですねー。

 それにですね、それ以外にもブックタウンの参加者の氏名も使っていただいているのでしたよ!これはすごいですー。そして僕も!メディアミックス事業部のプロデューサーとして!碧野さん、ありがとうございます!

 もちろん名前は自分なんだけど、おお、プロデューサーだもんねー!って。うれしいですなー。しかもベテランプロデューサーで、もー、僕に任せておけば大丈夫ってくらいのキャリアですがな(笑)。ま、名前は同じでも僕じゃないんで(笑)。

 そんな仕掛けが満載で、主人公が国分寺のブックフェスに行く場面もあり、しかも主人公の感情の起伏が高まるシーンなど結構重要ポイントになってたりするので、ブックフェスに来てくれているみなさんや、ぶんぶんウォーク関係者の方々にもぜひ読んでほしいです。もちろん全国の本好き本屋さん好きの皆さんへ。

 個人的には「歩道橋の魔術師」がぴょろっとでてくるところがうれしかったです。実は一昨日読了してました。伸光が血を吐くあたりではかなりのめり込んで読んでました。もう勝手に書店ガール7の予想もしちゃったりして。次の舞台は沼津かな~!?

 今日の国分寺は晴れ。暑いです。

 今日流れているのは、原子心母です。
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by yoshizo1961 | 2017-07-14 15:18 | 本あれこれ | Comments(0)

百年洋書・ボヴァリー夫人とサランボ―

 お店に古ーい革張りの洋書があるんだけど、その中でもいい感じの味わいを持っていて、状態も悪くない2冊をピックアップして洋書棚でアピールしようかなと。

 あらためてよく見ると、フランス語の本。うーん、読めない(笑)。ま、英語だったら読めるってわけじゃないけどね・・・。それでもよくよくタイトルを見ると、ん?これは「ボヴァリー夫人」と「サランボ―」では?あのフランスの作家、ギュスターヴ・フロベール!これは驚いた!

 しかも年代を確認すると、両方とも1902年。初版というか、発表されたのが1900年くらいから遡ること50年前後の著作だから、ま、とにかく古い。1902年の本なら現在から115年前!

 115年も前の、しかもおフランスの、革装丁、天金加工の重厚な本がまどそら堂にあるというのが不思議(自分で言ってる)。これってフランスの古本屋に並んでたらいい値段がついてるだろうなー(笑)。

 昨今、このタイプの古い洋書がインテリアとかディスプレイに使われるケースが多く、そういった需要があるので、見た目の重厚さとか絵になるオブジェ(変な言い方)というか、そんな雰囲気が重宝されるんだと思うけど、この2冊に限っては、そういったディスプレイ用というより、貴重な文藝本として並べておきたいと思います。

 「ボヴァリー夫人」と「サランボ―」を原書で読みたいという方、フランス文学を研究されている方などなど、ぜひ手に取ってみてください。100年以上前の時間の重みがずっしりしていていい感じですよー。

 今日の国分寺は晴れ。いい天気。

 今日流れているのは、FくんCD。バリー・マニロウとか。
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by yoshizo1961 | 2017-07-03 14:08 | 本あれこれ | Comments(0)