2017年 12月 09日 ( 1 )

『村上朝日堂』ふたたび

 村上春樹の本で、昭和59年に発行された『村上朝日堂』という本がある。

 安西水丸が挿絵を描いて、村上春樹が短文のエッセイを書いている。若かりし頃の村上春樹が、普段の暮らしから出会った人、好きなこと嫌いなこと、その他諸々について書き連ねているが、国分寺でジャズ喫茶を開くくだりのエッセイが目をひく。

 その名もピーターキャットというジャズ喫茶(ピーターというのは村上春樹が飼っていたネコで、ペルシャと虎猫の混血の、犬みたいに大きな雄猫だったそうな)。当時バイトで貯めたお金と借金とで500万円用意して開店。引っ越すまでの間、国分寺でお店をやってたんですな。

 そのピーターキャットがあったのは、なんと、まどそら堂のある国分寺マンションのはす向かいのビルの地下。すぐそこにあったわけですな。ていう事は、どっちの歩道を歩いて通っていたのかはわからないけど、村上春樹が住んでいたのは駅のそばだから、テケテケこの前の道を歩いていたわけですよね。

 時が重なっていたら、村上春樹が歩いているのを見ることができたのかもね。当時まどそら堂があったら寄ってくれたかな(笑)。たまに、村上ファンにピーターキャットはどこ?って聞かれることがあるけど、そういう時は外まで出て行って、あそこあそこって教えてあげると、みんな喜びます(笑)。

 というわけで上記の情報は、みな『村上朝日堂』から。現在はもちろん文庫で読めますが、当時の息づかいを感じられるヤケた単行本でどうぞ。

 今日の国分寺は晴れ。さむいですな。

 今日流れているのは、エディット・ピアフです。
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by yoshizo1961 | 2017-12-09 15:55 | 本あれこれ | Comments(0)