2017年 08月 28日 ( 1 )

ちょっと真面目な話

 古本屋を始めて4年余り。まだまだ古本稼業の何たるかを知りえず、右往左往の毎日。

 矛盾を孕みつつも“いわゆるオーソドックスな古本屋”になりたいとは思ったことは一度もなく、古本を扱いつつ、しかし古本屋たる自覚が希薄な古本屋としてこの仕事について考えている毎日。

 本や雑誌が売れなくなったと言われ、全国的に本屋が無くなりはじめ、繁華な街中の大型書店くらいでしか本が買えない現状、けれどもネットではどんな本でも買えるという現状も並行してあり、いったい本は売れないのか、それとも本を買うという、そのシステムが変わったというだけのことなのか、なんだかよくわからなかったりする。

 ま、実際、本を売っていて、本は売れるなーという実感があるかと言えばこれはとても難しい話。売れると感じるときもあれば売れないと感じるときもある。あたりまえですが。相対的にしか言えないのは当たり前として、それでも本というモノ(商品とは言いたくない)に希望を持ち続けている。

 本よりも利幅の多い雑貨にシフトせざるを得ない状況も現実的にあり、どこの店でもそんな風になっているし、うちも少しだけそうしようと思っている。これまで控えていたネットでの販売も視野に入れざるを得ず、でもしかし一冊一冊を手渡しで、なにがしかのつながりが持てるかたちで売りたいという気持ちは、こうして毎日本を売り買いしている中で出来上がってきたものなので、そのあたりは肝に銘じて、効率のみの商売本屋にはなりたくないと思っている。

 しつこく言うと、だがしかし売れなければ成り立たず、理想のみでは立ち行かないわけで、矛盾しつつも売らねばならない。効率主義ではなく、逆に面倒くさくても実感を持てるほうがよくて、それで利益も上がる・・・そんな魔法みたいなことができればいいね。いや、そうしないと・・・。

 秘策は無い。無いけど考える。5周年を迎えるときには大々的に花火を打ち上げるつもりで(大ホラ吹きにならぬよう自戒をこめて書いておきます)。

 今日の国分寺は晴れ。明日は定休日です。また水曜日に。

 今日流れているのは、ピアノの曲です。
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by yoshizo1961 | 2017-08-28 14:56 | お店あれこれ | Comments(0)