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「玉依姫」読了

「玉依姫」読了。

 八咫烏シリーズ5作目まで終了して、最新作を残すのみ。近所の本屋さんに速攻で買いに行ったけどなかった・・・。国分寺で一番大きな本屋さんなのに。ま、仕方ないのでよそへ。もう注文してる日数がもったいない(笑)。誰かうちのお店に売りに来てくれないかなー(笑)。

 新作はじっくり読むとして、この「玉依姫」。正直この荒唐無稽さに唸りながらも、なぜかさらに引き込まれつつ楽しんだ。読書で楽しめる作っていうのもそうそうないから、これってやっぱすごいのか?

 ただし八咫烏シリーズを最初から読んでいないと(ていうか1作目も外伝みたいなもんだから2作目の本筋から)サッパリその世界観がつかめないと思う。なんとなくごり押し気味なストーリー展開が気にはなったが、なぜか読み急ぎたくなるので不思議な魔力を持ったファンタジーなのである。

 けれどもあんまりファンタジー好きでもなくて八咫烏シリーズも読んでいなかったらちょっときついかな。だから最初から読んだ方がいい。猿が何で人を食らうようになったかとか山神の存在自体も理解できるけど八咫烏シリーズの本筋とどうつながっていくのか。もちろん整合性はあるので理解はできるが、で?という感じの読了感。

 それでもこれだけ引きつけてくれるんだから不思議な小説です。ぼくは大好きです。さてさて最新作の「弥栄の烏」、早く読みたい!しかし八咫烏シリーズを読んでいない人にはさっぱりわからない感想文でした(笑)。

 今日の国分寺は晴れ。寒いですなー。

 今日流れているのはピアノの曲です。
「玉依姫」読了_b0304265_14582553.jpg

 
by yoshizo1961 | 2017-11-22 14:58 | SF・ミステリ | Comments(0)
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