熱烈歓迎!素素!晃晃二手書店!

 先日の「アジアの本屋ダラダラ放浪夜話・台湾東海岸篇」も無事終了。15名前後の参加者さんたちで店内は満員。蚤の市での本の片付けもできていなかったので、中央本島をばらし、本離島も隅に寄せてなんとか椅子を置くスペースを作ったが、狭いのは相変わらずというかそれで面積が増えるわけでもなく、いつものようにギュウギュウ詰めであった。

 二時間あまりのトークイベントで、前半はお話、後半は質疑応答。あっという間に過ぎてしまい、延長戦したいくらいだった。話をしてくれた素素(スス)さんは、台湾の台東というところの古本屋の店主さん。最近2号店も開店(こちらは新刊書店)。どちらの店舗も上の階がゲストハウスになっており、いろんな方が泊りにくるそうだ。ていうか、なにかを感じている人、立ち止まっている人、切り替わろうとしている人等々、この本屋さんゲストハウスを拠り所にしてまた歩き出すという感じなんだと思う。本を持って来ればその分の宿泊費はロハ、仕事を何時間か手伝えばその分泊まっていける。そんなシステムでゆるくやっているよと笑いながら話す素素さん。うらやましいな。

 台湾での本事情、イベントにおける国からの助成から、市井で行われている助け合いの仕組みなどなど、本以外の文化的な活動も含めて生活をからめた視点で紹介してくれた。たとえばご飯のお店でラーメンを1杯食べた人が(余裕があれば)2杯ぶんの代金を支払う。その1杯分の代金はドネーションとしてプールされ、お店に随時表示される。余裕のない人はその分を使って1杯のラーメンを食べることができる「待用麵」というシステムなどを本に適用したりと。そんな話にかなりガンガン来てしまったというわけだった。

 彼女の生き方は普通なようでそうでもなく、理想があってもその通りに生きて行くことは相当難しいはずなのに、彼女は難なくそれをやってのける。いやほんとは大変で右往左往しながらなんだろうけど、つれあいや周りに助けられたり、素素さんの元々持っている地力というかそんなものが強い人なんだと思う。こうなりたいなあ、こうなったらいいなあと思うだけではなくて行動して本当にそうしてしまう力を持っている人なのだ。普通そんなにうまくはいかないはずなのに、彼女を見てるとできるような気がしてくるから不思議。

 実際、台湾・台東での話よりも素素さんの生き方にシンパシーを感じた夜だった。商売にしても、ものの見方にしてもそもそものベクトルが違うのだった。自分もそうありたいと思う。イベントもおわり、かたずけをした後に残ったメンバーでお隣のほんやら洞で軽く食事した。トークも終わってホッとしたあと、彼女が自分のスマホで見せてくれた映像はあのギュウちゃんの『キューティー&ボクサー』だった。おれも大好きだよ、それ、と言ったら笑っていた。素敵な人です。

 今回の企画及び通訳・進行をしていただいた池内佑介さん、本当にありがとうございました。また第3弾、期待してます。参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

 今日の国分寺は晴れ。寒いです。

 今日流れているのは、フランク・ポールです。
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by yoshizo1961 | 2016-11-25 16:18 | お店あれこれ | Comments(0)
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