先日、仕事帰りにちょっとお茶でも飲んで帰ろうかなと、駅ビルの2階にある大型のカフェに入り、駅構内が見渡せる窓際のテーブルに落ち着いて、コーヒーを飲みながら窓の外を見下ろしていた。
ちょうど中央線の改札口あたりに、もうベタベタなカップルが一組。まわりの通行人にも目をくれず、イチャイチャすごいことになっていた。何気に見ていると、周りの人が横目で見ているど真ん中でチューチューしているわけである。
遠くからその様を見下ろしていると、無声音のコントを見ているようで笑える。お二人は二人の世界に没頭し、周りは疎ましい視線をぶしつけに投げつける。その様をコーヒーを飲みながら見ている自分。なんとも平和な世界だなーと。
世の中いろいろあるわけで、平和な人ばかりじゃないけれど、こうも二人だけの世界に没入できるあのカップルは、この世にいるようで、実は位相の違う別の世の人たちだったのかもしれない。他にも普通のようで何だか影の薄い人や、実体がぼやけている人たちもいて、なんだかこの世も別の世も一緒くたに重なっているだけなのかもね。
そういう自分はどの位相のこの世にいるのだろうか。いまここって?
今日の国分寺は晴れ。
今日はジャズが・・・