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『ブラック・ジャック』の4巻目

 先日、お店の貸し棚店主のたちばなさんと古本話をしていた折、最近たちばなさんがご執心の『発酵人間』はいったいどこに行けば巡り合えるかで盛り上がった。

 『発酵人間』は栗田信という作家が書いた超レア作品なのだが、たしかヤフオクで40万円の値がついて話題になった作品だ。何年も前にまんだらけさんのガラスケースの中に鎮座ましましているのを見かけたことがあるだけで、それ以来どこにも現れていない。

 まどそら堂に『発酵人間』があったら、やっぱガラスケースの中にドドーンと置いて、がっちり鍵をかけて見せびらかすしかない!などと思ったりしても、あるわけもない本で盛りあがっていてもなぁ・・・。

 というわけで『発酵人間』はすぐ見つかるわけもないし、かといって『改造人間』(こちらも栗田信の著作)だってそうそう出てこないしで、そんなにナントカ人間にご執心ならせめて見つかりやすいチャンピオンコミックス・「ブラック・ジャック」4巻の『○○人間』を探したらとたちばなさんに振ったら、俄然気合いが入ったらしく不敵な笑いと共に出て行ったので、さっそく探しに行ったんだろうなーと。

 チャンピオンコミックス版の「ブラック・ジャック」4巻の『○○人間』については、『ビブリア古書堂の事件手帖』5巻に詳しく出ているのでそちらを参照してもらうとして、ま、とにかくこちらもその辺にぽろっとあるようなわけでもなく、探そうとしたらそれはそれで一苦労ものなのだ。

 ちびまど時代に『ブラック・ジャック』好きのお客様がいらっしゃって、チャンピオンコミックス版をそのお客様にほとんど売ってしまったが、もちろん同じ4巻でも『○○人間』が入っていない版だった。

 ところで、実は自宅の本棚にはチャンピオンコミックス版の『ブラック・ジャック』がもう一揃い並んでいて(コンプリートではないが)、まさかうちの4巻には『○○人間』が載ってはいないよな・・・と確かめてみると、おお、なんと載っているではないか!ていうか自分が持っていたということを忘れていたとは・・・。ちなみにこの4巻には『○○人間』の他に、おなじく通常では削除されている『しずむ女』と『二人のジャン』も掲載されています。

 というわけでうれしくなってたちばなさんに見せびらかそうとお店に持ってきたが、どうせなら売るか!ということで棚に並べております。強気の価格になっているので、こころしてどうぞ。そういえば『発酵人間』の話だったんだけどね・・・。

 今日の国分寺は曇り。

 今日流れているのは、ポリス。ベスト盤です。
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by yoshizo1961 | 2016-03-12 15:48 | マンガあれこれ | Comments(0)
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