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マンゴージュースな本屋さん

 昨夜の『アジアの本屋ダラダラ放浪夜話』(トーク:池内佑介氏 主催:西国図書室)はおかげさまで無事終了。雪の予報や寒さが心配だったけど、天候の乱れもなくイベントもつつがなくできてよかった、よかったと。

 キャンセルが少し出て参加者は16名。スタッフ及び池内さんを入れると全員で21名がまどそら堂の店内にひしめきあうという、はじめての大人数でどうなることかと思ったけど、池内さんを取り囲むような形で肩を寄せ合うように座っていただきました。やっぱキャパは20名くらいかな。といってもバックヤードを広げたら20名もきつくなりそう。今後のイベント計画について考えることもできてよかったです。

 さてさて肝心の池内さんのお話について。はじまりは幾分緊張気味(あたりまえだよね)にはじまったトーク。声も小さめで聞こえづらいかなと。それが話が進むうちにだんだん声のトーンが高くなり、しっかり聞こえるようになってきて、興に乗りだしたらもう大丈夫。朴訥な人柄がにじみ出る素朴な語り口ではあっても、自分が見て感じて経験してきたことを誇張もなく語る池内さんの話を参加者はじっと聞きこんでいました。

 台湾、香港、中国、マレーシア、シンガポールの個性的な書店の話。店主さんとの関わり、各国においての書店の立ち位置など歴史や色々な要素も含めての具体的な本屋さんの姿が感じられるような話に引き込まれます。中国の南寧にある書店では、注文したマンゴージュースがあまりにも不味く、代金を払い忘れたというエピソードなどそうした本屋周辺の話には笑いました。

 池内さんはそうした各書店について記した小冊子もつくっておられ、また中国語による日本の本屋さんの紹介なども書かれているので、アジアと日本の本屋事情をつなぐ貴重な人になりそうな予感。今後の展開に期待しております!

 今回の企画は西国図書室の篠原さんによるもの。告知・手配・進行とフレンドリーな司会で楽しいイベントにしてくれました。前半後半の合間の休憩時に、台湾の烏龍茶と沖縄のポーポーを出してくれた同じく西国図書室のりかさんにも感謝。もちろん面白いお話を聞かせていただいた池内さん、参加していただいたみなさん、ありがとうございました!まどそら堂をこうしたいい感じのイベントの会場として使っていただいてほんとうれしいです。またお願いしまーす!

 今日の国分寺は晴れ。次はうちの企画でトークイベントを!

 今日流れているのは、ブライアン・イーノ。静かな・・・
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by yoshizo1961 | 2016-01-24 15:33 | お店あれこれ | Comments(0)
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