『やがて森になる』ふたたび

 ひと月前から開催していた「小谷ふみ物産展」も今日が最終日。小谷さんの作品を集めた棚に多くのお客様が来てくれました。今日いちばんのお客様は、小谷さん特製の写真と言葉のカレンダーをお求めになられてうれしかったです。

 さてさて、『やがて森になる』をお店に置かせてもらうようになってどのくらいでしょうか。2年くらいですか?赤い小さな本がお店にちょこんとあるのが定番の風景になって、その風情のかわいさもあって、小谷さんを知らなくても手に取られるお客様がいらっしゃいます。そうして気に入っていただいたお客様は買って行かれて、そのたびに入荷してまたちょこんといつもの場所でお客様を待っています。

 本そのものが小谷さんのひととなりを表していて、本同様、小谷さんもかわいい方です。控えめであっても赤い装丁が象徴するように、表現は情熱的でありかつ慎み深くもあるという激しさと落ち着きの両方を持った作家さんです。その胸の奥に抱えているものが小谷さん個人の苦しみや葛藤であっても、それが読んだ人のこころに共鳴するのは、きっと誰にも共有できる何かが言葉の中にあるからだと思います。

 日々の日常を切り取って表現していても、小谷さんの意識が切り取った世界はどこか切なく感じられ、そこはかとない言葉のはざまに時間が静止するような間を感じることもありますが、そこが好きなところでもあり、小谷ワールドなんだと思ったりします。

 棚の手前にはお客様と小谷さんが声を掛け合うようにちいさな手帖が置かれており、気がついたお客様はなにか書き込みしていかれます。僕も何か書き込みたかったですがここで書いてしまいました。小谷さん、また近いうちに「小谷物産展2」、お願いしますね!

 今日の国分寺は晴れ。まどそら堂は明日も営業です。

 今日流れているのは、押尾コータローです。
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by yoshizo1961 | 2015-12-29 14:44 | お店あれこれ | Comments(0)
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