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古本市とますく堂

 昨日の定休日は、都心にお出かけした。

 池袋の西口公園で恒例の古本市が始まっていたので、なにかいいものがないかなと。朝はのんびりして昼からてけてけと行ってみたが、会場の人出はまあまあというところ。

 昨日は人に当たるというか、久し振りの都心だったので、人口密度が一気に増大して人に酔うというか、疲れますな。まずは、天中殺だったのか、行きの電車で立っているとなりのおばさんが話に夢中でカバンをふりまわすのでカバンがガンガン当たって気分わるーって感じ。池袋に到着して、棚を見始めたらもう自分のペースは絶対変えません的なおじさんが、人を突き飛ばすように棚ににじりよるので、ムッとして気分わるーって感じ。そんなに気張らんでも本はいっぱいありますがな・・・と言いたくなる。今日はこんな日なのかいな・・・。

 ま、そんなわけでてらてらと各テントを徘徊して獲物を物色。でも琴線に触れるような本には出会えず、それでもなんとか洋書絵本を数冊ゲット。もちろんいい本もいっぱいあるし、それなりにレアなものもゴロゴロしてたけど、なんだか胸が躍るような感じが薄いのはなぜだろう?

 西口公園の古本市もそこそこにして、池袋に来たなら行かねばならないもうひとつの古本市といえば、池袋の秘境または魔窟、古書ますく堂。西口公園から行く道も椎名町から行く道も体にインプットされており難なく到着。

 あいかわらずの乱雑ぶりの店内に踏み込めば、仕入れたばかりの本が段ボールからはみ出して、どう動いていいのかとおそるおそる奥に進む。幾度目かの訪問で慣れてきたのか、本がよく見える気がする。こうしてみると、乱雑に置かれているようであっても店主の視点ではきっちり並べられているのだろう的な棚も感じられ、よくみればいい本がそこかしこに置かれているのであった。

 西口公園より落ち着くわ・・・と思いつつ、近況などを話したりしておいとまする。買った本にますく堂オリジナルのカバーをかけてもらった。サクッと手際よくカバーをかけるその手つきはさすがベテランの技なのであった。

 池袋ではもうひとつ寄るべきところもあるんだけど、約束してなかったので帰ることにして椎名町まで歩く。帰りの池袋線では余裕で乗れるタイミングだったのに目の前で扉は閉められ、ああ今日はやっぱりなんかずれてるなーと。多摩湖線ならぜったい乗せてくれるんだけどなーと思ったりした久し振りの都会であった。

 今日の国分寺は曇り。肌寒いですな。お知らせ:明日の土曜日は都合により臨時休業させていただきます。また日曜日に。よろしくー!

 今日流れているのは、レディオヘッド。『KID A』です。
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by yoshizo1961 | 2015-10-23 13:55 | 本あれこれ | Comments(0)
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