今日も冷たい雨が

 今日も冷たい雨が降り続く・・・。

 ピンクフロイドの歌のない歌が、お店の天井あたりで渦を巻いて落ちてくるから、時間を経て、茶けている紙の本は、歌のない歌をたっぷり吸い込んで少しばかりしっとりとする。こんな冷たい雨の日の午後は、店番ひとりで何も考えずにピンクフロイドを聴いているのがいちばんいいのかもしれない。

 まだ二十歳にならない頃の、ひとり暮らしの四畳半で聴いたピンクフロイドもこうして冷たい雨の午後だったような。ガラス窓のそばにある背の低い垣根の木の葉に伝って落ちる雨粒が、なんだか悲しかったような。

 いまもそんなに変わらない歌のない歌。二十歳にならない頃に感じた感傷とはまた違う齢を経た感傷。それはそんなに重くもなく、かといってぼんやりともしていない。そんな確固とした感傷なんてあるのだろうか?

 とにもかくにも、雨が降ればこうしてピンクフロイドを聴き、何をするわけでもなく誰かがドアを開けるのを待つ。誰も来なければこんな冷たい雨の午後には、ただぼんやりとして過ごす特権が与えられる。それがいいのかなんてことは、どうでもいいということにして。

 ・・・そんな気分になった冷たい雨の午後でした。

 今日の国分寺は雨。それでも一人、二人とお客様が・・・

 今日流れているのはピンクフロイド。皆さんも雨の日に聴いてみてください・・・
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by yoshizo1961 | 2015-04-14 16:57 | お店あれこれ | Comments(0)
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