相変わらず村上春樹は人気あるね。お店でも何かと話題になる作家。国分寺でジャズ・バーをやってた話やその場所などで盛り上がる。でも意外と若いお客様は、最近の作は読んでいてもデビューした頃の作品はあまり読んでいないみたい。
デビュー作の「風の歌を聴け」や2作目の「1970年のピンボール」、次の「羊をめぐる冒険」あたりと、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読んでいないなんて!そのはざまの短編集もいいのに・・・。
デビュー作やピンボールあたりの初版単行本はいい値がついてる。「世界の・・・」の函入りの初版なんてとんでもない値段になってるし。お店でも函入りを何冊か売ったけど、並べればすぐ売れる本というのも珍しいし、ありがたい。
「世界の・・・」は作品自体が素晴らしいので、古書価がどうのなんてどうでもよくて、読む価値のある本だと思う。村上春樹は人気がありすぎていまひとつ乗れない(なんでもアンチの半官贔屓なので)が、この作品は手放しでおすすめ。
それに、売れすぎた「ノルウェイの森」も、悪くはないと思う。なんて偉そうに言うと、ハルキストににらまれそうだが、売れすぎちゃったからなー。結果的にもっとマイナーな作家だったら、もっと愛せそうなんだが(笑)。そういうわけで、新学期に村上春樹はいかがですか。
今日の国分寺は晴れ。いい天気であったかいですなー
今日流れているのは、アズテック・カメラ。ネオ・アコでしたっけ・・・