ぼろぼろの靴

 たしか骨皮筋さんの詩の一節で、ぼろぼろの靴とぼろぼろの今日、っていうのがあったっけ?

 靴はぼろぼろになるまで履く。そういうタイプ。まだ学生の頃、帰省した時に私が履いていた靴を見て、母親が悲しそうな声でこう言った。・・・人は足元を見るから、靴だけはちゃんとしたものを履いてくれ、そうしないと人に嗤われる、と。

 わかってるよ、それくらい。そう思ってはいても履きつぶすまで同じ靴を履いていた。貧乏性なだけでもない。気に入ったらそればっかり履く。ぼろぼろになっても自分はその劣化を共にしているので違和感もないし、第一、足に馴染んで履きやすいから履いているんだ。そう思っていたのでいまだにそのクセ(?)が抜けない。

 もちろんこの歳になったら多少のTPOをわきまえて、状況に応じて履き分けているけど、基本的に楽なスニーカーが多くなる。母親の懸念は、ぼろ靴を履いていると育ちが悪いと思われる、ということなんだろう。育ちのいい悪いなんてどうでもいいことだと思うので、そういう意味では気にならなかったけれども、それでもここぞという時にはいい靴を履いて行ったりするのはやっぱり見栄なのかな、とも思う。

 ぼろぼろの靴を履いていても、人間がぼろいわけじゃない。それはポリシーでもある。尖ったファッション性でもって服や靴で主張するタイプでもないから、ダサいのは嫌だけど、多少はカッコいい靴で、それがぼろぼろになっていくまで履く。

 なんでまたぼろ靴の話なのかというと、先日の誕生日に妻からのプレゼントでスニーカーを買ってもらってうれしかったということと、靴屋さんで試し履きをするときに新しいスニーカーと自分が履いていたスニーカーとを見比べて、今まで履いていたスニーカーが想像を絶するボロさだったことに気が付いて唖然としたから。靴屋の店員さんも引いていた?思わず、これは作業靴です…と言いそうになったほどボロかった(笑)。

 今度は赤いスニーカーを買おうと思っている。派手でも落ち着いた赤のスニーカー。とびきりいいやつを。そしてたぶん、ぼろぼろになるまで履く・・・と思う。

 今日の国分寺は晴れ。昨日の天気予報では雨だったので店内を雨仕様にしておいたのに・・・。いいんだけどね、べつに。

 今日流れているのは、ピンク・フロイド。「炎」です。
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by yoshizo1961 | 2015-01-27 13:46 | お店あれこれ | Comments(0)
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