最近、妙に鈴木翁二の問い合わせが多いんだけど、なんかあるの?
たんぽぽ娘が売れてしまってぽっかりと空いたところに、元気づけてくれるのが鈴木翁二だったとは・・・。あの鈴木翁二的銀河宇宙をこよなく愛す人々が大勢いらっしゃるなー、と。青林堂版の「鈴木翁二作品集」。値付けはしっかりだけど、状態はいいし、サインもあるし、限定本だし。売れたらもう帰ってくることはないだろうな・・・。
以前も書いたけど、やっぱり鈴木翁二は”夜“が似合う。宮沢賢治ともちょっと違う、しかし夜の小路を、星を見上げながらトボトボ歩いている感じ。やっぱり夏なんだけど、冬の夜でもいいか。吸い込まれそうな夜の闇というか、あの世界観が妙に気持ちがいい。
リアリズムな作品も入ってるけど、やっぱり「雨の色」とか「マッチ一本の話」、「さみしい名前」、「星の栖家」、「夜」あたりが好きだ。「街道の町」系はどうも悲しくなるので。鈴木翁二の作品で映画を作れば?誰か作ればいいのに。もうあるのかな?モノクロームな画面と、素朴な音が合いそうだ。あ、「オートバイ少女」があったな。アニメでもいいかな。
まあ、勝手なことを言っているけど、本棚に置いておきたい本だな、と。眠れない夜にそっと取り出してラムネでも飲みながら読んでみたい。やっぱ夏かな・・・。それまで売れませんように。
今日の国分寺は晴れ。雨も上がって久し振りに明るい空。しかも暖かい!こんな日は古本日和ですよ!
今日ながれているのは、FくんCDの70年代ロック集。エアロスミスの「ドリーム・オン」とか。