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カエルの王様

  子どもの頃、グリム童話の「カエルの王さま」を読みましたか?

 この歳になって読んでみて、いまいちわからない気がするのは、純粋に反応する感受性がぼけているせい?かと思ってしまうくらいなんだかわからなかった。

 ストーリーが理解できないわけではもちろんなく、ただその展開と各登場人物の心情がよく理解できない。子どもの頃どう感じたかなんて覚えてないけど、読んだ記憶はある。それにしても子ども時分に読んでおもしろかったのかな?ここまで疑問を呈すとなんとなく気になって読みたくなる?でしょ。

 カエルにされてしまった王子。カエルにされるってどんな気分かな。アマガエルならそんなに抵抗なくさわれて可愛い感じだったけど、ガマガエルとか食用ガエルは無理だったなー。トノサマガエルも・・・微妙。カエル系ってあの脆弱そうな皮膚がちょっと無理だったりするよね。そおーっと触らないとプチってつぶれそう・・・。ガマガエルのいぼもなー・・・。だからせめてカエルにされるんだったらアマガエルにしてほしい。表記は漢字の雨蛙で。漢字の“雨蛙”ってなんか文学的でない?

 話は逸れるが、むかし家でゴキブリが出たとき、ゴキブリは外から来るんだろうと思って家の外の窓際にゴキブリホイホイを置いておいたら、なんとゴキブリじゃなくてヤモリ(またはイモリ)が一匹捕れていたことが。しかもまだ生きていたのでなんとかはずそうと大騒ぎしたことがある。最初は驚きとヤモリのリアリティで動揺したが、何とかはずそうとしているうちに表情がかわいいのに気が付いてなんとなく愛おしくなってきた。そうなると、助けたい!という気持ちが強くなってくるもんだ。

ゴキブリホイホイの接着剤って超強力なので無理やりはがせばヤモリの腹は皮膚ごと引きちぎれそう・・・。それでホントに少しづつ時間をかけてはがしていったが、その時のヤモリの脆弱そうな皮膚感がカエルのそれと似ているなーと思ったのを思い出したのだった。

カエルから王子さま・・・ねえ。王子さまの家来が迎えに来て、ホッとしたあまり鉄の輪っかが外れるっていうのも、それで?っていう感じかなー。ああ、素直に読めない(笑)。毎日照らすたびにお日様でさえ驚くほどの美しいお姫様って、どれだけ美人なの?(ここにつっこまなくても)。けれども性格に問題ないか?

まあいろいろあるんだろう。この話、教条的なところってあるの?ない?グリム童話はたまにわからないものもある。というより解釈する意味合いを持たない話もあるってことかな。結局のところ、そのままの話なんだろう。あらゆる意味で「カエルの王さま」、おすすめです。

 今日の国分寺は晴れ。晴れてるのに寒いですなー。

 今日流れているのは、クロノス・カルテットからカーペンターズ・・・夕方からはジョン・レノンです。
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by yoshizo1961 | 2014-12-08 15:15 | 本あれこれ | Comments(0)
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