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UFOだ!

  しばらく前に入荷した本の中に横尾忠則の「UFO革命」があった。1979年に晶文社から出た本で、黄色とキンアカの2色カバーが異様に目立つ。

 横尾はしょっちゅうUFOの話をしているので、好きなんだなぁと思っていたが、この本を読むと好きレベルではなくて、信じ切った上でのUFO話なのであった。盲信的ともいえるが、確信的なUFO論。自分の絵画作品にも大きく影響しているのだろうなあ。UFOって、考えてみるといったい何なのだろうね?

 たいがいは、もう刷り込まれてるわけで、UFOっていえば円盤だし、乗ってるのは宇宙人。他に考えられるのはどこかの国の兵器か、異次元からの乗り物か。タイムマシンっていうこともあるかも。まあ、そんなところか。どちらにしても信じてみる立場なら考えどころだが、はなから信じてない立場だったら、ミステリアスな作り話というだけでおしまい。

 実際見たことがあるなら別として(何かの錯覚であっても)、見たことのないものを信じるのはちょっと難しくは、ある。では、電気はどうだ、と言われれば、見えないけれどあるわなぁ、とは思うよ。・・・ちょっと違うか。見える見えないじゃないもんね。存在ってことを基準に考えれば、不確かなものであっても在るという人が少数でもいるなら、在る可能性はあるし、無いといっても、たとえ幻想であってもUFOという概念自体はもう在るので、在ることの裏返しとしての無いであるから、無いという立場は、ちょっと分が悪い。なんだかよくわからないが、在ると言えば在る、無いと言っても在る、ということにして。

 自分としてはUFOは未来からのタイムマシンであってほしい。グレイって進化した人間みたいだし。とは言っても、宇宙から来た宇宙人でもいいんだけどね。というか、どうでもいい?って思ってるでしょ?まあね、そうですな。でも、横尾忠則も真剣ですから・・・。横尾好きのお客様が来れば、まずこの本をお勧めしましょう。結構レアですし。

 ベントラー、ベントラー!(UFOを呼ぶ呪文)と呼びかければあなたの頭上にUFOが来てくれるかも。UFOに乗ってるどなたかが、古本好きだったらいいですな。買取もしますよ!

 今日の国分寺は晴れ。いい天気です。

 今日流れているのはライ・クーダー。「パリ、テキサス」です。
 
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by yoshizo1961 | 2014-07-15 16:08 | 本あれこれ | Comments(0)
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