大導寺シンの音楽夜話

  6月25日(水)の晩、久し振りに「虎の穴」が開催された。今日はその経過報告。

 今回は学生2名と店主の3人。学生の一人はパンク詩人の大導寺シン。もう一人はM.A.T.なるサークル活動を繰り広げ、成年ではあっても「少年」と呼ばれる学生。今回は中心メンバーの一人が都合で不参加のため、男3名による「虎の穴」となった。

 まずは、「問う今日と、国分寺詩」展におけるイベントでの大導寺シンの作品「優美な屍骸」についての追想戦。作品の評価、検証というより後日再制作された映像作品と、新たに制作されYouTubeにアップされている新作の映像についての考察から始まった。大導寺本人がメイキングを語り、他の2名がその詳細についてインタビューするというかたちで進行。映像表現の話から、大導寺の本筋であるパンキッシュなロック系ミュージックの話に移行。スクリレックスに象徴されるダブステップ系といってもよくわからないが、そっち系のしかも亜流の本道(?)を標榜する大導寺の音楽は、いまだカテゴライズされ得ないオリジナルを目指していると思われる。テクニックじゃなくてマインドだという某パンクバンドの教えを胸に、詩作とミュージックの二本立て、そしてその融合を目指す。表現欲求の源は、自らのコンプレックスから来ると公言するが、その表情は、コンプレックスを既にねじ伏せる術を手中にし得た自信あふれる若者の顔であった。結局、今回の「虎の穴」は“大導寺シンの音楽夜話”となった。

その後、ビジュアル系バンドの話から、音楽そのものより、見た目やポリシー重視に偏ったバンドたちの、食玩のような存在感を面白がる感性について話が及び、そこから「お面」について考察へ。そこから次回の「虎の穴」では各自制作したお面をつけて参加するという展開に。ただし、「お面」についての考察ではなく、まったく別のテーマを、お面をつけて考察するということ。その回は動画でも記録することとなった。

 次回のテーマは、「少年」のプラモデル作りの話からヒントを得て、プラモデルの構成要素である《ランナー》(切り離すこと前提のプラモデルのパーツの外枠のこと)と、ロケットの《ブースター》両者に共通する”用済み“という概念について考察することとなった。それがなければ成り立たないのに、しかしいずれ捨てられるという前提にあるもの、その言葉について。

 というわけで、次回の「虎の穴」のドレスコードは「お面」です。テーマは「ランナー、ブースター」。7月9日(水)19:00~を予定しております。どしどしご参加ください。
映像は大導寺シンの新作です(音楽は以前に制作されたもの。イベントでも本人のパフォーマンスのオープニングで流されていました)。

 今日の国分寺は曇り。雨もふるのかな?

 今日流れているのはトム・ウェイツ。「マーサ」が入っているアルバムです。



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by yoshizo1961 | 2014-06-27 13:57 | 虎の穴あれこれ | Comments(0)
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