先週のプログレつながりで、今日はマイク・オールドフィールドの話。
マイク・オールドフィールドを知らなくても、ホラー映画の名作「エクソシスト」のテーマ曲といえばピンとくるかも。全編に流れる妙な音楽が「チューブラーベルズ」。と言っても、ホラー映画のために書き起こされた曲ではない。すでに曲はあって「エクソシスト」にピックアップされたわけだが、ミニマルなプログレがホラーの臨場感を引き立てるという、あっているようであっていないような。
中学生の時に「エクソシスト」を友達と観に行った。もちろん怖かったが、その音楽に興味を持ったわけでもなく、ただ映画のインパクトだけが残った。数年後、おなじみのFくんが録ってくれたテープの中の1本に「チューブラーベルズ」が入っており、それから「チューブラーベルズ」はフェイバリットナンバーとなった。
たしかヴァージンレコードが出した最初のアルバムが「チューブラーベルズ」だったんじゃなかったか。とにもかくにもこの曲はよく出来てる。変な言い方だが、一人で全部演奏して音源を作ってミックスして、こんなすごいものが出来ちゃうのはやっぱり才能だろうか。「チューブラーベルズ」は、このアルバム以外にⅡとⅢがある。Ⅱもなかなかいいので好き。
食事も終えて、何にもしなくていい時間。それも夜がいい。じぃーっとして「チューブラーベルズ」に耳を傾ける。最初はゆっくりと。だんだん盛り上がってきて最後にはじける。ただそれだけの数十分が至福だ。プログレのこんな名盤、ちょっと無いと思うよ。おすすめです。
今日の国分寺は晴れ。いい天気だった。
今日流れているのは昨日と同じく押尾コータロー。昨日とは違うアルバムです。