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「棚」

 棚の本はきれいに整理して並べるべきか、否か。

 ジャンル別、もしくは関連する書物で分類して棚を作っているが、著者の50音別で並んでいる棚に慣れているお客様には、こうした並べ方に戸惑う方もいらっしゃる。うちのお店の棚は少し特殊で、小さなボックス状になっているので連続して同じ系列の本を並べていくには無理があり、大雑把に文庫、単行本、雑誌などに分類してギューギューに詰め込んでいるという感じ。

 お店の入り口寄りは少し間口に余裕があるので、お客様は入り口あたりの棚を中心に見て行かれ、奥の棚には近づいて来ることが少ない。狭いところに、床に箱を置いて並べだしたので、お店の奥の棚には物理的に寄って来づらくなっている。

 当初から入り口手前寄りに文庫本をまとめて並べているが、最近もっと混ぜこぜにしたほうが面白いかもと思う様になった。というより、前述の理由から手前側の空間の方がより購買力が上がるので。

 けれども新しく入荷した本を入れたり、棚の整理を始めると、どうしても隣の棚に派生してそれが芋づる式に伝染し、結局手に負えない状況へと追いやられる。でもきれいに整理されているより、しっちゃかめっちゃかに積み上げている様なパターンがお好きなお客様も少なからずいらっしゃるので、多少救われる気もするが、うちのお店で床に積み上げるとほとんど立つ場所が無くなるので、それだけはしない様にしている。

 いつも新鮮な棚でありたいと思っているが、実際そうもいかないのが現実。けれどもまず第一に棚作りが大事なので気をつけなければと思っている。たまに目茶苦茶になっていて、なんでここにこんな本が、ということもありますが、わざとではなく店主の単なる力不足によるものです・・・。

 今日の国分寺は晴れ。意外に古物の講習会が長引いてお店を開けるのが遅くなりました。早い時間に来てくれたお客様がいましたら、申し訳ありませんでした。

 本日のBGMもイーノです。
「棚」_b0304265_1833936.jpg

by yoshizo1961 | 2013-11-18 18:33 | お店あれこれ | Comments(0)
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